警察を語る『+○○から始まる詐欺電話』にご注意

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今朝、+1から始まる番号から電話が鳴りました
今朝、ツーマ(妻)の携帯電話に+1から始まる番号から電話がありました。
私が横にいたので、ツーマ(妻)に『とりあえず電話出てみなよ。』と言いました。
もちろん、こちらから個人情報は一切喋らないのは当たり前のことです。
電話に出ると男性が喋りはじめました。
出頭してください


富山警察署の村上です。
ある犯罪組織を捕まえたところツーマ(妻)さんのクレジットカードが使われた履歴がありました。
犯人に協力した疑いがかけられているので、富山警察署まで出頭していただけますか。
よくもまあ『富山まで来い』と平然と言えるもんだ、と思いました。
うちは東京都で、しかも富山警察署まで片道6時間くらいかかるんだぜ。(^▽^;)
うちから富山警察署なんて、超遠いし、ただ疑いがあるだけで出頭義務がないのであれば、そんな遠いところまで行けないことをごく普通にお伝えし、断りました。

もし出頭できないのであれば、この電話でお話しも構いません。
周囲に人はいないですか?
大切なお話しなので、静かな所で聞いて頂きたいのです。
なんで静かな所で聞かないといけないんですか?
周りに人はいませんが、ここで別にいいですよね?
(私が目の前にいる。)

大切なお話しなので、静かな所でしっかりと聞いて頂きたいのです。
ふふふ、、、。聞けば聞くほど意味不明です(笑)
この人(詐欺をしようとする集団)は、ツーマ(妻)の個人名とクレジットカードの番号はすでに知っていました。
もし暗証番号などを伝えたら、それこそ、全てのお金が抜かれてしまいます、、、。
この人たちは、詐欺の成功確率を上げるために周囲に人がいないか確認するのです。
しかし!
もし、本物の警察だったなら、捜査協力をするのは当たり前のことなので、念のため
『富山警察署の電話番号とお電話口の方のお名前を伺っていいですか。一旦スケジュール確認をしてから折り返しお電話します。』と説明しました。
すると、、、正しい富山警察署の電話番号と、もっともらしい××課の村上です、と言われました。
詐欺行為をする人たちは、一応、用意周到というわけですね(;一_一)
必ず、冷静かつ、よくよく確認する

一旦電話を切って、富山警察署の電話番号を調べたところ、電話番号は正しいものでした。
100%詐欺電話だとは思いましたが、もし本当の電話であれば操作協力をするのは一般市民の義務だと思いますし、通報という意味もあるので、富山警察署に電話をかけて事情を説明すると電話口の警察の方が『それは詐欺です。+●●は国際電話なので、日本の警察が国際電話を使うことはありません。』と言われました。
重要なのでもう一度言います。
警察が国際電話を使うことはありません!
つまり『+●●』から始まる電話番号の多くは詐欺のケースが多いといえそうです。
ね、詐欺です

ここで思考停止してしまい、冷静に判断できない方は注意してほしいです。
ツーマ(妻)が、「遠いので、出頭できません。」というと、相手は「それでは捜査協力をして欲しいので電話でお話しさせてください。」と切り出してきました。
ここでの疑うポイントは、周りに人がいないところで話をしてくださいと言われたことです。
要するに邪魔が入ったりすると詐欺ができないからです。
実際にツーマ(妻)の名前を最初に言われたので、確実にツーマ(妻)の情報は抜き取られていることになりますが、その他の『本人しか知り得ない情報』については本人に確認しないと相手は分かりようがないので、電話でもっともらしいウソをついて、暗証番号などを聞き出そうとするわけです。
暗証番号、預貯金の額、住所、家族構成とかを相手に知られれば脅迫の材料になりかねません。
そして気が付けば、犯罪に巻き込まれるというストーリーです。
国際電話や詐欺と思しき連絡があったときには、まずは慌てずに深呼吸をして下さい。
本当に警察だったら、多少待たせたところで怒るはずがありません。
なぜならそういう人たちをたくさん対応しているからです。
まずは、状況を冷静に判断してください。
冷静に判断するために、必ず、正確にメモを取ってください。
メモをしていることを相手に伝え、聞き取れなかった場合には、遠慮することなく『もう一度言ってください。』と伝えてください。
そうやって、冷静に自分で考えることができれば、詐欺に騙されることは(ふつう)ありません。
迷った時は、『電話を一旦切って、こちらからかけ直します。』といえば、相手は警戒し、こいつは騙せない相手だと思うでしょう。
騙されることも自己責任。
騙されないことも自己責任。
だったら、騙されないほうが良いに決まっています。
国際電話には、くれぐれもお気をつけてくださいね。

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