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不動産購入申込み。またひどい。【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

裏表のある営業
目次

不動産売買契約のドタキャン

数日前にA社のご案内でBさんが不動産購入申し込みをしてくれました。
ぱちぱちぱち。ありがたいことです。
私の立ち位置は売主様側の不動産仲介会社です。
A社が買主様側の不動産仲介会社です。

ところがです。
明日、不動産売買契約締結のタイミングで、客付側の不動産仲介会社よりドタキャン連絡が入ったのです。

お客さんの気が変わらないうちに契約してほしい

またか、、、

不動産購入申込書を受付けた時に電話でこう言われました。
A社の担当者が
お客さんの気が変わらないうちに契約を固めたいので、明後日契約できませんか。
「おたくだって、仲介手数料早くほしいですよね。」

と言うのです。

(私の心:早く欲しいとは思いません(笑))

はぁ~?何バカ言ってんだ、こいつは。
本心から、こういう発想の不動産仲介営業マンには呆れます。
そして私は、こう思ったのです。

そんな気が変わるような不動産購入申込みを取ってんのかな?
お客様は、この物件を購入するにあたり本当に納得しているのかなぁ?
ホントに大丈夫かなぁ?
後からキャンセルしたいとか言うんじゃないかなぁ?
と一抹の不安を感じたのです。

明後日、不動産売買契約を締結したいと言われても、書類作成が間に合わないし、売主様にも日程などの確認を取らないといけないので「確認を取らせていただきます。」というと、契約書類はA社で作るから、持ち回り契約でもかまわないので、すぐに不動産売買契約をしてほしいというのです。
当物件はマンションなので、A社スタッフが素晴らしく有能であっても書類作成はできません。なぜなら管理会社から取り寄せなければならない資料があるからです。
(※持ち回り契約とは、買主様に調印をもらい、後日売主様に調印をもらい、契約を締結する事です)

ようするに、A社顧客のBさんはこの物件を本気で決める気がないのに、営業マンが馬鹿みたいに押し切って、不動産購入申込書を書かせたんですね。
A社担当者は不動産売買契約書類に調印してもらえば、簡単にキャンセルができないと言いたかったのかもしれません。

だけどね。
例として、買主が2月2日に調印したとします。
売主が2月10日に調印したとします。
この場合の契約成立日は2月10日なので、買主であるBさんは2月9日までは契約の撤回ができるのです。
しかしA社担当者はこんなことを言うくらいの人ですから、売主様の調印が終ってなくても「もうキャンセルできませんよ。」とか「キャンセルするなら手付金没収になりますよ、違約金ですよ。」というようなウソを言って、契約をまとめてしまおうと考えていたのかな思うと、ほんとに悪質な不動産営業野郎です。

不動産購入申込みがキャンセルになった理由を確認します

考える営業マン

なぜキャンセルになったのだろう。
私は、売主様にご報告をしなくてはいけません。

どんな理由があったのかA社担当に聞きました。
すると、、、、。
エリアが合致できなかった、、、とのことでした。

私の心:はぁ~?申込みもらった時に確認したよなぁ、、、。(私は怒ってはいません。)

不動産購入申込みを頂いた時に、エリアも条件にピッタリだったと言っていたのに、契約直前になり、やっぱりエリアがダメだって言うのはおかしいのです。
で、私は思ったのです。

キャンセルするのは事情だってあるでしょうから、それは仕方がない事です。
だけど、エリアがどうとかっていうのは、物件を見に来る前からA社営業担当がわかっているはず。
そういった部分をしっかりサポートしていない営業担当なのだろうか?疑問です。

おそらく、キャンセルは簡単にできると言って購入申込書を取っていて、キャンセルしたときの当社への説明は嘘なのだろうと思います。

結果的に売主様にも迷惑をかけているので本当に困ったものです。
迷惑です。

このパターンは以前にも3回ほどあって、その度に、売主様にウソなくありのまま説明をしましたが、売主様から信頼を失うことになりました。
(私が悪いわけじゃないんだけどね、、、、(笑)。)

何を言ったところで、依頼主(売主)様を落胆させた事実は変わらないのだから仕方がありません。
その結果、媒介契約解除となったこともありました。
とほほ、、、。

その後、他社さんに売却依頼された売主様ですが、
・1年以上経過しても、未だ成約に至っていない。
・その後、半年くらいで売却中止。
・どうなったかわからない。
という結果になっています。

当社に落ち度はあったのか?

なるほど!の営業マン

ハッキリ言うと、私に落ち度はありません。
情報は隠さず明確な発信をしています。
ウソも当然ありません。

売主の売りたいという個別の事情。
買主の買いたいという個別の事情。
経済の動向。
不動産価格は、こういったことに左右されますが、今回の場合、買主の買いたいという個別事情に絡み、買主側の不動産会社の対応が、、、、という所が大きなポイントになるような気がします。
私だったら、キャンセルをされるような不動産購入申込みは絶対に頂きません。
なぜなら、

簡単にキャンセルするような不動産購入申込みは、
大人としても責任がある行動ではないし、
売主様に対しても、大変失礼だからです。

不動産仲介会社は、お客様のために仕事をしないといけない

考えるおじさん 

不動産の仲介をする会社は、お客様の利益を考えて行動するべきです。
気持ちの部分もしっかりくみ取って対応するべきです。
諸条件を考えて、無理のない提案をするべきです。

お客様の利益(相手側の利益も含め)を考えたうえで、不動産購入申込みを書いてもらうべきなのか、それとも書かないべきなのかアドバイスができたはずです。

よくよく考えてほしいのですが、
買う人がいれば、売る人という相手がいるのです。

「購入申込みは法的な縛りがないので、後から簡単にキャンセルできますよ。」というような説明をしているアホな不動産仲介営業マンがいるようです。
たしかに法的な縛りはありませんが、相手に対し思いを馳せて配慮する事ができなければ、ダメな営業マンであると思います。
自分の売上ノルマ達成のことしか考えていない不動産仲介営業担当者は、トラブルが発生したら責任のある対応はしてくれないと思いますよ。
なぜなら自分勝手なんだから。
取引終わったら、ハイさようなら、、、。

そう思いませんか?

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