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【事例】兄弟で共有名義になった実家の整理を相談されたケース|府中市

不動産業界歴 約21年 松田の本音ブログ

家族関係図
この記事の要点
  • 東府中駅徒歩10分以内(緑町)の、姉弟間で意見が分かれた共有名義の実家の事例です。
  • 売却を押し付けるのではなく、現在の登記や将来のリスクなどの「選択肢」を整理しました。
  • 共有名義の整理について、まずは何から始めればいいかを分かりやすくお伝えします。

実家を姉弟で相続したけれど「自分は売りたい」、「弟は残したい」と言っている……。
共有名義の不動産では、このようなご相談をいただくことが少なくありません。

実際には、共有名義だから売れないのではなく、誰がどのように考えているのかが整理できていないために話し合いが進まなくなっているケースが多くあります。
特に相続した実家の場合は、お金の問題だけではありません。
両親との思い出や、将来への不安、ご姉弟それぞれの事情が重なり、感情的な問題になってしまうこともあります。

今回ご紹介するのは、府中市緑町で相続した実家を姉弟で共有していたAさんの事例です。

最初は「売却したい姉(Aさん)」と「残したい弟さん」で意見が分かれていましたが、権利関係や将来のリスク、複数の選択肢を整理しながら話し合いを進めた結果、ご家族の関係を大きく損なうことなく方向性を決めることができました。

共有不動産の問題は、売却を急ぐことよりも、まず現在の状況を整理することが大切です。
同じようなお悩みをお持ちの方の参考になれば幸いです。


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目次

ご相談内容:緑町にある共有名義の実家と姉弟間の意見の違い

ご相談に来られたのは50代のAさんでした。ご両親が亡くなられた後、府中市緑町にある実家を相続され、名義はお二人の共有名義となっていました。

Aさんは、「誰も住まないのであれば売却も考えたい」と考えていましたが、弟さんは「思い出があるので残したい」というお気持ちでした。

そのため、共有名義のままでよいのか、それとも自分だけでも売却できるのか、このままにしておくと今後どのような問題が起きるのかが分からず、困って私のところへご相談をいただいた次第です。

状況整理で確認したこと

ご相談を受けて、まず最初に行ったのは売却査定ではありません。

まずは「今、何が心配なのか」を落ち着いて確認するために、現在の登記簿(名義)がどうなっているか、固定資産税の負担状況や建物の利用状況、そして今後の管理をどうしていくかなど、一つずつ情報を整理していきました。

共有不動産の場合、最初から「売る、売らない」の話し合いを急ぐよりも、まずは「現在のリアルな状態」を全員で確認することが何より大切だからです。

整理をしていく中で、共有のまま保有を続ける方法や、共有状態を解消する方法、あるいは将来的に全員で売却する方法など、複数の選択肢があることが分かってきました。

共有不動産でよくある課題

共有名義の不動産では、実際の手続きに進む段階で、固定資産税の支払いや、空き家管理の分担、将来必要になる修繕費を誰がどう出すのかといった、現実的な課題が少なくありません。

特に長い間、話し合いを避けてそのまま放置してしまうと、次の世代に相続が発生したときに名義人が子供や従兄弟に枝分かれして何十人にも増えてしまい、それこそ身動きが取れなくなるケースもあります。
そうなると、本来ありがたい相続不動産が、ケンカのもとになって相続動産になってしまうこともあります。

最終的な方向性

今回のご相談では、Aさんと弟さん、それぞれのこれからの生活設計や考え方を整理し、将来の管理負担や相続リスクも含めて感情論を抜きにして検討を進めてみました。

共有不動産には「これが唯一の正解」というものはありません。

状況やご家族の希望によって、売却するのか、持分を整理するのか、あるいは維持保有するのか、適した選択肢はそれぞれ異なります。

大切なのは、感情論だけでぶつかり合うのではなく、現実的な選択肢をすべて机の上に並べたうえで、お互いが納得いく方向性を決めることです。

今回のAさんのケースでも、それぞれのメリットと将来のリスクを比較した結果、将来の子供たちに負担を残さないために、売却を前提に準備を進めるという方向性で、円満に合意することができました。

共有名義の不動産でお悩みの方へ

共有名義の不動産は、売却、持分整理、あるいは管理継続など、ご家族の状況によって最適な解決方法は異なります。

今すぐ売却すると決めていなくても、まったく構いません。

まずは、現在の名義や権利関係、将来発生するリスク、そしてお互いにとってどのような選択肢があるのかを、一度きれいに整理してみませんか。

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