あなたは理不尽な賃貸オーナーですか?それとも、、、。

目次
賃貸トラブル(水漏れ)
そろそろ時効となったはずです・・・(笑)話しをすすめましょう( ̄▽ ̄)
以前、都内の賃貸マンションの契約をさせていただきました。
当社は客付け側(借主)の仲介として物件案内をしました。
現地で鍵を確認すると、、、元付(大家側)業者の手配がうまくなく鍵が開かない事態になりました。
わりと大雨が降っている中、駅から徒歩で現地に向かったことや遠方からのお客様なので見学ができないということがあってはなりません。
私は考えました。
隣接地に大家さんがお住いだったらラッキーと思い、声を掛けたら大家さんだったので、見学立会いをしてもらうことになりました。無事に見学できて良かった(笑)

(お客様Aさん)お~、なかなかいいじゃないか。立地と家賃のバランスを考えればこれが一番良いなぁ。ここで契約しよう。
家賃発生は、有無を言わさず当日から2週間後。引越しは1か月半後。
いつも理不尽な家賃発生日を設定する大家さんや元付業者に疑問を感じる松田ですが、賃貸業界の慣習として受け入れなければならず本当に納得がいきません。
そしてAさんが入居して、すぐに連絡がありました。

松田さん、困りました。
風呂の水栓が壊れているようで、水がぽたぽた落ちてきます。
1日で浴槽に20㎝位の水が溜まります。
大家さんに直していただけるようお話ししてもらえませんか。
普通に考えれば1日に20㎝も水がたまるというのは尋常じゃありません。
急ぎ、元付業者に連絡すると「うちは管理はしていないので、大家さんに直接連絡をして下さい。一切対応はできません。」そんな言い方をされたわけですが、元付業者さんも仲介手数料をいただいているのですから、対応できないと言われてこちらが簡単に納得するわけにはいきません。
困っているお客様のために、さらに一押しして2度までは大家さんに連絡を取ってもらい対応してもらいました。
大家さん、それダメじゃない?

何回かのやり取りのあと、元付業者もこれ以上対応ができないというし、私は元付でもないこともあって大家さんに連絡するのはちょっとおかしいので、Aさんに今後の対応方法を説明をしました。
すると大家さんは、別の不具合もかなり発見されたので、きっと申し訳なく思ったのかもしれません。
それらについては大家さん自身の手作業で直してくれましたが、この水漏れについては『いい加減にしろ!直すつもりはない!』と断言したそうです。(松田は腹が立ちます。大家さんは家賃をもらっているというのに何という態度なんだ!)
で、Aさんは大家さんに言われてしまいました。

気にいらないなら出ていけ!
短期解約違約金はもらうからな!
大家『気に入らないなら出ていけ!』

Aさんが、大家さんから「気に入らないなら出ていけ!」と言われたそうなので、私は事の顛末を弁護士に相談しました。
すると、、、弁護士もけっこう冷たい説明でした。
『その状態を確認して契約したのだから大家さんに文句は言えないんですよ。自分で直すしかありません。』
これには私も腹が立ちました。なぜなら、賃貸の内見で水栓をひねることはありません。そんなことやったらあとで大家さん(または元付業者)からクレームが来るからです。
普通に考えると、家賃を払ってるんだから直してよ。という気持ちは理解できます、、、。
ということで、Aさんは、また同じようなことがあってもイヤなので、別のお部屋を再度探してほしいということになりました。
法律は弱者を守るわけではありません。
喧嘩の落としどころを決めていると知りましょう。
退去!

Aさんは、大家さんの理不尽な態度に怒り心頭だったので、すぐに解約通知を大家さんに出しました。
その後、新たな賃貸物件を速やかに決定して、すぐに退去しました。
『立つ鳥 跡を濁さず』の心境ですね。
数週間しか生活をしていませんが、クリーニング費用、短期違約金も支払いました。(こんなことで争うことの方が面倒だったから。)
こういうブラック大家さんとはかかわりを持たないのが一番です。
(と言っても、関係性ができないと本質が見えないからたちが悪い。)
引越後、快適に生活をされているという連絡があり、その後もいつもやり取りをさせて頂いています。
賃借人が気を付けておくべきこと

お部屋を借りるとき、最初の状態をしっかり確認しておくことはとても大切です。
通常の大家さんであれば、社会通念を持ち合わせているので、故障があれば直してくれるものですが、そうではない大家さんが一定数いるのも事実です。
契約を締結する前には、本当は水回りなどの不具合がないか確認できれば良いのですが、実際に見学物件の水回りから何からすべてをチェックすることは不可能です。
ですから元付業者が事前に物件について詳細を把握すべきですし、それをしていなかったことが致命的になりました。
今後は、理不尽な大家には一矢を報いるため特約事項を記載しようと思います。
あまりに一方的な身勝手は許してはならないと思うからです。
しかしながら、弁護士の見解では大家さんに分があるようなので、法律は弱いものを助けるようにできていないのだなぁと、改めて感じる松田であります、、、、。
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