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客付力ってなんだろう?【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

セールストークとしてよくあるのは、
1・うちは大手でネームバリューがありますよ。
2・来店がとても多くありますよ。
3・コンプラ遵守で安心ですよ。
4・客付けが強いですよ。
ところで仲介手数料率という言葉をご存知でしょうか。
仲介手数料は物件価格の3%+6万円+消費税です。
この3%の部分の事を指します。
売却依頼した所有者→手数料は不動産屋さんへ
購入依頼したお客様→手数料は不動産屋さんへ
こんな感じで、たまたまこの不動産屋さん1社で売主・買主双方をまとめた場合、仲介手数料率は3%×2になるので、6%となるわけです。
では、こんなデータがありますのでご覧ください。
大手不動産の手数料率表(2010年週間住宅調べ)
第1位 住友不動産販売 5.19% (1000件中730件が両手となる計算)
第2位 三井リハウス 5.12% (1000件中707件が両手となる計算)
第3位 東急リバブル 4.49% (1000件中497件が両手となる計算)
第4位 有楽土地グループ4.46% (1000件中487件が両手となる計算)
第5位 みずほ信不動産 4.21% (1000件中404件が両手となる計算)

これ、よぉ~く考えてみてください。
手数料率が高いという事は、売主様から物件の売却依頼を受け、買主を自社で見つけているという事になります。
では、売却依頼を受けている物件に他社が客付した数と他社の物件に客付した件数は以下の通りです。
1位のところは、他社が預かっている物件に対して1000件中270件だけ。
2位のところは、他社が預かっている物件に対して1000件中293件だけ。
3位のところは、他社が預かっている物件に対して1000件中503件。
4位のところは、他社が預かっている物件に対して1000件中513件。
5位のところは、他社が預かっている物件に対して1000件中596件。

つまり、上位ではない不動産屋さんの方が客付力があったり、共同仲介を積極的にしていることになりそうですね。
という事は「囲い込みをしていない」という風にもいえるのではないでしょうか。
 客付力があるというなら、多くの大手さんでは、なぜ他社物件の客付けは少ないのでしょうか。これは理由があるんですね。
(上記の解説)
1・うちは大手でネームバリューがありますよ。
 これは、売却委任を受けるための宣伝をより多くしているだけだから、高く売るとか、客付力は関係ありません。
購入を検討する方はまずは、物件ありきで探す傾向にありますから、会社名ありきで購入する方はとても少ないのです。
2・来店がとても多くありますよ。
 これもまったく関係ありません。不動産屋さんは、自社で宣伝広活動を一切しなくても契約できるんです。それは不動産業の仕組みが仲介業だからです。
3・コンプラ遵守で安心ですよ。
これは、会社の大小関係なく当たり前のことです。
宅建業の免許を持っていますので、まずいことはできませんし、しません。
が、一部の担当者はうまく泳いでいます。
4・客付けが強いですよ。
これは、仲介業の仕組からして、意味のない言葉です。それに大手さんには、客付力の高い営業マンなんてそうそういません。なぜかというと、会社の立場としては、社員のミスから会社を守るために営業活動に制限を設けていますので、ウルトラC的な事は出来ないのです。
弊社の場合、ご来店してご相談を受ければ、事情があって購入を中止する方以外は、ご契約に至ります。
これって客付力ありという事でよろしいのでしょうか(笑)。
礼儀正しい腹黒営業マンにはご注意を、、、。
最後の最後に安く売却されてしまうかもしれません。
なんでかって?
そんなこと書けません(笑)。

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