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質問回答:売値0円の土地【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

売値0円の土地があるってご存知でしょうか。知っている人もいると思います。
これは、道路内(私道)にある私有地(持ち分とか私道負担とか言います。)の事。
コレ、売却する時は0円。と言っても本当は価値があるんですけどね。
私道の中に持分やらがないと、「あんた、人の土地を誰の許可得て通ってるんや?おぉ~う!?」って言われてしまうかもしれません。
だから、売値が0円でもとっても大切で大きな価値があるのです。それでも売値は0円です。
例えばこんな土地ありますよね。(前面道路が4m未満)

これは売主様からすると、なんでやねん?ってお話しですが、やっぱり価格は0円!
しょうがないですよね。買う人から見たら道路に建物たてられない=価値が無いわけですから。
→道路中心線から2m後退した位置(ライン)が道路境界線というわけです。
前に、セットバック部分10㎡ある土地で、正味90㎡の査定をしたことがあったのですが、コレ登記簿では100㎡でした。
さて、この土地、100㎡の価値があるのかどうかですが、売主様から見たら、当然100㎡の価値があります。今現在敷地として利用ができているからです。
100㎡×35万円なら、ざっくりと3,500万円です。でも買う方からすると、買った後建物を建て替えると90㎡の土地になり、90㎡の地積に対して建蔽率・容積率の計算をした建物しか建築できません。つまり90㎡×35万円だったら3,150万円です。その差350万円!
スゴイ違うでしょ。
ちょっとの事なのに価格はとても差が出ちゃうのです。
つまり、この10㎡=350万円の土地は0円ってことになります。
売主様の利用価値は3,500万円分だけど、買主からすると3,150万円。どうです?見た目だけではわからないこんなことも価格に影響してきます。

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