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不動産売買契約を急かす必要はないよねぇ。【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

今月末、すでに不動産売買の契約予定となっている物件があります。

今回、弊社は、売主様(不動産業者)と買主様の両方を仲介します。

明日からお盆休みという事で、弊社は長期休暇に入るのですが、お盆休み明けに、すぐに土地の契約をしてほしいと、利害関係の第三者(建築会社)から言われました。

なぜかというと、今回は土地を購入された後、注文住宅を建築するのですが、
その建築会社さん曰く
「土地を早く契約しないと、(建築予定の)お客様に逃げられちゃう(裏切られちゃう)かもしれない。うちで建物を建築してくれるのか不安だ。ホントに寝れない、、、。」と言うわけです。

(建築営業はホントに大変なので、理解できなくはありません。)
(そして、不安になるのは仕方のないことなのかもしれません。)

で、私はこんな感じで明言するわけです。
「お客様がこの物件(土地)をとても気に入っているし、御社の事も気に入っているから大丈夫ですよ。」ってね。
土地の購入申し込みをしてから、約4週間後に土地売買契約の締結をするわけですから、建築会社さんから見れば、進行スピードが遅すぎて内心ひやひやなのでしょう(笑)

でもね。
明日からは、1年に1回のお盆休み(長期休み)というタイミングで、売主様も買主様も契約締結を焦っているわけではないのです。気に入れば買うし、気に入らなければ買わないだけです。

仮に、このあと、土地の売買契約が流れてしまったとします。そしたら、私個人の本音はね、「別にいいじゃないですか。」なんです(笑)。←建築会社さんには悪いけどこれが本音です。

だって、他に気に入った土地があればそちらに変更するのは仕方がないことです。
つまり、営業マン主体の営業方法で、十分に納得できていない物件で無理やり契約をさせるなんてことをしなければ、お客様がキャンセルする事など、普通ないわけですよ。

それに、私は、買主様のことを信頼しているし、買主様も私のこと信頼してくれています。
つまり、お互いが信頼して、事を進めているからどう考えても大丈夫なんですよ。
(もちろん売主様の事もね。)

たしかに、どうしようもない事情で、契約ができないことはあるかもしれません。
その場合、買主様に損害は発生しないわけです。売主様は残念な気持ちになるだろうけど、売主様は業者さんだからある程度ドライに割り切ってくれるし、他の件で、穴埋めができるように私が努力すればよいのです。

建築業者さんだって、本来は、お客様に喜ばれてなんぼのはず。
業者自身の利益は当然必要なんだけど、自分の利益を優先させるために急ぐ必要はないよね。
だって、売主様と買主様が喜んだ結果が、私の結果なのだから。
私は、お客様利益が絶対に優先。それが「ぶれる」といい仕事ができないと思っています。

仮に、「気に入っているんだけどイマイチ引っかかる物件」を買主様に勧めていたとして、土地売買契約をゆっくりやろうと考えて契約日をセットして、契約日前に契約をキャンセルされたら、それは要するに「ゴリ押し」だったんですよ、きっと。

そんなわけなので、
「キャンセルされるのが心配だ」と発言が出ること自体、私はどうかしていると思う。
私は、気に入らないなら、気に入らないで良いと思っているし、やめたいならやめたいと遠慮なく言ってもらっている。
(というか、やめたいと言われたことがそもそもないけどね(笑)。あ、お一人だけいらっしゃたなぁ(笑)。)
そもそも大金を払うのに、どうして気に入っていない(納得できない)物件で契約なんかできるだろうか。

たまに、営業マンで、他の物件に変更されると困るから、「他の比較物件は明日契約になるようです」とウソを言うことは実際あるからね。こういう営業マンは、契約を優先するから、ウソを平気で言うわけです。
つまり、営業マン自身が、お客様を信頼していないんだから、お客様に裏切られるんじゃないかと疑い、戦々恐々になるわけ。

鼻水が垂れています(笑)

私、そんな気持ち出たこと、一度もないからね(笑)。

だって、途中で裏切られるような対応はしていないもの。

裏切られるような関係はどうせ長続きはしない。

だったら、最初からそんな関係ない方が良いと思う。

契約終わったら、「ハイさようなら」よりも、
契約終わってから、「長い付き合いが始まる」と考えて仕事ができる私は幸せだと思っています(笑)。

いかがです?そう思うでしょ?

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