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【事例】相続したマンションを売却したケース|府中市片町

不動産業界歴 約21年 松田の本音ブログ

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この記事の要点

・相続したマンションに住む予定がなく、売却するかどうかの相談を受けた事例です。
・管理費、修繕積立金、固定資産税など、持ち続ける場合の負担を確認しました。
・無理なリフォームはせず、売主様の手残りを考えて販売方針を決めました。

相続したマンションに、今後住む予定がないなら、早めに売却を考えた方がよいケースがあります。
なぜなら、マンションは空室でも、管理費、修繕積立金、固定資産税などのお金が、毎月・毎年、ずっと負担が続くからです。

今回は、府中市片町で相続したマンションについて、売却を前提にご相談いただいた事例です。
※個人が特定されないよう、一部内容をぼやかしています。

【ご案内】

不動産の売却・相続・空き家でお悩みの方へ

売るべきか、残すべきか。府中市周辺で不動産の売却・相続・空き家のことでお悩みの方は、売却を決めていない段階でもご相談いただけます。

まずは今のご事情を一緒に確認し、無理のない進め方を考えていきましょう。

目次

住む予定がないマンションを相続した

ご相談者A様は、親御さんからマンションを相続されました。
親御さんとの思い出がたくさんある家ではありますが、ご自身はすでに別の場所に住んでおり、そのマンションに住む予定はありません。

最初にお話しいただいたのは、次のようなことでした。

  • このまま所有を続けて、活用はできるのか?
  • 売るなら、いくらくらいになるのか
  • 室内の荷物はどうすればよいのか
  • リフォームしてから売るべきか
  • 売却後、手元にどれくらい残るのか

相続した不動産には、たくさんの思い出もあります。
しかし、住まないマンションを持ち続ける場合、感情とは別に、現実としてお金の出費がかさみます。

空室でも管理費と修繕積立金は止まらない

マンションは、戸建てより管理が楽に見えます。草刈りもないし、外壁の修繕も管理組合が進めてくれます。
そのため、「急いで売らなくてもいいかな」と思いやすい不動産です。

しかし、空室でも管理費と修繕積立金はかかります。
固定資産税もかかります。
火災保険や室内設備の劣化もあります。
さらに、空室期間が長くなると、室内の空気がこもり設備も傷みやすくなります。

マンションは、使っていなくても多くの維持費がかかる資産であり、冷静に見れないまま放置すると、気づいたときには数十万円単位の負担になっていることもあります。

そのため『持ち続けた場合の費用』をざっくりと計算して確認をしてみました。

売却価格よりも、手元に残るお金を確認しましょう

売却相談で大切なのは、「いくらで売れるか」だけではありません。本当に大切なのは、売却後にいくら残るかです。

今回も、次の費用を確認しました。

  • 仲介手数料
  • 登記関係の費用
  • 印紙代
  • 室内の片付け費用
  • 必要に応じた室内補修費用
  • 税金関連(税理士に確認)

相続したマンションの場合、取得時期や取得費によって、税金の考え方が大きく変わることがあります。
不明な点がある場合は、税理士などの専門家に確認する必要があります。

当社では、査定価格を大きく見せることはありません。
売主様が判断しやすいように、根拠をもって実際に売れると想定される価格と、費用と、手残りを一緒に確認します。

より高く売ることは大切です。
でも、手元に残らなければ意味がありません。

リフォームにお金をかけすぎない方針にしました

室内を確認すると、築年数相応の使用感はありました。
ここでよくある悩みが、

「リフォームしてから売った方が高く売れますか?」というものです。

物件によります、が答えになります。

買主様の中には、自分好みにリフォームしたい方もおります。
以前、他のマンションでリフォームを施してから売却した際、当初予想よりも高値で売却できた物件もありました。
しかし、売却前に大きなリフォームをしても、すべての物件で、その費用を売却価格で回収できるとは限りません。

今回は、リフォーム前提で費用をかけすぎるのではなく、内覧時に印象が悪くならない範囲で整える方針にしました。

具体的には、下記のような進め方です。

・不要な荷物を片付ける
・室内を清掃する
・壊れている箇所だけ確認する
・過度なリフォームはしない

売主様にとって大切なのは、見た目を完璧にすることではなく、無駄な出費を抑えつつ、買主様が検討しやすい状態にすることです。

売り出し価格は「高すぎないこと」を重視した

売主様にとって、高く売りたい気持ちは当然ですが、最初の売り出し価格をあまり高く出しすぎると売れにくくなります。
特にマンションは、同じ建物内や近隣マンションと比較しやすい不動産なので買主様もよく見ています。

高すぎる価格で売り出すと、反響が弱くなり、反響が弱いまま時間が経つと、「売れ残っている物件」に見えてしまうこともあります。今回の売却でも現実を無視したような査定金額ではなく、実際に成約を狙える価格帯を提示し、A様にご理解をいただくことができました。

売却は、夢のような高い価格で売り出したとしても、残念ながら成約することはまずありません。
(誰しもが唸るほど立地が良く、『ひくてあまた』であれば、話は別です。)
買主様が動く価格、売主様が納得できる価格、その両方を見ながら進める必要があります。

販売中の反応を見ながら進めました

売却活動では、販売を始めてからの反応が大切です。
問い合わせがあるか。内覧希望があるか。見た人がどこを気にしているか。価格に対する反応はどうか。

これらを冷静に見ずに、ただ広告を出していても、問い合わせがなく売主様は不安になるばかりで、のちのち価格を下げることしかできなくなると、売主様はとても損をした気分になります。
今回も売主様に『お問い合わせ状況』などを、包み隠さずにすべてお伝えし、冷静に判断をしていただきました。

不動産売却では、売り出した後、どういう動きがあったかなど、担当者からの報告はとても大切です。

売主様自身が買う立場になったときに、自分の不動産をその値段(+条件)で買いたいと思いますか?という視点が必要になります。

売主様は、ご自分の大切な不動産を仲介業者に預けています。
だからこそ、良い反応も、弱い反応も、きちんと共有する必要があります。

当社では、売主様が売却活動の状況を知らないまま丸投げにならないように、販売中の反応をできるだけ分かりやすくお伝えし、当社と二人三脚で売却活動を進めています。

この事例のポイント

今回のポイントは、3つです。

1つ目は、住まないマンションを持ち続ける費用を確認したことです。
管理費、修繕積立金、固定資産税は、空室でも続きます。

2つ目は、売却価格だけでなく、手元に残るお金を確認したことです。
売却は、金額の大きさだけで判断してはいけません。

3つ目は、リフォームにお金をかけすぎず、売主様の手残りを考えた販売方針にしたことです。
売却で大切なのは、派手な提案ではありません。

売主様にとって、無理がなく、納得できる進め方を選ぶことです。

府中市で相続したマンションの売却をお考えの方へ

相続したマンションに住む予定がない場合、早めに売却を考えた方がよいことがあります。
空室のまま持ち続けると、管理費、修繕積立金、固定資産税の負担が続き、時間が経つほど室内の劣化や片付けの問題も出てきます。

「すぐ売るかは決めていない」
「まず価格だけ知りたい」
「リフォームするべきか迷っている」
「手元にいくら残るのか知りたい」

このような段階からご相談いただけると良いかと思います。
府中市で相続したマンションの売却を考えている方は、まずは売却価格、費用、手残り、販売方法を一緒に確認しましょう。

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