外壁は、雨風を防ぎ、断熱をするために大切なものですが、
様々な不具合が発生することがあります。
そんな時は、建物検査をしてみましょう。

●下地材まで到達するひび割れ、欠損、浮き、はらみ又は剥落、
雨水が侵入すると構造部材の劣化を促進させます。
最も多く使われているグラスウールなどの断熱材は、
雨水の重みでずれ落ちてしまう事があるようです。
また、グラスウールは乾燥した空気を静止させて断熱
するという特徴がありますので、
湿気があると断熱効果が弱くなってしまう事もあるようです。
複数の仕上げ材にまたがったひびや欠損がある場合も、
劣化が生じている可能性があります。
●当たり前のことですが、「ひび」と「欠損」がどの程度あるか注意してみましょう。
もしそのような箇所があれば、そこから雨水が侵入し、木造躯体の腐朽等を引き起こす可能性があります。
ひび割れについては幅0.5mm以上は注意ですが、ひびの長さにも注意しましょう。
長いひび割れは、雨水が侵入しやすくなります。
欠損は20mm以上を目安としましょう。
●外壁の隙間を埋めるために、シーリング材を使用しています。
これは、サイディングのつなぎ目、サッシと外壁の隙間、換気扇などの外壁を貫通する
設備の周囲等の隙間を埋めるためのものです。
シーリング材は紫外線により劣化が進行し、弾力性が徐々になくなり、
だんだん硬化してひび割れを生じてきます。
雨水の侵入を防ぐ大切なものなので、こまめに点検しましょう。

●外壁のひびと内壁のひびの位置がおおむね一致している場合、
その箇所は、建物の弱い箇所(弱点)です。
雨水の侵入リスクが高い箇所になるので、しっかりと点検をしてください。
場合によっては耐震診断や耐震補強等も必要な場合があります。
さあ、いかがだったでしょうか。
なんとなくわかってきたかと思いますが、お家の大敵は「雨水の侵入」です!
雨水が構造内部に侵入しないように、定期的に屋根、外壁などの点検をして、
大切なマイホームをしっかりと守り、そして長く利用しましょう!!
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