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【事例】相続した実家を売るべきか悩み、状況整理から始めたケース|府中市

不動産業界歴 約21年 松田の本音ブログ

どうすればいい、、、
この記事の要点
  • 相続した不動産をどうするべきか分からず、状況整理から始めた事例です。
  • 売却・保有・賃貸など複数の選択肢を比較しながら方向性を検討しました。
  • 将来の負担や相続人同士のトラブルを避けるため、早めの整理が大切です。

親が亡くなり、不動産を相続した。でも、自分たちは住む予定がない。売却した方がいいのか、それとも持ち続けた方がいいのか分からない……

相続不動産について、このようなご相談をいただくことは少なくありません。
実際には、相続したからといって、すぐに売却しなければならないわけではありません。

その一方で、「とりあえずそのままにしている」という状態が続くと、固定資産税や維持管理費がかかり続けたり、建物の老朽化が進んだりすることがあります。
また、ご家族の世代が変わることで権利関係が複雑になり、将来の話し合いが難しくなるケースもあります。

今回ご紹介するのは、府中市内で相続した実家についてご相談いただいたB様の事例です。

B様は当初、「売却した方が良いのかもしれないが、本当にそれで良いのか自信がない」とおっしゃっていました。
そこで私は、最初から売却の話を進めるのではなく、現在の状況を整理しながら、ご家族にとってどのような選択肢があるのかを一緒に確認することから始めました。

相続不動産の問題は、売却することが一番の目的ではありません。
まずは現状を把握し、ご家族にとって無理のない方向性を見つけることが大切です。
今回は、状況整理から始めて将来の方向性を決めていった実際の事例をご紹介します。

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目次

ご相談内容:相続した実家をどうするべきか分からなかったB様

ご相談に来られたのは60代のB様でした。

数年前にお父様が亡くなられ、府中市内にあるご実家を相続されたものの、ご自身はすでに別の場所に住んでおり、実家を利用する予定はありませんでしたが、「住まないから売ればいい」というほど簡単な気持ちでもなかったそうです。

なぜなら、仲のいいご両親と長年住んで、思い出がたくさん残っている家でもあったからです。

そのため、「このまま残しておいた方がいいのだろうか」「売却した方がいいのだろうか」「賃貸として活用することはできるのだろうか」と、さまざまな考えが頭の中を行き来していたそうです。

実際にB様がおっしゃっていたのは、「売るかどうかを相談したいというより、まず何を考えればいいのか分からないんです」という言葉でした。

まつだ

そこで私は、まず売却の話をするのではなく、現在の状況を整理することから始めました。

状況整理で確認したこと

ご相談を受けて、最初に行ったのは売却査定ではありませんでした。

まず確認したのは、現在の建物の状態や利用状況、固定資産税の負担、そして将来誰かが利用する予定があるのかどうかです。

お話を伺うと、ご実家は相続後も空き家の状態が続いていました。
定期的な管理は行っているものの、今後も継続できるかどうか不安を感じておられました。
また、ご家族の中にも将来的に住む予定の方はいませんでした。

つまり、「残したい気持ちはあるけれど、具体的な利用予定はない」という状態だったのです。


相続不動産では、このようなケースは決して珍しくありません。

私はB様に、「売却を急ぐ必要はありません。ですが、今のまま保有した場合と、整理した場合の違いを確認してみましょう」とお伝えしました。

状況整理とは、売却を勧めることではありません。
現在の状況を客観的に確認し、どのような選択肢があるのかを見えるようにする作業です。

相続不動産にはどのような選択肢があるのか

状況整理を進める中で、B様にはいくつかの選択肢があることをご説明しました。

1つ目は、実家をそのまま保有する方法があります。
(ご両親との思い出を残せる反面、固定資産税や管理の負担は続きます。)
2つ目は、賃貸として活用する方法があります。
(ただし、建物の状態によってはリフォーム費用や管理の手間が必要になる場合があります。)
3つ目は、売却という選択肢です。
(将来の管理負担や維持費を整理できるため、利用予定がない場合には有力な選択肢になります。)

私はそれぞれのメリットと注意点を整理しながら、ご家族に合った方向性を一緒に考えていきました。

B様が最終的に売却を選んだ理由

話し合いを進める中で、B様ご家族は「今後この実家を誰が管理するのか」という問題に向き合うことになりました。

ご家族の中に利用予定の方はおらず、今後も空き家管理が続く可能性が高い状況でした。
また、建物は築年数が経過しており、将来的な修繕費の負担も考えなければなりません。

ご家族で話し合った結果、
「思い出は大切だけれど、誰も住まない家を維持し続けるより、家族が将来困らない形に整理しておいた方が良いのではないか」という考えにまとまりました。

その結果、ご家族全員が納得したうえで売却を前提に準備を進めることになりました。

売却に向けて進めたこと

方向性が決まった後は、すぐに販売活動を始めたわけではありません。
まずは登記内容や権利関係を確認し、安心して売却できる状態を整えました。

その後、ご家族で思い出の品を整理しながら室内の片付けを進め、建物や敷地の状況を確認しました。

建物として販売するのか、土地として販売するのかも含めて検討し、ご家族の希望と市場性を見ながら販売方法を決定しました。販売活動では良い部分だけではなく、分かっている情報を正確にお伝えしながら進めることを心掛けました。

結果と感想

販売活動を開始した後、新しく府中市で住まいを探していたご家族とのご縁があり、ご実家は無事に次の方へ引き継がれました。

B様からは、「何をすれば良いのか分からない状態でしたが、状況整理から始めたことで家族全員が納得して進めることができました」というお言葉をいただきました。

相続不動産は、売却すること自体が目的ではありません。
ご家族が納得できる形で方向性を決めることが大切だと、改めて感じた事例でした。

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府中市密着14年
公認不動産コンサルティングマスター
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