会社のネットワークを駆使します、、、。はぁ？【府中市の不動産屋さん】

今日は不動産の売却相談がありました。

そのお客様は、すでに大手他社様に伺ってお話しを聞いてくれていました。

ありがたや（笑）

で、お客様が、こんなことを言われたんですと教えてくれました。

聞くと、はぁ？って感じで楽しくなりました。

と言うのも、他社さんの所長曰く、、、。

●１．こういった物件は、弊社に登録されている富裕層に情報発信をします。

●２．社内の幅広いネットワークを駆使し協力してお客様をご紹介します。

●３．弊社は、通常の不動産業者とは違うネットワークがあるので、違った角度からアプローチできます。

ほほう。

こうやって説明をされれば、不動産業の事を知らない人には、とてもすごそうに聞こえます。

事実、お客様も「すごいと思った」と言ってました（笑）

でもね、「実はそんなことないんですよ」って、お客様にはっきり言ってしまいました（笑）

そんな私は罪かもしれません（笑）

●１．については、自社に登録している「限られた数の富裕層」に向けて発信するだけでは超奇跡がない限り決まりません（笑）

●２．については、各店舗が独立採算制で店舗ごとに売上ノルマがあるので、せっかくの売却案件を、他の支店に協力してもらって成約しようものなら、売上を分配しないといけないので、実入り（売上）が減ってしまいますよね。つまり協力を依頼することはよほどの遠隔地でないとありえないのです。しいて言えば、他社と同じような意味合いでは協力をしてくれますので、社内ネットワークだろうと他社ネットワークだろうと本音のところは関係ないと言ってもいいと思います。経験上ね（笑）

●３．については、他社と、どうネットワークが違うのか聞きたいですね（笑）。私と同席してどう違うのかお客様に説明をしてほしいものです（笑）
ハッキリ言って作り話と言ってもいいくらいの話です（笑）

結局、この大手不動産仲介会社は、自分の会社は組織力と特殊ルートがあってすごいんですよとアピールしたいのですが、結局のところそれだけの優位性はないのです（笑）

優位性がないどころか、この大手不動産仲介会社が営業力がないのは業界内の皆さんが知っているだけに、、、、。それ以上はノーコメントです（笑）

不動産業界は、共同仲介で成り立っている業態なので、誠実な業者さんほど、私のところが特別にすごいなんて発言はしないでしょう。大手はどこもそれほど変わらないので、他社との差別化ができないんですよね。

客観的に見て誰もが違うよねっていうものなら、このような説明でも良いかと思いますが、知らない人に対して、あまりに誇大に言いすぎのような気がしてなりません、、、（笑）

その実態は、自分で見て聞いてみるしかありません（笑）