お家の売買って難しく聞こえますが、
お家を売買するってことは、「権利」を売買する事なんだね。
この前、ふと思ったんだよね。
不動産には、所有権と借地権(底地)と信託受益権というのがあるんだ。
(ここでは、賃貸物件の事は考えません。)

●所有権は、このお家は自分のものだ!と主張ができる権利のことだよね。
●借地権は、土地を借りて自分のお家を建ててそこに住んでいる人が、
その土地を排他的に利用する権利のことだよね。
所有権を100%とすると、借地権の価値は60~70%程度が多いんだ。
●底地は、土地を貸して地代をもらっている地主さんの土地の所有権のことだよね。
所有権を100%とすると、底地の価値は30~40%程度が多いんだ。
●信託受益権はね、金融庁の免許がないと取引ができないので、
普通の不動産屋さんではお取引ができない代物なんだね。
数十億円というものも普通にゴロゴロあるんだ。
信託受益権って言うのは、原物である不動産の所有権という権利を、
信託受益権という権利に変換させて、その権利から利益を得たり、
売買するわけなんだけど、ここで説明してもわかりづらいし、
私は取扱いができない権利なので、詳しくは書きませんのであしからず(笑)。
でね。
不動産の売買と言うのは、原物のやり取りでもあるのだけど、
上の説明をみるとわかるように、権利の売り買いなんだね。
つまり、法律行為なんだ。
例えば、こんなのを想像するともっとわかりやすいよね。
僕にジャンケンで勝ったら、ガムあげるよ!
みたいな約束したとするでしょ。
あれも、契約行為なんだね。
相手がジャンケンに勝ったら、その瞬間に条件が成就するから、
その瞬間にガムの所有権は相手に移転するんだ。
これ、想像すると、すごいでしょ(笑)。
所有権が移転してしまったのに、じゃんけんで負けたのを悔しがって、
ガムを取りかえしたら、それは不法行為なんだね(笑)。
もしも裁判をしたら、ガムを取った人は負けてしまうんだ!(笑)。
結局何が言いたいかと言うと、
不動産売買は、所有権(借地権等)という権利を、
法律行為によって売買をしているという事なんだ。
改めてそういう事を考えると、なんだかすごいことをやっているんだね。
私も日常的にそういったことをサポートしているんですが、
もう起業して6年目ですから、結構やっているんだなぁと感慨深くなるよねぇ。
仕事を任せるポイントは、最後まできちっとやりきる人を見つけること。
失敗があった時は、それをすぐにフォローできる人でないとダメなんだ。
そこってとっても大切だよね。
もちろん、物件の引き渡しが完了した後も、遠慮なく質問できて、
何度でも、アドバイスをくれる人でないといけないんだね(笑)。
分かるでしょ!(笑)
お取引が終わっても、心と心のつながりが大切なんですね。
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