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不動産の共有名義は、処分の際、なかなか思うようになりません

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

財産、どうしようかな 府中市の不動産売却と購入
目次

共有名義という名の時限爆弾?不動産共有はトラブルの元

「マイホーム」という甘美な響き。いいですよね。
夫婦や家族の夢を乗せて、多くの方が不動産の購入を検討されます。
その他にも相続で取得するということもありますが、その際、『とりあえず共有名義にしておこう。』という選択肢が頭をよぎることもあるでしょう。

しかし、契約(または相続登記)をする前に、よく考えてみましょう。

不動産の共有名義は、一見するとメリットがあるように見えても、実は将来的に大きなトラブルの火種を抱えている可能性があります。

なぜ共有名義はトラブルの元となりやすいのでしょうか。

不動産を共有名義にすると、その不動産に対する権利が『複数人に分散されるから』です。

これは、単独名義であれば一人の意思で決められたことが、共有名義になると関係者全員の合意が必要になるということを意味します。

例えば、将来的に不動産を売却したいと考えた場合、共有者全員の同意がなければ売却を進めることはできません。
もし共有者の中に反対する人がいれば、あなたの希望通りに売却することは難しくなります。
また、修繕やリフォームを行う際にも、費用の負担割合や工事内容について共有者間で意見が対立する可能性も否定できません。

相続が発生した場合も、共有名義は問題を複雑化させます。
相続して共有名義になると、共有者同士仲が良く意見が合えばよいのですが、うまくいかないこともあります。
多くの場合、お互いの主義主張が対立して、けっこうな喧嘩になります。
私は、その生き証人として数あまたの修羅場を拝見してきました(笑)

さらに!共有者が亡くなると、その持分がさらに相続人に引き継がれ、権利関係が複雑化の一途を辿ることがあります。結果として、遺産分割協議が難航したり、共有者間で意思疎通が困難になったりするケースは少なくないのです。
相続が発生した際のトラブル回避方法は、速やかに売却処分するということでなければ、できる限り単独所有にして下さい。

おおきな土地の相続の場合、土地を人数分に分割して、それぞれの不動産を単独所有することをお勧めします。

そうしておかないと、のちに結構もめる可能性があります、、、。

不動産共有はろくなことがないと言われる一般論

終活する女性 不動産売却、不動産購入大成功

一般的に、不動産の共有名義が良い結果を生むケースは稀だと言えます。
その反面、購入時の住宅ローン控除の恩恵や売却時の控除税制を夫婦それぞれが受けられるといったメリットも存在します。
しかし、そのメリットと引き換えに、将来的に発生しうるデメリットやトラブルのリスクを考慮すると、デメリットが格段に大きいと感じる人もいます。

共有名義を選択したばかりに、いざという時に身動きが取れなくなったり、共有者間の関係が悪化したりする事例は後を絶ちません。
相続なんかの時もそうです。
「あの時、共有名義にしなければ…」と後悔しても、一度共有にしてしまったものを後から単独名義に変更するには、贈与税や不動産取得税などの税金が発生する可能性もありますし、手続きをするにも容易ではありません。

不動産の専門家の間でも、「共有名義はできる限り避けるべき」という意見はかなり多いです。
将来の不確実性を考えると、単独名義の方がシンプルで、後々の煩雑さを避けることができると言えます。

しかし。しかしです、、、(●´ω`●)

私はいつもツーマ(妻)と共有、、、(●´ω`●)

仲の良い夫婦 府中市不動産売却、不動産購入大成功

さて、ここまで不動産共有の一般的なリスクについて述べてきましたが、我が家では現在の住まいはツーマ(妻)と共有名義にしています。(●´ω`●)
さらに、これからの住み替え先もツーマ(妻)と共有名義にします(笑)

一般的な意見とは異なるかもしれませんが、私たち夫婦にとっては、共有名義が必ずしもネガティブなものではありません。もちろん、共有名義のリスクは理解しています。しかし、それ以上に、夫婦で協力して財産を築き上げていくという方がメリットが大きいのです。(そう考える人もいる、ということです。)

日々の生活の中で、お互いを尊重し、喧嘩もし(笑)よく話し合うことができていれば、共有名義による意思決定の難しさも乗り越えられると考えています。もちろん、これは私たち夫婦の関係性があってこそかもしれませんので、価値観や考え方が大きく異なる夫婦であれば、共有名義はやはり避けるべきでしょう。

我が家の場合は、幸いにもツーマ(妻)とは何でも話し合える(言い合いができる、、、(笑))良い?関係を築けています。将来的な自宅売却やリフォームの計画など、都度二人で相談しながら決めています。
そういったことができるのは、私が不動産のプロであり、いろんな視点を持っているからこそ、私の意見を聞いてくれるとも言えます。
もしかしたら、将来的に意見が衝突することもあるかもしれませんが、その時はその時で、二人で解決策を探せばいいやって感じです( ̄▽ ̄)

不動産を共有にしてはいけない人

×。 府中市の不動産売却、不動産購入大成功

「不動産を共有にしてはいけない人」について考えてみたいと思います。
以下のいずれかに当てはまる方は、不動産の共有名義は避けるべきでしょう。

  1. 共有者とのコミュニケーションに不安がある人:
    日常的に意見の衝突が多い、お互いの考えを尊重できないといった場合、共有名義にすると不動産に関する意思決定が困難になる可能性が高いです。
  2. 将来的に単独で不動産を処分する可能性がある人:
    いずれは自分の意思で自由に不動産を売却したり、活用したりしたいと考えている場合、共有名義は大きな足かせとなります。
  3. 相続対策を複雑にしたくない人:
    相続が発生した場合、共有名義は遺産分割を複雑化させる要因となります。スムーズな相続を希望するなら、単独名義が良いでしょう。
  4. 経済的に自立していない人:
    共有名義にする場合、ローンの返済や維持費の負担について、お互いが責任を持つ必要があります。経済的に不安定な状況で共有名義にすると、トラブルが生じる可能性があります。

上記に当てはまらない場合でも、共有名義のリスクを十分に理解しておくことが重要です。安易な気持ちで共有名義を選択するのではなく、将来のことまで見据えて慎重に判断してほしいと思います。

まとめると、、、不動産の共有名義は、一見するとメリットがあるように見えても、将来的なトラブルの種を多く含んでいます。特に、共有者とのコミュニケーションに不安がある方や、将来的に単独で不動産を処分する可能性がある方は、共有名義を避けるべきでしょう。

不動産の購入は、人生における大きな決断の一つです。

共有名義にするかどうかは、メリットとデメリットを十分に理解した上で、慎重に判断することをおすすめします。
後で後悔がないように、、、。

さぁお茶でもどうぞ、、、( ^^) _旦~~

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