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見学案内。土地売買契約後、半分騙されが発覚【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

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目次

物件見学。松田流不動産購入で騙されないためのアドバイス

本日は、府中市四谷の中古戸建のご案内でした。
そのお客様はちょっと遠路はるばるお越しくださったのですが、とても良い方でした。
色々とお話しを伺い、1物件の見学で、なんと1時間半という時間を使いました(笑)
これ、なかなかできませんよねぇ(笑)

私は過去、騙されたことがあり、お客様だって騙されたくないはずです。
だからこそ、正確な物件情報を提供し、勘違いしないような説明を徹底しております。
そのかいもあって、かなりググっと来てくれたようで、もしかすると、今後検討してくれるんじゃないかなぁ、、、と思えました。
しかし、このお客様の場合、現自宅の売却が絡むので、そこも含めながらの対応が必要なので、全体を俯瞰して対応しないといけません。こういったお取引は私は大の得意です(笑)
対応が楽しいです(笑)

ぜひ、お任せ頂きたいなぁ、、、と思うのです。

土地購入の前段階で、建築見積りミスってますね(騙されたと同じです)

ウソやん。マジか。

上文中のご案内中に、私の電話が鳴りました。

Aさんは、購入したばかりの土地を売却しようか迷っているというのです。
16時であれば帰社していることを伝えご来店いただくことになりました。
どんなお悩みがあるのかお聞きするとかなりグレーな状況に陥っていることがわかりました。

土地価格 ●●●●万円
注文住宅価格 1900万円くらいの見積もり。
総予算 ●●●●万円

全体予算は問題ないので、昨年3月に土地の売買契約を調印し、5月に引き渡しを受けたそうです。

Aさんが相談をしている建築業者は、土地の仲介担当をした上司が紹介してくれた2社です。

しかし、土地の引き渡しを終えた後、建築業者から言われた言葉がえっ!という内容でした。
2社ともに土地の売買契約の前には建物1900万円くらいで見積もりを出していたのですが、土地の売買契約が完了した後に、建築業者曰く「その土地が防火地域と知らなかったので、その見積り内容では建築できないので再見積もりさせてください。」と2社ともに言われ、再見積もりを取ったところ、なんと2600万円くらいと言われたそうです。

おいおい、それはありえないよ、、(==;)

当初予算よりも700万円オーバーです。
ふつーに無理じゃん、、、。
ふつーにありえないじゃん、、、。

すでに建物の請負契約も締結済みなのに、建築業者の社長さんから「うちは、もう手を引きましょうか。」と言われたらしく、さらに「ペナルティとして100万円程度支払ってもらいます。」とも言われているようです、、、。

私に言わせると、土地の仲介をした不動産仲介会社が悪いのです。

資金計画を700万円もズラすなんてあまりに非常識だからです。
こんだけ差額があると、お客様の予定は180度変わってしまうこともあり得ます。
さらに、この不動産売買仲介会社は、今、私と他の不動産売買取引で協働仲介している会社でした。

担当者は違うけど責任者は同じだと思うので、ちょっと気を付けないとやばいかなぁと思いました。
みなさん、本当に気を付けてくださいね。

中堅規模の不動産売買仲介会社で、従業員300人の会社であっても安心できない典型例です。

ちなみに、土地の不動産売買契約書は?

驚く営業マン

と言うことで、土地の売買契約書を見せて頂きました。

すると、買主様を守るための特約が、まったく有効に働かないような文章になっていました。
なかなか斬新な感じです。

CMなどで、クリーンなイメージが先行している不動産仲介会社なのですが、こんなこと普通にやってるんでしょうかね?
イメージと実際は雲泥の差のようです。

今回のようなトラブルが起こっても、不動産仲介営業マンは、お客様の事をサポートしてくれません。

私はなんとか助けてあげたいと思いますが、
この建築業者で建築しても、
他の建築業者で建築しても、
一定の損が発生しそうだし、
法的に相手方を責めることが難しいので、このまま手続きを進めたほうが良いのかな、、、とアドバイスをせざるを得ない状況でした。

お客様が泣き寝入りするしかないような状況が納得できないところですが、
もし当社がお手伝いするとするなら、
・別のハウスメーカーをご紹介
・土地の売却処分
たぶん、この二つの選択肢以外はなさそうです。

でも、一番いいのは、建物価格はある程度妥協して建築を進めることです。
予算が大丈夫であれば、それが一番良い方法です。
しかしながら、ほんと可哀想だと思います。

相談者(Aさん)自身に責任はないのか?

Aさんには落ち度があるかどうか悩ましいところですが、実際にはないと感じざるを得ません。

なぜなら、
(1)そもそも建築業者を紹介したのは、仲介会社担当者の上司です。
(2)建築業者が間違いのない見積もり額を算出するためのサポートをしていないのは仲介会社です。
しかしながら、
仲介会社からすれば、建築に係る業務は「仲介業務の範囲ではない」と言って開き直ることもできるでしょう。

不動産仲介会社に責任がないのはおかしいと感じます

Aさんは知識がないから、安全に取引をするためにプロの不動産仲介業者にサポートを依頼しているのです。
高い仲介手数料を支払ってです。
その責任を半ば果たしていないと考えられる不動産仲介会社が責められないというのは、本当におかしいと思います。

不動産仲介会社は、規模は関係ありません。
サポートする営業マンの責任感がもっとも大切なのだという好例だと思います。

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