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大手不動産仲介会社にいるA君からの相談。【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

今日は、久々に前職不動産仲介会社で同期入社だったA君から電話がありました。
A君は、元々大手不動産仲介会社出身で、私と同じ前職の中途入社組となりました。そして数年後に元の古巣に戻って、現在大活躍中なのですが、大手不動産仲介会社の社員ならではの問題を抱えてしまっておりお悩み中のようです。

A君「こういったケースの場合、松田君だったらどうする?」って聞かれたので、「●●●●だよねぇ。」と答えましたが、やっぱり大手というのは融通が利かないようです。
A君「やっぱりそうだよねぇ。松田君だったら融通利かせて対応するよねぇ。うち(大手)じゃぁその手続きは認められないんだよなぁ。」

お客様が困っているのだから、いろんなアイデアで対応すればいいのにと私は考えます。

A君個人は良いアイデアを持っていて、スキーム的に支障はないと思えるのですが、会社は絶対にそれを認めてくれないそうです。つまり大手では融通が利かず対応ができないのです。

でね。
ここで私が思う部分があって、お客様が困っているのだから柔軟に対応することが、本来お客様目線のサービスなのではないのだろうかと思うのです。

本来の主役であるお客様の気持ちを受け止めて対応すればいいだけなのに、会社はリスク、リスクと口癖のように言い、社員のアイデアを否定してしまうのです。
しかし考えてみれば理由は簡単です。

担当者のアイデアを認めて、そのアイデアで事務を進めていくと、後に何かしらのトラブルにでもなったら大変だし、会社が責任を取らなくてはならないからです。
担当者がミスをした場合、その内容にもよりますが会社は担当者にトラブルの責任を出来る範囲で求償(給与減額も含む)します。お客様から見たら会社が悪いとなるわけだから、やっぱり会社の保身のためにもイレギュラーな事はやらせてくれないわけで、当然と言えば当然のことでもあります。

少なくとも会社からすればリスク回避を最優先するという観点で見ているのでしょう。
しかし、その「リスク回避」と「お客様が困っている」ことを天秤にかけると、会社の判断が正しいかどうかは疑問に思えてしまいます。

私だったら法的観点を調べて、当事者の意見を聞いて、問題が起きないようにして、そのスキームで進めてしまうと思います。

それが、お客様が喜ぶ結果になると思えるし、実際のリスクはきわめて低いと思えるからです。
もちろん、何かしらのトラブルが起こった場合どうするかを前もって考えておかないといけないけれど、そうなった時も二重、三重に対応方法を準備しておけば対処は可能だと思えます。

私からすると「大手は頭が堅すぎ」と思ってしまいます。
もちろん、堅いことは良いことであることは理解しつつも、時と場合にもよると思います。
不動産取引に関わらずどんな取引であっても、実務では、1+1=2なんて答えはあまり期待できません。
1+1が時には2.1にもなるし、2.2になることだってあるし、間違えば1.5だってあるものです。
つまり人生と同じように状況に合わせて臨機応変が必要という事であると思います。


事情が事情なら、一旦、売主買主合意のもと契約内容を変えてもいいんだし、契約を白紙解除にして新規に巻き直したっていいわけです。
A君はとても頑張っているし、とても紳士な人なので、お客様に何とかしてあげたいという気持ちがあるのですが、A君の考えを会社は絶対に認めてくれません。
大手に所属していると、お客様利益を考えた行動ができないのでサラリーマンを辞めて独立起業したのが私でもあります(笑)
出来る営業マンがいても頭を押さえつけられて融通の利く対応ができない。
その点、当社の対応は自由自在です。

もちろん、リスクが本当に高いものはムリと言わざるを得ないけど、今回のこの程度のことなら、考えかたや対応方法次第でどうにでもなる程度のものです。
つまらない固定観念、決めつけとかはいりません。
この程度のリスク(?)なんか、私からすればリスクにすらなりません(笑)。

そもそも何をやるにしてもリスクが無くなるなんて事はこの世にないと思います。
外を歩いていれば、電柱にぶつかるリスクがあります(笑)
ご飯を食べれば、舌をかむリスクだってあります(笑)
100%リスク回避なんて絶対できないのですから、多少のリスクくらい自分が背負ってあげればいいじゃないの。って思ってしまうのです。

気のいい人なので、ヘッドハンティングできるならしたいくらい(笑)。
今度、A君と一緒に美味しいお酒でも飲みに行きたいと思います。

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