
ははは。今朝の私は、非難されまくりで、こんな感じかな(笑)👆
今朝7:00 売主様から連絡がありました。
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先日、不動産売却の契約をさせていただきました。
で、買主様もたまたまご縁があって当社で見つけることができました。
で、不動産売買契約締結の際、細かい説明をたくさんして、十分に納得されていたのですが、今朝、7:00くらいに、売主様から電話がかかってきました。
でね。ものすごい血相で怒っているわけ。
契約締結の際に、あんなに喜んで、とっても感謝もされていたのに、まさに青天のへきれきです。
でも、私にはその理由はなんとなくわかっていました。
そうです。
第三者の介入です。
知識のない第三者の介入
今回は、このブログを本人が読んだら、多分私のことだとわかるだろうけど、読者の皆さんには、とても参考になる話なので、あえて書かせていただきます。
Aさん(売主)、Bさん(賃貸仲介の営業)がいます。
Bさんが私に売却物件の相談をしてくれて、Aさんを紹介してくれました。
でね。
不動産売買契約締結をする前に、日程の件、細かく確認をしたわけです。
なぜ、日程が大切なのかと言えば、売主様がとっても忙しいから、こちらからの電話には日中出れない。
つまり、日程を明確にしておかないと、引き渡しまでに不測の事態が生じる可能性があることが最初から分かっているシチュエーションです。
私としては、Aさんの仕事の忙しさは想像に難くなかったので、日程はあえて余裕を見ておいた方が良いと思い、
・売主様の状況、引越日程のアドバイス
・買主様の銀行ローン審査の進捗具合と、担当者への細かいヒアリング
・抵当権の抹消準備
・司法書士の段取り
・評価証明や名寄帳の取得
・決済手続きの段取り
・私自身の交通の便の段取り
様々なことを考慮して余裕を持って対応しましょうと、何回も何回も何回も確認をした結果、●月●日に決済手続きをすると決断をしたのは、Aさん(売主)自身でした。
私はやや心配でした。
本当にその日程で大丈夫ですか?と何度も聞き返しました。
なぜなら。
ヤッパリ決済日延期したいとなれば、すべての段取りを変更しなくてはなりません。
手配のやり直しぐらいのことは別にどうでも良いことですが、
買主様に不測の事態が生じるかもしれないということが一番の心配ごとでした。
当初、日程については買主様が売主様に合わせてくれると、私に一任してくれているので、余裕をもって決済日を決めましょうとAさんに説明し、2か月くらい見てもいいんですよ。と何回も説明をしてご理解を得ていたのに、
今朝のAさんからの電話では
・日程が短いから引越ができない
・ローン承認に時間がかかるかもしれないなんて聞いてない!不安だ
・契約をやめたい
・抵当権の抹消手続きをやってくれとか司法書士との連携をとか勝手に話を進めてもらっちゃ困る
・契約書にはそんなこと明記されていない
・自分に不利な内容にばっかりなっている
というような内容でした。
とても残念なことですが、売主様は「とても有利」と言うと語弊があるかもしれませんが、我々プロが見れば、契約内容のバランスからして、買主様と比較すれば明らかに売主様にデメリットはありません、、、。
どうしてそう思ってしまったのでしょう、、、。
業務をしていて、はじめて、ここまでひどく人から非難されました。
でね。
私は、Aさんが何をどこで誤解しているだろうと思ったわけですが、とにかくものすごく怒っているわけです。
しかしね、、、。
私は、するべきことをちゃんとやっているし、Aさんに言うべきこともしつこいくらい説明をしているのだし、落ち度は一切ありません。
契約前には、何度も同じ説明をしたのだし、メモくらい取っていないのかなあ、、、とも感じてしまいました。
なので言い訳ではなく、事実を明確に再度説明
すると、、、、。
だいぶ怒りが収まってきたようでした。
BさんがAさんに何を言ったか知りませんし、それが原因かどうかはわかりませんが、第三者が間に入ったことで、大きな誤解が生じていたようでした。
で、売主様もかなり心配性みたいで、不安で不安で仕方がないようでした。
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で、売却をやめたい気分だ!とAさんが言うものですから、
私が答える言葉は、考える必要もなく決まっています。
私は平然と「それじゃ、契約辞めてもいいですよ。」と説明するしかありません。
Aさんは唖然としたかもしれませんね(笑)
しかし、不動産売買は契約ごとであり、相手がいるのですから、当然のことながら契約を履行しない場合、ペナルティーが発生するのです。
契約締結の際、何度も言葉をかみ砕いて説明をしたし、質問ないですか?不明点はないですか?しつこいくらい聞きなおすんですよ、私。
だって、理解しないで調印なんてしてほしくないから。
売り上げほしさに、人をだますなんて考えは、これっぽっちも思っていないからです。
お客様は、人間ですし、普段から不動産売買契約に携わっていない人ですから、難しい条文はすぐに忘れることもあります。だから、それは仕方ないことだし、そういったときは何回でもわかるまで説明をします。
でね。契約書にはそんな文章書いていない!と言うんですけど、明確に書いてあるんですよ。
一字一句、すべて読み合わせしてますもん。
一字一句ね。
結局のところ・・・
全ての日程はAさんの希望を反映しているのだけど、どうしてもこの部分を変更したいというなら、買主様に相談をして了承をいただければ、その部分に関しては変更が簡単にできます。
買主様は、当初より売主様の日程にすべて合わせますからよろしくお願いしますと、とっても謙虚にお願いされています。
そんな買主様に、契約をやめるというのは心苦しい部分はありますが、Aさんがやめるというなら、それはペナルティー条項通りの手続きであるのだし、私がだめだ!なんて言う権利は全くないのです。
でもね、相手あっての契約なんだから、誤解があってはいけないので、何がどうしてそうなったのか一つづつ確認をしました。
すると、、。
誤解に感じたことを一つ一つ説明したら、自分勝手に悪い方向に思い込みをしていたみたいでした。
う~ん。危ないなぁと思いました。
結局、理解を得られたわけですが、契約が終わるまではBさんには一切の情報は流すことはやめることにしました。
理由は、どんな勘違いだったとしても、
このお二人が、正しく業務を行っている私を批判する状況を作ってしまえば、BさんもAさんも不幸になる可能性があるからです。
つまり、お取引がなくなってしまい、ペナルティーという大金を支払うことになるからです。それは私の本意ではありません、、、。
どうして「第三者」が入るとだめなのでしょう?
一言で言ってしまえば、第三者と言うのは責任がない。つまり「無責任」なんですよ。
だから、事実無根のことを推測で思い込み、責任のない発言が自由にできてしまうのです。
しかし。
私は仲介者だから、責任があります。
信頼をしていただいたからには最後まで絶対にトラブルを起こしてはいけないという自負があります。
だから、絶対にトラブルなんて起こしたくないし、喜んでもらってお取引をしたい。
だけど、今回は、売主様の不安が原因でその考えが二転三転し、買主様や関係者すべてに日程変更の可能性を示唆せざるを得なく、不安にさせてしまうに至ったことは失敗だったと思います。
私がそういったAさん(売主)の状況を隠して取引を進めることもできなくはないのですが、土壇場になってヤッパリダメだったなんてことになったほうが相手側の傷が深くなるので、それを防ぐために情報は開示できる範囲でしっかり開示しなくてはいけません。
最終的には、ヤッパリ当初決めた通りに進めるということで落ち着きましたが、ヤッパリ第三者が変なことを言ってないとしても、まったく違う憶測のもとに話しが出来上がれば、まったく違った受け取り方をされてしまうことになりかねません。
まぁ。
Aさん(売主)が、引き続き私のお話しに聞く耳があったから良かったものの、聞く耳持たずに電話切られていたら終わりでした。
【大事なポイント】
契約をする当事者になる方は、「他の不動産会社に、勤めている知り合い」がいたとしても、その人が売買仲介を業務として詳しく知らないのであれば、意見を求めてはいけません。
賃貸仲介と、売買仲介は、同じ不動産取引という枠では同じように見えるかもしれませんが、実は、まったく異なります。(知識範囲と実務はまるで違います。)
賃貸仲介の人は売買仲介ができないし、
売買仲介の人は、賃貸仲介ができないなんてのはザラなのです。
特に大手にいる営業マンはその色が強い。
これは私の経験則です。
ちなみに、私は両方ともに経験がありますから、両方の観点からアドバイスできますが、、、。
もっともらしい第三者の意見は、本当に気を付けてください。
まとまる話が壊れることがあります、、、。
最後に、言い訳がましいですが、Bさんがどんな話をしたのか私は一切知りません。
こういったこともあるということを皆さんに知っていただくきっかけとして、記事にしてみました。
もう一度、書きますね(笑)
Bさんのことを悪い風には思っていません。
誤解させるような記事でごめんなさい(笑)
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