
今日は、全然愚痴る事じゃないんだけど、ちょっと愚痴っぽい感じのお話しを書いてみましょう(笑)。
先日契約したお家の引渡日を何とかはやめてほしいと、買主様(業者)より依頼を受けています。
私は売主様と買主様(業者)の間に入っていますから、お互いの事情が見えるのです。
ですから、買主様(業者)の事を想えば早めてあげたい気持ちはあるのですが、
不動産の売買には、相手がいるわけです。
冷静になって、もう少し相手の事情にも思いを馳せることも必要なのではないかと思うのです。
だって、かなり食い下がってくるんだもの、、、。
何度説明をしても、何度も何度もです。
買主様(業者)の気持ちはわかるので、私自身不愉快になることはありませんが、売主様にそれを伝えれば、売主様はきっと不愉快な気持ちになることでしょう。
==例です==
不動産売買契約の引き渡し約定日は12月1日。
売主様はこの日までに引渡しをすれば債務を履行したことになり、買主様はこの日までに引渡しを受ければ権利を履行したことになるので、なんら問題はありません。
とすれば、売主様は12月1日までに引渡しをすれば良いのです。
買主様は12月1日までに代金を支払い引渡しを受ければ良いのです。
それが契約(大人の約束)というものです。
そしてその証拠が記載されているのが契約書であるわけです。
しかし!
買主様からすれば、約定日に係らず、引渡日を少しでも早めてほしいとの強い希望です。通常のお取引であれば、その要求は自然の事です。
しかし、売主様としても次のお住まいの事情があるので、そうはいっても現実を見れば難しいのです。
なぜなら、
当初売主様は、決済日を12月20日希望で物件を売り出されてたのに、
買主様の依頼を考慮して12月1日に早めていただいているのです。
ですから、既に売主様は契約時点で譲歩しているし、意地悪しているわけではありません。
さて、冷静に考えてみましょう。
じゃぁどうすればいいのよ?と言うお話になるわけですが、
対応は実にシンプルそのものです。
●売主様も買主様も、不動産売買契約書に書いてある以上の要求は出来ないのですから、契約の時になぜそれを納得して調印したんですか?と言うお話しになってしまうのです。
説明は一言一句抜かさずしっかりとしましたし、心配な点や不安な点、理解できない点がないかを何度も確認しています。
●不動産売買契約書の内容はとっても重要だし、約束事がそこに記載されているのだから、調印をした以上は相手方に対して大人の対応をすることが大切です。
●だって、相手の気持ちを考えたらそうでしょ?
しかも、買主様は業者さんです。
百歩譲ったとしても業者さんが一般の売主様に対してそういうことを要求するのってちょっと不自然かな。
●あまりに自分の都合を押し付けようとすれば、せっかくの楽しくうれしいはずの取引もうれしくないものになる(可能性がある)のです。
私からすると、あまりにしつこく何度も何度も何度もお願いされてしまうと、
それはもう、お願いではなく強要だと感じてしまいます。
(もちろん、買主様の気持ちは分かるので無碍な対応はしませんが、、、。)
このように何度も何度もお願いする人は気を付けた方がいいことがあります。
何かと言うと、例えでいえば↓↓↓これです。
パワハラとかをやっている本人は何の違和感も感じていないでしょ?
なぜなら、本人がパワハラをやっていると気が付いていないからです。
本人がパワハラと認識していなくても、傍から見ればパワハラだったりすることってあるでしょ?
それと同じだと思います。
売主様も、他の事でかなりの交渉に応じてくれています。
だとすれば、買主様は業者さんなんだし、そこは我慢なのではないか、、、と思ったりもするのです。
まぁ、買主様の事情も知っているので、実に気の毒ではあります。
(そんなことないか、、、(笑)。)
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