大手不動産仲介が不審です。不愉快です【府中市の不動産屋さん】
目次
大手だから信用できるってことはないんですね
A様が電話口で何度か言った言葉はこれでした。
ご相談者様
「大手だから信用できる」ってことはないんですね。
今回の経験ですごくわかりました。
松田さんの言っていることは本当なんだなぁと痛感しました。
ここ最近、不動産に限らず大手の不正が明るみに出ていますね。
ようするに会社の大小よりも、業務をする人の志のほうがよっぽど重要なのです。
・営業マンの経験値・知識量は、会社の大小とは無関係です
・営業マンの志は会社の見た目やイメージに比例しません
・各人の志をつぶしているのは、会社のルールそのものです(これがみなさんの盲点)
電話相談から
ついさきほど、、、。
A様から初めての電話でした。
仕事の依頼というよりは、セカンドオピニオンとして聞いてほしいという内容でした。
まつだ
困っている人を助けたいと思って仕事をしているので、何でも質問してください。
すると、大手不動産仲介会社を介してお家の売買契約(購入)をしたそうです。
手付金は300万円。
物件価格の割に高いなぁと思いましたが、弁護士が成年後見人になっている物件だったので、何かしらの事情があったのかもしれません。
対応したのは2年目社員
で、契約締結した後に、担当者から連絡が入りました。
営業マン
すみません。重要事項説明書に記載ミスがありました。
訂正したいので、預からせてください。
人間はミスはつきものですし担当者はまだ若い人なので応援したいという気持ちもあったので、苦情なども言わず快く対応されたそうです。
ところが、、、。
重要事項説明書だけ渡したつもりが、担当者が売買契約書も一緒に回収してしまい、なおかつ1ヶ月経っても全然書類を返してくれない、、、。
(その間、契約の履行について確認ができない、、、。)
後から考えると預り証も交付してくれていなかった。
私が思うに、明らかに経験不足の社員なんだから上司なりがサポートしても良いはずですが、そういったことはなかったそうです。(不動産仲介業界あるあるです。)
あまりに不安になったので「契約書類等を返してもらって良いですか?」と言うと、ようやく返してくれたそうで、そのタイミングで、営業所長と話しをしたそうです。
あまりに不信感がある!ということを営業所長に説明すると、営業所長もまたライトな対応をしてくれたそうです。
営業マン
(営業所長)
そんなにご不満でしたら、契約解除しますか?
違約金が発生しますけど。
ちなみに違約金は売買価格の20%です。
他人事のように平然と言われたそうです、、、。
この所長あって、この担当者あり、ですね。
その情景が手に取るように想像できる松田は、呆れて笑ってしまいました。
なぜ、契約解除しても良いと平然と言えるのか、お客様には理解できないかもしれませんが、松田は理解できます。
所長は、面倒くさい取引に時間をかけるより、やめちゃった方が、自分たちにとって得だと言いたいのです。
だって、受領済みの仲介手数料はもらえるんだから。
口コミがあまりに悪い、、、
で、A様が教えてくれたあるサイトの口コミを見ると、この不動産仲介大手の評価があまりに酷くて驚きました。
たくさんの支店の評価があまりに悪く、ちょっとびっくりです。
(私の中では、大手の中では比較的評価が高いと思い込んでいましたがそうではなかったようです。)
具体的な内容(書類画像付き)を苦情として書いてしまう人もいて、相当ご立腹されたんだなぁと思う口コミもありました。
口コミを見るとき、注意すべきこともあります。
意図的にウソ等の書き込みをしている場合があります。
すべての口コミを信用する必要もないのですが、口コミ内容が具体的過ぎて、本当に対応が悪かったんだろうと思いました。
人間だもの、、、
A様は、この担当者が2年目ということもあり、多少のミスはしょうがないし、人だからミスはあるのも分かるということで、最初は寛容に対応しようと思っていたそうです。しかし、だんだんと不安に不安が積み重なって、そうも言っていられなくなったそうです。
TVコマーシャル等は、イメージアップ戦略であり、スポンサー広告です。
企業側が自分たちをより良く見せるために宣伝をしているだけなのです。
A様はその意味が、心底わかったそうです。
今日たまたま、○○不動産(大手)が商工会議所で社員研修の準備をしていました。
どんな研修なのかは知りませんが、一応、研修という名の努力はしているようです。
しかし、会社が思っているほど、社員は勤勉ではないのです(笑)
けっきょくのところ、
昇進、昇給、ボーナスというニンジンをぶら下げて、人を統制しているだけの会社では、本当の意味で不動産営業マンが社会のために貢献しようという意識が育たないのです。
その原因は、金儲け主義(ノルマ主義)になっていて、志がないからだと思います。
そういう職場は、本当につまらないと思います。
人間だからミスは絶対あるし、ミスをした時、どうするかが人として問われているのだと思います。
プロにとって大切なことは、自分の利益を優先せず、お客様の希望に沿わせながらできるだけメリットある提案をする事だと思います。
もちろん、不動産というのは社会情勢の影響も受けますし、相手がいるものですから、ご自身の希望が100%になるのは、まず不可能です。
100%にならないことが確実だからこそ、できる限り満足度を上げるがんばりが必要です。
わたしたち、プロの宅地建物取引士が的確なサポートをすることが世の中に求められているのです。