
不動産業者(担当者)が「お客様に裏切られたよぉ~。」という会話。
たまに、というかよく耳にする話です(笑)。
私が営業マンの立場から見れば、その気持ちは少しだけ、ほんの少しだけ理解できなくもありません。
しかし、私は、こういった意見に100%同意することはありません。
同意するとすると、多分数%とか数mmくらいしかありません。
なぜなら、、、。
裏切られるような対応をしている自分自身がいけないんでしょ、と考えるからです。
自分の力量不足をお客様に責任転嫁するなよ。
と私は本気で思っているからです。
”あやふや” 売却委任が委任されていない?
我々、不動産業者は、媒介契約書を頂けなければ、営業(売却)活動はできません。
ですので、媒介契約書の調印が完了して初めて売却のための広告ができるわけです。
当然ではありますが、売却委任を受けていない又は広告の承諾を頂いていなければポータルサイトにも掲載はだめです。
ですが、、、、
府中市内のA社さんは、媒介契約をもらっていないのに広告してたようです。
で、その後、、、、。
細かく書くのも面倒な気分になっちゃった私なので、いろいろとやったみたいです、という事だけ書いておきましょう(笑)。
売却委任を受けている体で3ヶ月満了
売却依頼の手続きに関し、詳しい事をご存じないお客様は、不動産仲介業者に売却委任をしていると思っていたそうなのですが、媒介契約書に署名押印をしているのにその書面を不動産仲介業者に渡していない、、、。
不動産仲介業者は、売却委任を受けているつもり、、、。(私の頭は???です)
なんだか変な状況で中途半端なじょうたいだったようです。
でね。
私が確認したところポータルサイトには掲載されていましたが、業者間のインターネット情報(レインズ)には掲載がありませんでした。
媒介契約書は”一般媒介”となっているのに、ポータルサイトには”専任媒介”と表示されています。
これ、明らかに情報操作ですし、そう思われても仕方がない状況です。
(ずっと追跡調査をしているわけではないので、細かいところは分かりません。)
つまり、俗にいう”情報の囲い込み状態”になっていたと可能性があるというわけです。
その物件が売りに出ているのを府中市内の不動産仲介業者は認知できない状況だった(認知しづらい)と言えるでしょう。
その結果、お客様をだますことになっている
私としては、同業者をあまり責めたくはありません(笑)。
人間だからミスもあるでしょうし、、、。
でもね、お客様の利益を考えた行動ではないことは明白であると言わざるを得ないので、やっぱり擁護できないのです。
府中市内の不動産仲介業者さんだし、知っている会社でもあったので、事を荒げる事無く襟を正していただきたいと思う次第です。
私自身、媒介契約を他社に鞍替えをされたお客様は過去いらっしゃいます。
たしかに、私はしっかりとアドバイスはしたけども、やっぱりその方の期待に応えられなかった事実はあるのだし、そこは素直に受け止めなければいけないと思います。
だから、お客様からの依頼に対して腹を立てる事なんて一切ないのは当然だし、愚痴が出ることもありません(笑)。
不動産仲介業者は、襟を正した対応をすることは当然だとしても、うまい事言ってお客様を騙すような行為は絶対にNGです。
業者間の情報を確認する(売主様のみできます)
売主様は、レインズ(不動産業者間の登録状況)を確認することができます。
媒介契約をした後、不動産業者がレインズに登録をすると「登録証明書」が交付されます。
その一番下に
・登録内容確認URL
・確認用ID
・パスワード
が記載されています。
コチラを使えば、現在どのような登録がなされているかを確認できます。
確認はできるのですが、これですべて確認ができるわけではないので、
特に重要な部分だけを確認できるというくらいに思っていたほうが良いでしょう。
(そもそも、この登録証明書をもらっていないお客様の場合、確認する術はありません。)
まとめ(売却は信頼関係が重要です)
売却委任は、お客様がその業者を信頼するからこそ依頼をするわけです。
しかし!
当初の信頼とは裏腹に、その期待に応えてくれていないのであれば、それはやはりだめなのです。
どうして売れないのか、ちゃんと聞いた方が良いのです。
・価格の問題
・広告のやりかた
・不動産仲介業者間の連携の問題
何がダメなのか、しっかりとアドバイスを聞きましょう。
実は、、、、不動産仲介業者に問題がない場合も往々にしてあります。
不動産業者がしっかりとしたアドバイスをしているのに、売主様がそれを無視している、もしくは理解しようとしない場合、他の不動産業者に依頼をし直したとしても、結局同じ道をたどる可能性があります。
何でもかんでも人のせいにする人は、やっぱり成功できません。
その観点で物事を見れば、不動産仲介会社を擁護できるかもしれません(笑)。
いずれにしても、ちゃんと冷静に判断することが、売却成功の秘訣だったりします。
売主様においては、営業活動の報告をうけましたら、その内容をしっかり確認し、不動産仲介業者とその状況をしっかりと共有して、その後、どのように進めていくかをしっかりと検討していきましょう!
コメントをお書きください