不動産相続:古家のある土地の売却相談【府中市の不動産屋さん】
目次
買い替え大成功後のお客様がご相談に来られました
約2~3年ほど前に、Aさんがご来店し、お家の買い替えをしたいというご相談を受けました。
ご相談者様
今、神奈川県に所有している自宅(戸建)に住んでいます。
府中市に引っ越したいので物件のご紹介をお願いできますか?
もし、できるなら神奈川県の自宅の売却も合わせてお願いしたいのですが、できますか?
まつだ
はい。もちろんです。
買い替えは資金計算など様々なタスクがあるので、
全てお任せいただければご安心ですよ。
ご相談者様
売却もお任せできるんですね。
それは良かった。
購入と売却をまとめて対応してくれるなら安心です。
ありがとうございます!
そして、買い替えは超順調に行き、お家の買い替え大成功となりました。
その時、すごく喜んでいただいたのを今でも良く覚えています。
親が亡くなったのでどうしたらいいか教えてほしい
本日、電話が鳴りました。
Aさんの親がお亡くなりになったので、どうしてよいか全くわからないので、相談に乗ってほしいというご連絡です。
「我が家にとって、不動産に関することは松田さんが一番適任だと思うのでまた助けてください。」と言われると、頑張らないわけがありません。さらに「お金もお支払いしますので。」と言われましたが、わざわざお金をいただかなくてもと思いましたので、無料でお受けしました。このようにご自身からお支払いをしますと言われるお客様は誠意を持っていますので、その誠意に応えることに価値があると思うわけです。(もし頂く場合には、契約に基づいて本当に少額で良いかと思っています。)
おおむね1時間程度のやり取りをさせてもらいました。
2年前の買い替えをする際にも、いろいろと事情は伺っておりましたが、相続人間での考え方の相違があるため、それなりの修羅場になっている様相です。
私が、どちらが悪いというようなことを軽はずみに言えるものではありませんが、おっしゃっている気持ちは充分に理解できます。ですが、相手にも自分なりの考えがあるのでどっちにしても第三者である私が非難をしていいわけではありません。ましてや、当事者でもない人が、憶測で物事を語るなど言語道断です。
私はニュートラルな状態の立場を保ちつつ、いわゆる日常的、常識的な範囲での対応に徹するのみです。
遺産分割の話し合いが、一番のもめどころ
まずは、親の遺産がどのくらいあるのかを確認する必要があります。
つまり、、、敷地内と家の片付けをしながら、不動産、通帳、株、有価証券など、大きめの資産をチェックします。
細かいものについては、あとで分割すれば良いので、まずは相続人みんなで片づけをしましょう。
意見が合わない者同士の相続では、売り言葉に買い言葉に注意しましょう。
大したことじゃないのに、いちいち癇にさわることがあります。
冷静さを失わないようにしましょう。
意見の食い違いで、このヤロウ!と思っても、そこはグッと飲み込んで笑顔で対応してください。
数分もすれば怒りは収まりますし、それが大人の対応というものです。
喧嘩をしたところで得をする人はいません。
不動産の相続登記・測量・建物解体・売却活動
遺産の全体像がおおむねわかったら、次は遺産分割協議書の作成と相続登記です。
それらが完了したら測量をして、その後に空き家を解体します。
税制の優遇(特別控除の特例)を受けるためです。
ただし一定の要件があるので、必ずご本人が税務署または税理士に確認をしてから手続きを進める必要があります。
要件を満たしていなかった場合、自己責任になりますから注意しましょう。
(適用されると、所得税が最大600万円ほど減らすことができます。)
もし、税制の優遇(特別控除の特例)が適用されることがなかったとしても、購入する人にとっては、その建物は使用できる状態ではないので、値引き相談が入ることになりますから、どっちにしても解体をしてあげたほうが親切ですし、より高く売れることにもつながると考えられます。
それに、親から譲り受けた財産を、感謝の気持ちで次の方に移転することは、残されたお子さんたちの最後の親孝行としてしっかりと対応してほしいなと思います。
お家の売却は結婚と同じです。
売り手と買い手の両者が納得してはじめて良いご縁を結ぶことができます。
ある親が、『うちの娘・息子は最高なんだ、どうして理解をしてくれないんだ!』と主張したところで、相手がそれを認めてくれなければ結婚は成立しません。教養、勉強、優しさ、表情、しぐさなど、人を評価するものがたくさんあるように、不動産にもあるのです。
結論を言ってしまえば『好きか嫌いか』です。
好きになってしまえば、予算が許すなら高額な不動産でもご縁を結べるのです。
もしも、、、。
タイプも性格もまったく合わない人と一生共にすれば、60歳の誕生日に1億円あげるよ、と言われたらどうですか?
私はぜったいに嫌だな。多分60才になる前にストレスで死んでしまいそうですから、、、(笑)
ということで、引き続きAさんが安心できるようにサポートをしてまいります。
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