老後に困る物件って?「立地適正化計画」のこと。

 

不動産を購入する場合、「老後に困る不動産は購入したくない」と考えて購入する方は、

沢山いると思いますが、「立地適正化計画」というのをご存知の方はまだ少ないでしょう。

年を取れば運動能力も低下しますし、いろんなことができなくなってくることもあります。

そんなご年配の方がどんな物件を購入すると困るのかはだいたい想像ができますが、

自分の家族の未来を想定して、物件を選ぶことはとても大切なことです。

 

そういう視点は当然大切なんですけど、更に一歩進めて「まちづくり」を

含めた考えを持っていると、実はさらに奥の深いものになります。

 

多くの方は、周辺の環境(立地)、交通の便、食料品や日用雑貨等の

調達等は重要であると考えますね。まったくもって、ごもっともだと思います。

 

で、皆さん聞いたことがあるかわかりませんが、「立地適正化計画」

というのがあるんですね。(まだ、定められていない市町村もたくさんあります。)

 

これ何かって言うとね。

 

全国的に少子高齢化で、今後ますますその影響が大きくなると言われています。

行政関連では財政への影響があるでしょうし、高齢者は社会福祉に頼ることが

多くなるでしょうから、もっともっと一定の地域に、人や商業施設、医療施設、

教育施設等を集中させた方が、あらゆる意味で、効率が良くなると考えられるわけです。

 

つまり、コンパクトシティ化を目指すという動きです。

●居住誘導区域 (更に向上させようとする区域の事です)

 

●都市機能誘導区域 (医療・福祉・商業施設等の立地を誘導する区域です)

 

●居住誘導区域外 (インフラ投資や公共施設の設置が行われなくなります)

 

でね、上記の、居住誘導区域外に指定された地域(これからなるであろう地域)の

不動産価値はますます下がるはずです。

なぜなら今後の街の発展をあまり見込めませんし、現在公共施設や医療・福祉・

商業施設があっても、だんだん無くなっていく可能性は否定できません。

となると、こういった場所に不動産を購入すると、将来売却をする時に、

売却(処分)がしずらくなったり、売れなくなる可能性は出てくるでしょう。

 

この前、お客様で実家が東北の、、、、という話を聞いたのですが、

中心地でもない地域等の場合には、ほぼ確実に不動産価格は下落し、

場合によっては無料でももらいません、てことになる可能性も想像ができます。

 

その場合、ソーラー発電を設置し売電投資なんかをすることもありなのかもしれません。

 

府中市の場合、現在は「府中市中心市街地活性化基本計画」というものがあります。

大國魂神社~府中公園、小金井街道~府中街道の内側が指定されています。

簡単に言えば、このエリアをもっと便利にしていこう!という計画で、

これは立地適正化計画とは異なります。

 

また、府中市もちゃんと将来を見据えていて、

プロポーザル方式による立地適正化計画策定支援委託事業者の選考をしたようです。

 

以下は、府中市のホームページより一部抜粋しました。

 

本市における居住・都市機能の立地、公共交通の充実に関わる効果的な施策展開を

図るため、持続可能なまちづくりの推進に向けた課題を整理するとともに、

本市の都市構造等の現状や、人口等の将来見通し、他分野の関連施策等との連携効果等の分析を行います。

 

府中市は東京都のほぼ中心に位置していますので、府中市が「居住誘導区域外」を

指定するというのは今のところ想像はできません。(個人的意見として。)

ということで、こういった「まちづくり」にも思いをはせると良いかと思います。

 

人が集まれば、そこに不動産の需要が生まれますので、

やはり、物件価格が極端に下落するというような事は

あまり気にしなくても良いのではないかという想像ができますね。

ということで、そういったことも、皆さんが知っておくと良いかと思いますが、

毎日の生活は屁理屈ではないので、家族の幸せがなんなのか。

 

それが最も重要であるというのは普遍的なものだと思いますし、

一人一人が自分たちの幸せがなんなのかを考えるというのは、

とても重要であるのは当然で、大切な事だと思いますね。