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おうちの結露はなぜできるのでしょう?

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

窓のお掃除
目次

おうちの結露、トラブルの原因

梅雨時期や冬場、窓や壁が結露しているおうちは多いと思います。
私たちのまわりにある空気。
この空気を構成しているのは窒素、酸素、二酸化炭素などの気体ですが、この中には水蒸気(気体の状態の水)も含まれています。

たとえば天気予報では「気温21℃、湿度80%」という言い方をします。
これは気温21℃の空気中に含むことができる水蒸気の量(飽和絶対湿度)を100%とし、そのときの水蒸気量(絶対湿度)はその何%かということを相対湿度として言っているのです。空気中に含むことができる水蒸気の量は決まっており、「高温空気>低温空気」という関係で高温空気のほうが、より多くの水蒸気を含むことができます。

つまり、高い温度で水蒸気を多く含んでいる空気が冷やされると、冷やされる過程で水蒸気の量が100%を超えてしまい飽和状態になります。水蒸気は目に見える水滴や霧、そして結露という形で現われることになり、窓や壁の結露の場合、建物が傷んだり健康を害するなどの厄介なトラブルを引き起こす原因にもなります。

どうして部屋の壁や窓に結露はできるのでしょうか?

寒い日などに部屋の空気を暖めると、飽和絶対湿度が高くなるため、室内の空気は多くの水蒸気を含むことができます。ここで水蒸気量が増えると、部屋の窓や壁の近くにある空気は、外の気温で冷やされているので、水蒸気を含むことのできる限界を超えてしまいます。

このとき、行き場を失った水蒸気が「結露」となって目に見えるようになります。
この結露が発生しているのは、壁や窓の表面結露だけではありません。
じつは、、、、。
「内部結露」と言って、壁の内側や、押入れの床、畳の裏面にできた結露が怖いのです。

これら内部結露は、カビやダニの温床となり、やがてそれらが頭痛やアトピー性疾患など、健康を害する原因にもなります。見えないところにできる結露だからこそ、気が付かないで長期間放置してしまうため要注意になります。

結露というのは、ただの「水」です。

なので、そのまま放置しといても大丈夫じゃないの?と思われがちですが、結露をほうっておくと、結構怖い状況に発展することがあるそうです。
結露自体は自然現象ですから、根絶することはできませんから、結露の何が恐いのかを正しく知って、ご家族の健康や家自体を守りましょう。

窓の結露は人や家にどんな影響があるのでしょうか?

窓の結露を拭くのを面倒くさがってほっておくと、人や家に様々な弊害をもたらすことがあり、弊害の深刻度合いは様々です。

・窓まわりのカビやダニで、シックハウス症候群の原因になる
・窓まわりの柱など、知らないうちに構造材を腐らせ錆させる
・家の中の熱が逃げやすくなる

結露が原因の腐りや錆びが「家の構造体」に発生するとどうなるのでしょう?

家を支えるために重要な柱や梁が、腐ったり、錆びたりした状態で地震が生じたら、
本来、強度的に問題のない構造で建築されていたとしても、家自体が倒壊する恐れが出てきます。

ということで、結露を見つけたらすぐに対処すべしと肝に銘じましょう。

結露の対処法

1.水蒸気を発生させる暖房器具を使わない
「石油ストーブ」「ガスファンヒーター」などは、燃焼の際に「水」を発生させるため結露も起こりやすくなります。水分量は、燃やした燃料と同量程度なので予想以上に多いのです。燃焼に部屋の空気を使わない「FF式」と呼ばれる暖房器具や、エアコンなどであれば余計な水蒸気は発生しません。

2.加湿しすぎない
冬場、特に女性は加湿を気にする方が多いように思います。空気が乾燥しているのは良くないと言われていますので、美容のみならずインフルエンザ対策などの意図もあるかも知れませんが、必要以上の加湿は結露を助長し、カビやダニをも発生させてしまうため、別の側面で健康に影響を与えます。(結露をまめに拭き取れば良いのかもしれません。)
普段過ごす部屋には、「温度計、湿度計」を設置して、相対湿度で65%以上に加湿しないようにした方が良いそうです。

3.1日に1回、換気しましょう(24時間換気機能があれば不要ですが、、、)
お部屋の空気には、水蒸気のほか油煙、微細なホコリ(土、砂、排気ガス、カビの胞子、ダニのかけら、繊維クズ、花粉、タバコの煙などなど)などによって想像以上に汚れていて、二酸化炭素や一酸化炭素による汚染も懸念されます。
屋外が寒いときは特に躊躇しがちですが、最低でも1日1回、屋外の空気を家の中に入れるようにしましょう。
窓を2箇所以上開けて風を通らせると空気の流れができますので、割と短時間で空気が入れ代わります。
窓を開けて換気をするとき、カーテンを軽く開けておくと、結露によるカーテンのカビ予防ができます。
その他にも結露対策の便利グッズがたくさんありますので、家の健康、家族の健康を考えながら、結露対策をしましょう。

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