
今日、当社が買主様(A様)を仲介する物件の引き渡しがありました。
ぱちぱちぱち。
売主様は大手仲介業者さんが担当です。
売主様側担当者は本日の決済に出席できないということだったので、別の方が代理で来てくれました。
もちろんの事ではありますが、買主様には、とても喜んでいただけたのは言うまでもありません。
引渡し時に発覚。
数日前に、たまたまAさんがその物件の前を通った時、売主様がちょうど引越作業などをしていたので、これはラッキーでした。
Aさんは現地を訪れて売主様にいろんなお話しを伺ったそうです。
近隣事情の事などたくさん教えてもらったそうで、そんな喜びのメールもいただきつつ、良い関係のまま手続きが進んでいました。
ーーーーーー
そして決済当日である本日。
銀行での決済手続きの際に、現地の残置物について確認をしました。
すると、当初残置をお願いしていないエアコンを「置いてあるからね」と親切心で売主様が発言するのです、、、。
・
・
・
・
・
あれ?
エアコンの残置はお願いしていないのになぁ、、、と私は思いつつ、買主様の顔を見ると笑顔のまま、、、。
あれ?
私の勘違いだったかな?
ここで間違いがあるとまずいので、過去の経緯をまとめている書類とメールの内容を再確認すると、やっぱりエアコンについては撤去希望となっており、残置を希望しておりません。
(売主様も当時合意済みです。)
不在にしている担当者へ連絡
決済手続きの際、冒頭にも書いたように担当者が不在です。(別の方が代理で来てくれました。)
別の担当者は残置物についてのやりとりは一切わかりません。
そのため、すぐに担当者へ連絡をして、事の流れを説明すると、、、。
やはりこちらの行っていることが正しいのです。
売主側仲介会社担当は「私からの残置物依頼メールのやり取り」をコピペして売主様へ送信しているため、間違っているわけがありません。
つまり。
売主様の「親切心が起こしたもったいないトラブル」というわけです。
(仲介会社さん、口頭で構わないから残置状況の確認しといてください(笑)。)
売主様へ説明「撤去には費用がかかります」
エアコン4基の撤去には費用がかかります。
なので、Aさん(買主様)を担当する私としては、こういった余計な出費になることは許容できる話しではありません。
だって、Aさん困るでしょ?
絶対にNGです。
ということで、ここはドライに、こういう契約(引渡し)条件になっており、依頼した内容と引渡し条件が違うので、撤去費用がかかった場合にはご請求いたしますので、ご了承ください、とやんわりとお伝えしました。
もし納得できないようでしたら、担当者に相談をして頂けますか?とも念押しで説明をしました。
場の良い雰囲気を壊したくない、、。
もしも撤去費用がかからないのであれば、そのままでいいとは思うのですが、やはりお金がかかることについては、白黒はっきりさせないといけないのは当然のことですよね。
だって、Aさんは私を信頼して仲介を任せてくださっているのですから、その信頼に応えなくてはいけないのは普通の事です。
しかし、こういったことを言えば、場の雰囲気は悪くなることは必至です(笑)。
とは言え、Aさんにも当社にも落ち度がないのですから、やっぱり伝えざるを得ませんよね。
Aさん安心。
Aさん、ニコニコ笑顔ではいましたが、心の中では一番困惑したでしょうね。
という事で、私が売主様に対して、あやふやにせず明確に説明をさせてもらったことで安心してくれたようです(笑)。
私としては、私の依頼主であるA様のお客様利益(=依頼者利益=Aさんの利益)が最も重要であるわけですから、しっかりと対応をするのは当然の事です。
今回は決済後にも対応が残ってしまいましたので、引き続きしっかり対応をさせていただきまして、最後まで笑顔であってほしいと思います(笑)。
売主様に対しては、せっかくの親切心があだになってしまい、こういう事を伝えることはちょっと心苦しいですが仕方がありません。
どうして勘違いしちゃったかなぁ、、、。
一生懸命に対応をして下さっただけに、申し訳ない気持ちにもなる私です、、、。
まとめ
売買の当事者(売主様と買主様)が後々に後悔や失敗の念が出ないように、仲介会社担当者は明確な説明と対応をして、良いものは良い、ダメのなものはダメとお客様に理解をしていただくことはとても大切なことです。
それを伝える仲介会社担当の行動や発言は最も大切であると思います。
仮に勘違いをさせてしまったのであれば、それは仲介会社担当者の伝達ミスという事になるでしょう。
担当者の対応の如何によって、お客様の満足度が変わるというのはよくあることです。
本日は、最後の最後にこういったことが起こってしまったことは残念としか言いようがありませんが、こういったことも相手がいる事なので、ある意味では仕方がないのかもしれませんね。
でも、当社が担当するお客様にはそういった想いをしてほしくないのです。
という事で、最終的には満面の笑みでご夫婦とお別れした、そんな1日のスタートです(笑)。
PS。なんで当の担当者が来ないのか、不思議に思うんだよね。
引渡しというイベントは、お客様にとっては最も大切なことのはずなのですから。
(どの担当者も、忙しいのは理解できるのですが、そこに別の予定を入れざるを得ない事情があったのかなぁ?)
なんか、心の無い機械的な仕事に見えてしまうのは私だけなのでしょうか、、、。
良い担当者ではありましたが。
コメントをお書きください