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住宅ローンの安心を支える「団信」とは?知っておきたい基本

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

お金と心の天秤

こんにちは、株式会社わいわいアットホームです。
不動産購入を検討する際、多くの方が住宅ローンを利用されますが、その安心材料として欠かせないのが「団信(団体信用生命保険)」です。

団信とは、住宅ローンの契約者に万一のことがあった場合、残りのローンを保険金で完済してくれる制度です。例えば、契約者が死亡したり、高度障害状態になったりした際に、家族が住まいを失わずに済むようサポートしてくれます。

団信の特徴を簡単にまとめると、次のようになります
・多くの金融機関で住宅ローンの利用条件として加入が必須。
・保険料は金利に含まれていることが多く、別途支払いが不要。
一般的な生命保険より割安なケースが多い。
・加入には健康状態の審査が必要で、告知や診断書の提出が求められることも。
・保障内容や条件は団信の種類によって異なる。

当社のお客様でも「団信って何?」と聞かれることがありますが、実は住宅ローンの“隠れた味方”と言えます。
借入額が大きい不動産購入では、こうした保障があることで「もしも」の不安が軽減されます。では、具体的にどんな種類があるのか、プロの視点で詳しく見ていきましょう。

目次

基本から応用まで!一般団信とがん団信の違い

のびのび社員

まず、最もスタンダードなのが「一般団信」です。
これは死亡時や高度障害状態になった場合にローン残高がゼロになるタイプで、多くの金融機関では金利の上乗せなしで加入できます。シンプルで分かりやすい保障ですが、最近ではさらに手厚い保障を求める声が増えています。

そこで注目されているのが「がん団信」です。
がんに特化した保障で、医師による診断確定時点でローン残高が完済される仕組みです。上乗せ金利は通常0.1~0.3%程度ですが、金融機関によっては保障額がローン残高の50%に限定される場合もあるので注意が必要です。
例えば、5000万円のローンを組んだ場合、がん診断で2500万円しか保障されないケースも。契約前に詳細を確認することをおすすめします。

アドバイスとしては、「がん団信」は特に家族にがんの病歴がある方や、健康に少し不安を感じる方に人気です。
ただ、金利上乗せ分のコストと保障内容を天秤にかけて、ご自身のライフスタイルに合うかを見極めることが大切です。

3大疾病保障団信で広がる安心の範囲

うれしいです

さらに保障を広げたい方には「3大疾病保障団信」がおすすめです。
これは一般団信に加え、がん、急性心筋梗塞、脳卒中の3大疾病をカバーするタイプ。
病気の発症や状態に応じてローン残高が完済されます。

上乗せ金利は0.2%程度が目安ですが、最近では条件が緩和され、入院開始や手術だけでも保障対象になる金融機関も増えてきました。

例えば、以前は「60日以上の入院」が条件だった脳卒中や心筋梗塞の保障が、「手術を受けた時点」で適用されるケースもあります。これなら急な病気でも早めに安心が得られますね。ただし、金融機関ごとに要件が異なるため、事前に相談しておくのが賢明です。

特に不動産購入が決まってから慌てて確認すると時間が足りなくなることもあるので、早めの準備をおすすめします。
当社のお客様の中には「3大疾病保障があれば、将来のリスクに備えられる」と加入を決めた方も多いです。
確かに、日本人の死因上位を占める病気をカバーする安心感は大きいですよね。

私がよく考えることは、自分が死んでしまった後、ローン返済で家族が困らないようにという、この1点に尽きます。

幅広いリスクに備える!8大疾病・全疾病保障団信とは

見極める女性

もっと手厚い保障を求めるなら「8大疾病保障団信」や「全疾病保障団信」があります。
8大疾病は3大疾病に加え、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎をカバーします。

全疾病保障では、さらに病気やケガ全般が対象になる場合も(一部除外あり)。
これらの団信は「就業不能状態」が一定期間続くことを条件とするのが一般的です。

具体例を挙げると、病気で働けない状態が30日を超えると、最大1年間は毎月の返済額が保障され、その後も状態が続けばローン残高が完済される仕組みです。上乗せ金利は0~0.3%と幅がありますが、保障の手厚さとコストのバランスがポイントになります。
気を付けてほしいのは「全疾病保障は万能ではない」ことです。
なぜなら、就業不能の定義や保障期間は金融機関によって異なるためです。
例えば、自営業の方だと「働けない状態」の証明が難しい場合もあります。
加入前にシミュレーションをしてみて、ご自身の生活スタイルに合うか確認するのがベストです。

団信の注意点と賢い選び方

納得する女性

団信は便利ですが、いくつか押さえておきたい注意点があります。

まず、健康状態の告知が必須で、持病があると加入できない場合もあります。
そんな方には「ワイド団信(引受条件緩和型)」が選択肢になりますが、金利は0.3%程度上乗せされます。

また、「フラット35」のように団信が任意のローンもありますが、加入しないと万一の際に返済が続くリスクが残ります。

さらに、団信は途中で内容変更や解約ができないこと、繰り上げ返済でローン残高が減ると保障額も連動して減る点も知っておきましょう。
例えば、5000万円のローンが3000万円まで減れば、保障も3000万円まで縮小します。

では、どう選べばいいのか?
アドバイスは「金利と保障のバランス」を考えることです。
例えば、借入額5000万円、35年返済、金利1.9%の場合、上乗せ0.1%で月々の返済額は約2600円増、総返済額は約107万円増えます。一方、がん保険を別で契約するより割安なケースも多いので、トータルコストを比較するのが賢い選択です。

株式会社わいわいアットホームでは、お客様一人ひとりに合った提案を心がけています。
住宅ローンは大きな決断だからこそ、団信を味方につけて安心の第一歩を踏み出してください。
ご不明点があれば、ぜひお気軽にご相談を!

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