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不動産売却:第三者が介入すると話が壊れる、、、の話し【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

批判炎上
目次

非難されまくりの松田

ははは。
今朝の私は、非難されまくりで、こんな感じかな(笑)👆

先日、売却委任をいただいていた中古戸建の不動産売買の契約をさせていただきました。
買主様もたまたまご縁があって当社で見つけることができました。
不動産売買契約締結の時、わかりづらい条文は日常の会話に変換して説明し十分に納得されていたのですが、今朝、7:00くらいに売主様から電話がかかってきて、ものすごい血相で怒っているのです。
契約締結の時にはあんなに喜んで感謝をされていたのに、まさに青天のへきれきです。
でも、私にはその理由はなんとなくわかっていました。

そうです。第三者の介入です。

知識のない第三者の介入はトラブルの原因

今回は、このブログを本人が読んだら、多分私のことだとわかるだかもしれませんが、読者の皆さんには、とても参考になる話しなので、あえて書かせていただきます。

なるほど!の営業マン

Aさん(売主)
Bさん(賃貸仲介の営業:不動産売買については、にわか知識程度)がいます。
Bさんが私に、不動産売却を検討されているAさんを紹介してくれました。

不動産売買契約締結をする前に、日程について細かく確認をしていました。
なぜ日程が大切なのかというと、売主様がとっても忙しいから、こちらからの電話には日中出れないので、日程を明確にしておかないと引渡しまでに不測の事態が生じるリスクがあるからです。

私は、Aさんの仕事の忙しさは想像に難くなかったので、日程はあえて余裕を見ておいた方が良いと思い、
・売主様の状況、引越日程のアドバイス
・買主様の銀行ローン審査の進捗具合と、担当者への細かいヒアリング
・抵当権の抹消準備
・司法書士の段取り
・評価証明や名寄帳の取得
・決済手続きの段取り
・私自身の交通の便の段取り
様々なことを考慮して余裕を持って対応しましょうと、何回も何回も確認をした結果、●月●日に不動産売買の決済手続きをすると決断をしたのは、Aさん(売主)自身でした。

私はやや心配でした。私が想定していた日程よりも詰めた要望をAさんがおっしゃったからです。
本当にその日程で大丈夫ですか?と何度も聞き返しました。
なぜなら。ヤッパリ決済日延期したいとなれば、すべての段取りを変更しなくてはなりません。

私が手配のやり直しをすることは別にどうでも良いことですが、買主様に不測の事態が生じるかもしれないということが一番の心配ごとでした。
(買主様に不測の事態が生じると、それは売主様にも影響することになります。)

当初から買主様は、売主様に日程を合わせてくれると言って全て私に一任してくれたので、余裕をもって決済日を決めましょうとAさんに説明し、期間は2か月くらい先にしても良いことを何度も説明してましたが、

怒り狂うおじさん

今朝のAさんからの電話では
・日程が短いから引越ができない
・ローン承認に時間がかかるかもしれないなんて聞いてない!不安だ
・不動産売買契約をやめたい
・抵当権の抹消手続きをやってくれとか司法書士との連携をとか勝手に話しを進めてもらっちゃ困る
・不動産売買契約書にはそんなこと明記されていない
・自分に不利な内容にばっかりなっている
というような内容でした。

とても残念なことですが、売主様は「とても有利」と言うと語弊があるかもしれませんが、我々プロが見れば、不動産売買契約内容のバランスからして、明らかに売主様にデメリットはありません、、、。

どうしてそう思ってしまったのでしょう、、、。
不動産売買仲介業務をしていて、はじめて、ここまでひどく非難されました。
私は、Aさんの誤解だとは思っていますが、とにかくものすごく怒っているのです。
私は、するべきことをちゃんとやっているし、Aさんに言うべきこともしつこいくらい説明をしているのだし、落ち度は一切ありません。
不動産売買契約前には、何度も同じ説明をしたのだし、メモくらい取っていないのかなあ、、、とも感じてしまいました。

言い訳をせず、事実を明確に再度説明しました

考える営業マン

私は言い訳が嫌いです。自分を正当化するようなウソはもっと嫌いです。
なので、事実を明確に説明しました。すると、、、、だいぶ怒りが収まってきたようでした。

BさんがAさんに何を言ったか知りませんし、それが原因かどうかはわかりませんが、第三者が間に入ったことで、大きな誤解が生じていたようでした。
Aさん(売主様)はかなり心配のようで、不安で不安で仕方がないようでした。

「売却をやめたい気分だ!」とAさんが言ったので、
私は平然と「それじゃ、契約辞めてもいいですよ。」と説明しました。
Aさんは唖然としたかもしれませんね(笑)

しかし、不動産売買は契約ごとであり、相手がいるのですから、契約を履行しない場合ペナルティーが発生するのです。
契約締結の際、何度も言葉をかみ砕いてペナルティーについて説明をしたし、質問ないですか?不明点はないですか?と、しつこいくらい確認しました。
なぜ、何度も確認をしたかと言えば、
理解しないで調印なんてしてほしくないと思っているからです。
売り上げほしさに、人をだますなんて考えは、これっぽっちも思っていないからです。
お客様は、普段から不動産売買契約に携わっていない人ですから、難しい条文はすぐに忘れることもありますから、それは仕方ないことですし、そういったときは何回でもわかるまで説明をするほかありません。

Aさんは「不動産売買契約書にはそんな文章書いていない!」と言いましたが、明確に書いてあるのです。
一字一句読み合わせ、さらに、すべての条文を日常の会話に変換して読み合わせしているのです。

Aさんの希望を最優先しましたが

解説する営業マン

全ての日程はAさんの希望を反映しましたが、どうしても変更したいというのであれば、買主様に了承をいただければ簡単に変更できます。

買主様は、当初より売主様の日程にすべて合わせますからよろしくお願いしますと、とっても謙虚にお願いされています。
そのような買主様に、不動産売買契約をやめるという申し出は心苦しいことですが、Aさんがやめるというなら、それはペナルティー条項通りの手続きがあるので、私がだめだ!なんて言う権利は全くないのです。

とはいえ、相手があっての契約です。
Aさんに誤解があってはいけないので、何がどうしてそうなったのか一つづつ確認をしました。

すると、、。

Aさんが、自分勝手に悪い方向に思い込みをしていたみたいでした。
う~ん、危ないなぁと思いました。
説明をした結果、比較的簡単に理解を得られました。

不本意なトラブルでしたが、Aさんがペナルティーを支払うことを阻止出来ましたし、Bさんにも喜んでいただける運びとなりました。
しかし、なんでこんな大それた誤解をしたのか疑問は残りますが、Aさんの話しを聞くと、Bさんが変な話しをしたのだろうと思います。

どうして「第三者」が入るとだめなのでしょう?

なんだろう?と考える営業マン

一言で言ってしまえば、第三者は責任がなのです。
つまり「無責任」なので事実無根のことを推測で思い込み、責任のない発言が自由にできてしまうのです。

しかし、私は違います。
仲介者だから責任があります。
思って
信頼をしていただいたからには最後まで絶対にトラブルを起こしてはいけないという自負があります。
だから、絶対にトラブルなんて起こしたくないし、喜んでもらってお取引をしたいと思っていますが、今回は、Aさん(売主様)の不安が原因でその考えが二転三転し、Bさん(買主様)や関係者すべてに日程変更の可能性を示唆せざるを得なく、不安にさせてしまうに至ったことは失敗だったと思います。

私がそういったAさん(売主様)の状況を隠して取引を進めることもできなくはないのですが、土壇場になって契約中止になるほうが相手側の傷が深くなるので、それを防ぐために情報開示はできる範囲でしなくてはいけません。

Aさん(売主様)が、引き続き私の話しに聞く耳があったから良かったものの、聞く耳持たずに電話を切られていたら終わりでした。

大事なポイント

不動産売買契約の当事者になる方は「(ほかの)不動産会社に勤めている知り合い」がいたとしても、その人が売買仲介業務に明るくなければ意見を求めてはいけません。

賃貸仲介と、売買仲介は、不動産取引という枠では同じように見えるかもしれませんが、実はまったく異なります。(知識範囲と実務はまるで違います。)

賃貸仲介を専門に行っている人は売買仲介ができないし、売買仲介を専門に行っている人は、賃貸仲介ができないのはザラなのです。
特に大手にいる営業マンはその色が強いです。
(これは私の経験則です。)

私は賃貸仲介、売買仲介ともに経験がありますから、両方の観点からアドバイスできます。
もっともらしい第三者の意見は、本当に気を付けてください。
まとまる話しが壊れて大きなペナルティーを支払うことになりかねません。

最後に、言い訳がましいですが、Bさんがどんな話をしたのか私は一切知りません。
こういったこともあるということを皆さんに知っていただくきっかけとして、記事にしてみました。

もう一度念押しですが、Bさんのことを悪い風には思っていません。
誤解させるような記事でごめんなさい(笑)

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