住宅ローン白紙解除は仕方ないけれど、無責任な不動産営業マン【府中市の不動産屋さん】
目次
住宅ローン特約による白紙解除を受けて
数か月前の話し。
不動産売買契約をさせていただいた不動産の『住宅ローン特約期日』が迫っていました。
私は売主様の仲介担当で、買主様の仲介は『A会社Aさん』が担当です。
住宅ローン審査にあまりに日数がかかっていたので、買主仲介のAさんに連絡をしました。
すると「もう審査に出した」と言っていたと思ったら「●月●日に審査を開始します」と二転三転、、、。
う~む、Aさんは、ちゃんと対応できているのだろうか(;一_一)
そしてその数日後、Aさんから連絡が来ました。
Aさん「住宅ローンが否決されてしまいました。」
Aさんには最初から不安を感じるところが結構あったので、ある意味、予想通りの展開となりました。
年収は個人情報だから聞けない? ←あり得ない
まつだ
ローン審査、否決されたんですか。
買主様が(融資承認が取れる可能性があり)契約手続きを続行希望なら、売主様に期日延長を相談しますがいかがですか?
営業マン
はい。買主様はなんとしてもこの物件を購入したいと希望しているので期日延長でお願いします。金融機関は当社が提携しているところに相談してみます。他の社員が、提携金融機関なら融通が利くはずと言ってますので。
まつだ
ざっくりで構いませんので、買主様のご年収はどのくらいなのか直近3期分を改めて教えてください。
営業マン
前年度の年収は***万円くらいらしく、前々年は***みたいです。
その前の年収はわかりません。
職業は●●です。
まつだ
(;゚Д゚)みたいです? わからない?
職業が●●なんて初めて聞いたぞ、、、。
(;゚Д゚)何言ってんだ、この人は。
私は、この短い説明から『住宅ローンの承認が得られない』と判断しました。
まつだ
買主様の職業が●●なのに、なぜ住宅ローンが利用できると思ったんですか?
営業マン
①年収は個人情報だから聞けないですよ。
②金融機関の住宅ローン事前審査がOKだったから。
まつだ
(;゚Д゚)はいー? なにそれー。
お客様の年収は個人情報だから聞けないというのなら、名前も、住所も、電話も聞くな!と言いたくなりますけども私は大人です。
相手に失礼になることは言いません、、、(笑)
物件見学の前に、まずは資金計画です
物件見学をするのであれば、『私は支払いができるので不動産を見学します。』という意識が必要なのは当然のことですし、住宅ローンに不安があるのなら、いたずらに見学されても売主様は困るのです。
買主になる人に対して、最低限のルールを説明するのは仲介担当の責任でしょ?と私は思います。
逆切れをする不動産営業マン
私には売主様に対して報告義務があります。
住宅ローン不承認について、Aさんに『ちょっとつっこんだ』ヒアリングをすると、、、、。
不動産営業マン
【要約すると】
・松田さんは、細かすぎですよ。
・そんなことまで考える必要があるんですか。
・私に対して意地悪を言っているようにしか聞こえないですよ。
・ラクさせてください。
Aさんは、俗に言う逆切れをしてしまいました(笑)
私は、ちょっとしたヒューマンエラーには寛容ですが、
少なくとも、迷惑をかけられているのは、当社顧客の売主様なのですから、Aさんは、少し態度を改めになられたほうが良いかと思います。
あらためてAさんの名刺を見ると『宅地建物取引士』の記載がありません、、、。
宅建士は、不動産売買をするうえで『必要最低限の資格』だと思うのですが、持ってないんかーい。
つまり、そういうことです。
解約通知書をお願いします
『解除した、解除していない。手付金返金口座の通知』などのやりとりをしないといけないので、解除通知書の作成(手付金返金口座の記入含む)だけ買主様(書類作成はAさん)に依頼しました。
Aさんは、法的には解約通知はいらない、という趣旨のことを言って拒みます。
たしかに今回の契約条項では自動解除になりますが『法的には問題はなくとも、書面を作ったほうが両者にとってベター』なのですから、仲介業者としては、ひと手間やっておく方を選ぶべきです。
ようするにAさんは
『仲介手数料をもらえる可能性がある時は一生懸命対応するけど、仲介手数料がもらえない作業はやる気はないぜ。』というわけです。
『今だけ、金だけ、自分だけ』こういう時に人の本性が出るんだなぁと思います。
超大切。担当者の『矜持と能力と経験値』
不動産仲介を依頼するときは会社のネームバリューはまったく重要ではありません。
これについては、
だんだんと広く浸透してきている事実であり、
今回はまさにその事例になると思います。
Aさんには、不動産仲介のプロとしての矜持はないんだね。
矜持
読み方:きょうじ自信、自負、自尊といった「誇り」あるいは「プライド(pride)」の感情を意味する語。
「矜」の字は「ほこ-り(矜り)」と読まれる場合もある。即ち「誇り」の意味である。
矜持の語は、おおむね、その道を歩んできた者としての確固たる信念に立脚し、相手によって恥じたり引け目を感じたりするような相対的なものではなく、自己の尊厳に密接に関わる、というニュアンスを込めて用いられる。
出典:実用日本語表現辞典
不動産営業マンを見極めること
担当者の良し悪しを見極めるの難しく、その人の本質はなかなかわかりません。
いくつかの不動産屋さんに足を運び、できれば数人と会って判断してほしいと思います。
私の経験即で言うと、
(1)
お客様の立場になれる人が一番ですが、途中から上司が出てきて、コントロールされる担当者はダメです。
上司にコントロールされる担当者は、上司からの信用が低く、知識が乏しい人です。
そんなペーペーでも、名刺には『役職:●▲■』と平気で書いてあったりします。
ペーペーでも役職名がスゴすぎたりするので、会社ぐるみの印象操作かよと、たまに思ったりします。
(2)
ノルマ優先思考の人もダメです。こういう人は、お客様を金づるぐらいにしか思いません。
ほんとにろくなことがありません。
さいごに
だれしも失敗はあるし、ケアレスミスは仕方がないのです。
そんなことを百も承知なので、
Aさんを責めるつもりもありませんが、今回の対応はちょっとひどいと思います。
失敗したときに、その後始末を迅速にできるかどうか。
その時の行動や言動で、その人の価値が決まるんじゃないかなと私は思います。
・・・Aさんは失格かな(笑)