今お持ちの不動産にお住まいにならなくなった場合、売却をするか賃貸経営をするか、、、

(↑ 悩んでます(笑)。)
どちらも所有される方の判断によりますが、結果的に良い方向になるか悪い方向になるかは、数年たって投資効率(回収額)が明確にならないと、結論は分からないものです。
しかし、机上での想定として、プラスになる確率、マイナスになる確率、つまりリスクはおおよそわかるのではないかと思います。
で、一般的には、次のお住まいが決まっている場合で、現在のお住まい(空家予定)が今後、利用する可能性がない場合には、私個人の意見は、売却がおすすめとなります。
というのは、その不動産を持っているための保有リスクがあるからです。
(しかし、立地が素晴らしく空室リスクが極めて低い場合は、この限りではありません。)

保有リスクを理解し、上手に賃貸経営ができる方であれば、所有し、賃貸経営をすることはおすすめできます。
が、賃貸は経営であり、賃借人はお客様という観点で考えておく必要があり、所有者責任がかかるという事は肝に銘じておかないといけませんし、長い間には、賃借人から思わぬクレームが出ることがあります。
最近では、ハチが巣を作っているというのがありましたが、個人的に一番気になったのはこれです↓。
ゴキブリが出たからという苦情で、大騒動になっていることを聞きました(笑)。
それでも対応をしないといけないわけですから運悪くクレーマー的賃借人が入った場合には、心労がかかることも考えておく必要がありそうです。
【賃貸物件活用または保有する事のリスク】
空家の状態なら、草むしりの必要性や、不法占拠または放火の可能性があり、結構気になるものです。
賃貸経営をされる場合、建物老朽化や賃借人死亡による物件価値の下落。
設備修理の大家様費用負担と手間、賃借人が退去し再募集をする際のリフォーム費用負担、敷金精算業務、賃貸仲介が成立した際の仲介手数料の支払い、賃貸市場動向の変化や固定資産税等の固定費、、、etc
というものがざっと頭に浮かんできました。
もう一つ言えることは、将来売れない(売りづらくなる)不動産になる可能性もあるということもあります。
このようなリスクと家賃収益、そして将来売却したとき。最終的にどれが一番利益を最大化できるかがポイントになるでしょう。
ちなみに、大家さんの責任は結構重いので、その点は充分に理解されたうえで、決定して欲しいと思います。
大家さんの社会的使命は大きいのですが、個人の生命を住まいを通じて守るという意味合いもあるわけですから、その点は肝に銘じましょう。
ちなみに、将来その不動産にまたお住まいになる等の理由がなければ処分して、その資金を他に有効活用に充てた方が良いような気もします。

どのみち選択は1つしかできませんから、ぜひ様々な角度からご検討いただき、ご自身のご家族にとって最高の決断をしてほしいと思います。
コメントをお書きください