時代と共に変化する間取り

目次
昔の「分ける暮らし」から現代の「つなぐ暮らし」へ
日本の住まいは、昔は役割がきっちり決まっていました。
戦後間もない頃の団地やマンションでは、「食べる部屋」と「寝る部屋」が別々で、友達の家に行くと「ここはお茶の間で、ここは寝室」とハッキリ分かれていたのを思い出します。
私が子どもの頃、実家で母が台所にこもりきりで料理している姿を見ていましたが、それが今じゃ、「〇〇帖のLDK、対面キッチン」が当たり前になりました。
初めて友達の家でリビングダイニングキッチンを見たときは、「こんな広い空間で生活しているんだ!すごいなぁ!」と感動したものです。
この変化は、「家族の時間を増やしたい」「料理しながら子どもを見守りたい」というニーズにより形成されました。
たとえば、キッチンでスープを温めながら、リビングで遊ぶ子どもに「宿題終わった?」と声をかける。
そんな日常が、家族の絆をさりげなく強くしてくれている気がします。
昔の「分ける暮らし」から「つなぐ暮らし」への進化は、笑顔の時間を増やしてくれる素敵な変化だと思います。
ニューノーマルで家がマルチタスクに!仕事も趣味も両立

2020年以降、「ウィズコロナ」「アフターコロナ」という言葉とともに、生活が大きく変わりました。
家がただの「住む場所」から「住む+働く場所」に進化して、テレワークが日常に。
「集中できる場所がない!」「オンライン会議で子どもの声が入っちゃう!」なんて焦った経験、ありませんか?
我が家でも、私がリモートワークを始めたら「家族の声が気になる」「家族が私に気を使う音問題」と気づきがいっぱい(笑)。
そんな中から生まれたのが、リビングにワークカウンターを置いたり、個室を作って内窓で家族の気配を感じられる工夫。たとえば、私の知人はリビングの一角に小さなデスクを置き、仕事中に子どもが「おやつ持ってきたよ」とやってくるのが癒しなんだとか。
壁でガチガチに仕切らず、ちょっとしたスペースで仕事とプライベートを両立できるのは、ニューノーマルの贈り物かもしれません。
実用的なアドバイスとしては、リビングに多目的コーナーを作るのがおすすめ。
できれば仕切りで区切って音問題を解決するとなお良しです。
どんなに工夫してもうまくいかないけど予算はある。
そんな方には住み替えをお勧めします。
自分好みの間取りをデザイン:こだわりを形にしよう

新しい家を考えるとき、まず「何が大事か」を決めるのが一番です。
たとえば、「キッチンが使いやすいのが一番!」とか「静かな書斎が欲しい!」とか、好みは人それぞれです。
我が家では「家事のストレスをゼロに」が目標で、洗濯機から干す、たたむまですべてがその場で完結できるように計画中。寒い冬の夜にバイクで帰宅して外に洗濯物を干しに行く、、、。こんなことをせずに済むとは超天国です(笑)。
そして何よりツーマ(妻)が笑顔になれる空間が一番重要です。
優先順位をつけるコツは、「必須リスト」と「欲しいリスト」を分けること。
私は「広い収納」と「シンプルな動線」と「開放的な空間」を欲しいリストに。
こうやって書き出すと、「これなら予算内でいけるかも」とワクワクしてきますよ。
朝の忙しい時間に家族がぶつからないよう、リビングからトイレや洗面所へスムーズに行ける配置が理想。
実用アドバイスとして、ドアの開閉スペースを広めに取ると、見通しが良くなって動きやすさがアップします。
来客はあまりありませんが、やはりここでも音問題は発生します。
そんな配慮ができた間取りなら「気が利いてるね」と褒められちゃうかもしれません(笑)。
部屋ごとの工夫ポイント:快適さは細部に宿る

間取りを考えるとき、収納やコンセント、窓の配置って地味だけど超重要です。
キッチンなら、冷蔵庫以外にコンセントを3~4カ所確保するのがおすすめ。
我が家では、コーヒーメーカーとトースター、スマホ充電を同時に使いたいから、少し多めに計画中。
料理中に「コンセント足りない!」と慌てるなんて避けたいですよね。
リビングは、テレビ周りにコンセントを多めに。友人が「ソファ横で充電したかった」と後悔してたのを聞いて、テーブル近くに1つ追加するのもアリだなと。
窓は採光や風通しだけでなく、「掃除の手間」を考えるのも大事です。
断熱性の高い二重(三重)窓なら、冬の結露ともおさらばです(リフォーム補助金が出る地域もあるので要チェック!)。
寝室は、ベッドの位置に合わせて窓を配置。
「頭の上に窓があると寒い」という失敗談を避けるため、ちょっと離れた位置に計画中。
ワークスペースはテレワークの味方!デスク周りに8口のコンセントを用意すれば、パソコンもプリンターも余裕。
自然光が入る小窓があれば、気分もリフレッシュできて仕事がはかどりますよ。
未来に備える間取り:変化を楽しむ家を育てよう

人生は、子どもの誕生や親との同居、巣立ちなど、いろいろな節目があります。
そんな変化に柔軟に対応できる間取りが、長く住む秘訣です。
たとえば、可動式の間仕切りや棚で部屋をカスタマイズできるようにすれば、子どもの成長に合わせて部屋数を調整可能。我が家では、2帖の書斎を「仕事兼趣味部屋」として計画中。今からワクワクが止まりません(笑)。
バリアフリーも未来への投資。段差をなくしたり、廊下を広めに取ったりすると、年を取っても快適だし、「開放感があって気持ちいい!」と実感できます。車椅子対応の幅を意識すれば、家具の配置もラクに。予算を抑えるなら、四角いシンプルな家形状や水回りの集約が鉄則。「見せる収納」にすれば、オシャレでコストもダウン。
生活動線とコンセント、そして大空間にこだわった我が家の計画では、家事がスムーズで妻の笑顔が増える未来が見えます(笑)。みなさんも、自分らしい家を育ててみてください。
新しい家で飲む一杯の紅茶が、いつもより特別に感じること間違いなしです!
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