お金の話し。MMT理論・国民の借金とか【府中市の不動産屋さん】
目次
お金はどうやって作られているのか?
(2020/02/29に追記・変更しました)
最近、経済の勉強にはまっている松田は、いろんな疑問が出てきました。
お金はどうやってつくられるのか?
そして、国民の借金の正体とはいったいなんなのか?
私を含めて無知な人は多いし、国は国民に対してお金の教育をしません。
理由は、不都合な真実を皆さんが知ってしまえば、いろいろと問題が出てくるからかもしれません。
しかも「お金の勉強は必要はあるのか?」といった議論にもなりません。
自分自身も、きっかけがなければ多分一生勉強しなかったと思います。
先に結論ですが、私個人はこの ”MMT現代貨幣理論” は正しいと思いました。
国の国債発行 = 国民への紙幣供給量。
誰かの支出 = 支出と同額の誰かの収入。
公共事業支出 = 民間企業の収益。
これ全部、簿記の話しなんですね。
貸方、借方の話しだから、実はとても単純だと思います。
しかし、さらに自分なりに学んでいくと、MMT理論はなるほどと理解できるけれど、実際にどのように活用するかによって、結果がかなり違くなるということもあるようです。
良い面と悪い面を理解して、良い形で活用できるとすれば、それが素晴らしいものになるのだなと思いました。
お金???
簡単に説明すると、
・国家はお金の「供給者」である。
・国民はお金の「利用者」である。
こう考えるととっても簡単です。
国が1兆円のお金を作ると、それを国民が使うために国民の貯金になったり現金で流通しています。
理屈では、国債総額は「世の中に出回っているお金の合計(貨幣などの供給量)」ということになります。
しかし実際には、その金額よりも多くのお金が流通しています。
なぜなのでしょうか。
それは、信用創造によって、作られているお金(電子マネーや口座にあるお金)があるからです。
マネタリーベースと信用創造
国債総額=日本にある現金総額とほぼ同額ですが、お金には現金以外のものがあります。
それが、預貯金等の電子データ・電子マネーです。
例えば、
Aさんは100万円を銀行に預金しました。
A銀行は99万円をBさんに貸しました。
Bさんは99万円を銀行に預金(買い物しましたでもいいです)しました。
B銀行は98万円をCさんに貸しました。
Cさんは98万円を銀行に預金しました。
この繰り返しによって、100万円は297万円になりました。
(ここが重要!)
これを繰り返すと、100万円がいくらになるのかは想像してみてください。
銀行は信用貸しと言われますが、まさに信用創造により、お金がどんどん増えていくのです。
こうやって、国債の額よりも大きなお金が世の中に出回っていることになるのです。
高額なお金の支払いは、現金では行われません。
電信扱いで通帳に記帳されるだけです。
だから、100万円が信用創造によってどんなに増えても困ることはないのです。
国の借金が、なぜ国民の借金なの?
国の借金は、国民の借金とよく言われています。
どうやらそれは間違っているようです。
国の借金(国債発行)は国の負債であり、国民にとっては資産(=お金)となります。
言い方を変えれば、国から国民へ発行したお金の総量という事実であるだけです。
「国の借金」の考え方は、「家計の収入と支出の関係」とは全く考え方が異なります。
ここが、判断を狂わしてしまう理由だと思います。
国債(日本の借金)総額=国民の資産(お金)なのですから、日本の借金(国債発行額)が多いほど国民がお金を持っていることになります。
つまり潤っているということになります。
ところが、、、、(==;)
日本国民一人の借金は800万円くらいと報道されます。
家族4人だったら、3200万円も借金してるんだぜ?
将来の子孫たちにこのツケを押し付けるのかよ。
子供いらねえ~。
といった会話が聞こえてきます。
しかし、国民一人の借金800万円というのは、真実ではありません。
日本国の借金は、イコール皆さんの資産(預貯金とか資産、発行してもらったお金の供給量)なのです。
日本が国債による借金をすればするほど、日本国民が豊かになるのです。
(もちろん限度は考えないといけませんが。)
国が借金をすべて返してしまうと皆さんのお金はゼロになります。
つまり、国が借金を減らす政策は、国民大貧乏政策になるわけですね。
景気、不景気
景気が良くなるためには、世の中に流通するお金を増やし、皆さんが将来に夢を持てるようにして、お金を使ってもらう(循環させる)しかありません。
もしも、お金が十分にあって、今後の社会不安もなければ、どんどんお金を使いますでしょ?
(==;)社会保障の問題がでているので、やっぱり、消費増税をする必要があるんだ!となっていますが、この消費増税が、我々の首を絞めていると思います。
ヤッパリ、減税をして所得を増やすことが最も重要であるのは間違いないのだと、私は思います。
国の借金は「豊かさ」の証明。税(富)の再配分
国が借金(国債発行)をすればするほど、国民が豊かであるということになります。
ところで税(富)の再配分って知ってますか?
お金を持っている人から税金を徴収して、お金をホントに必要としている人に回すということが税の本質です。
ところが、今、お金があろうとなかろうとすべての国民から公平に税金を徴収している消費税というものがあります。
小さい子供からも「一律大人と同額」の税金を強制徴収します。
(税金には子供料金などありません。)
税金は理由があって徴収をしていますが、取り方を考える必要があります。
だから消費増税は反対だったんだ
このグラフを見ると2019年9月は消費増税前の駆け込み需要があったので、前年同月比でかなり好調になりました。
しかし、翌月10月はすごい落ち込み。
消費税を加味した消費者物価指数は、102%以上にならなければ横ばいと同等にならないのですが、東京(10月)前月の比較は0.1%成長。
(つまりマイナス成長です。)
じゃ、
11月は?
12月は?
もうひどいものです。
おそらく今後の消費は低迷し、酷いことになる可能性は大きいでしょう。
素人の私でもなんとなくわかります。
日本のお金は返済しなくていい
MMT理論では、インフレ率に気を付けていけば、日本の借金は返済しなくて良いのです。
国債は金利がかかるから、金利分を支払うためには、やはり国債を発行して、同額のお金を発行する以外に支払う方法はありません。
でも安心しましょう。
国債は、日本建の円で買ってもらっているので、デフォルト(債権回収不能)はまずありえないのです。
なぜなら、日本銀行はお金を刷る権限を持っているのだから、刷って返せばいいだけ。
いってこいの関係だから心配無用なわけです。
お金を刷りすぎるとハイパーインフレになると心配している人いるけど、これもあまり心配しなくていい。
なぜなら今の日本は、質的・量的金融緩和政策をずっとし続けていてもデフレ脱却は脱却できないのです。
平成時代は、失った30年と言われています。
あれだけの量的・質的金融緩和政策をしたにもかかわらず、一向にインフレにならないことがすでに証明しているのです。
今のやり方では、日本はインフレにならないことを我々国民が31年間費やして証明したわけです。
「令和は崩壊と新制度誕生の時代」となるのでしょうか?
私も含めて、もっと勉強しよう
人生は勉強が必要です。
生涯学習と言いますが、ほんとにそうだと思います。
知らないから、意見ができない。
知らないから、節税もできない。
知らないから、得(損しないように)ができない。
知っている人と知らない人とでは人生がかなり変わってしまいます。
なぜ得ができないのかと言えば、
人生で得しようとするときは「自己申告主義」になっているからです。
今はインターネットとか、本当に便利な時代なのだし、本だってamazonで簡単に購入できます。
私の場合、昨日、本を9冊発注したんだけど、9冊読めば、9人分の考え方が学べるのです。
お金だってたったの14,000円くらい。
たったの14,000円で9人の知識が手に入るなら安いはずです。
最近ほんと思うことは、自分の人生をより良いものにするためには、絶対勉強が必要です。
本気で学んで、本気で選挙いったらいいね。
自分も偉そうには言えないけど、国民全員の意識が高まれば、政治も変わらざるを得ないと思います。
自分のために、将来の子供たちのために、自分の友人知人のために、勉強をしましょう!
そして、今よりも人から必要とされる人間になる努力をしましょう!
それができるって、とても素晴らしいことだと思います。
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