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老後に困る物件って?「立地適正化計画」のこと【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

不動産を購入する際
「老後に困る不動産は購入したくない」と考えている人は、たくさんいると思いますが「立地適正化計画」をご存知の方はまだ少ないでしょう。

東京都

年を取れば運動能力も低下しますし、いろんなことができなくなってくることもあります。
そんなご年配の方がどんな物件を購入すると困るのかはだいたい想像ができます。
自分の家族の未来を想定して、物件を選ぶことはとても大切なことで、そういう視点はとても大切ですが、更に一歩進めて「まちづくり」を含めた考えを持っていると、さらに奥の深いものになります。

多くの方は、周辺の環境(立地)、交通の便、食料品や日用雑貨等の調達等は重要であると考えますが、「立地適正化計画」を知っている人はまだ少ないと思います。
(まだ、定められていない市町村もたくさんあります。)

全国的に少子高齢化で、行政関連では財政への影響があるでしょうし、高齢者は社会福祉に頼ることが多くなるでしょうから、もっと一定の地域に、人や商業施設、医療施設、教育施設等を集中させた方が、あらゆる意味で、効率が良くなると考えられます。
つまり、立地適正化計画とは「コンパクトシティ化を目指す」という動きです。

仲の良い親子

●居住誘導区域 (更に向上させようとする区域の事です)
●都市機能誘導区域 (医療・福祉・商業施設等の立地を誘導する区域です)
●居住誘導区域外 (インフラ投資や公共施設の設置が行われなくなります)

上記の、居住誘導区域外に指定された地域(これからなるであろう地域)の不動産価値はますます下がるはずです。なぜなら今後の街の発展をあまり見込めませんし、現在公共施設や医療・福祉・商業施設があっても、だんだん無くなっていく可能性は否定できません。
となると、こういった場所に不動産を購入すると、将来売却をする時に、売却(処分)がしずらくなったり、売れなくなる可能性は出てくるでしょう。

この前、お客様の実家が東北のどこどこ、、、、という話を聞いたのですが、中心地でもない地域等の場合には、ほぼ確実に不動産価格は下落し、場合によっては無料でも貰い手がいなくなる可能性も想像ができます。
その場合、ソーラー発電を設置し売電投資なんかをすることもありなのかもしれません。

東京都府中市の現在では「府中市中心市街地活性化基本計画」というものがあります。
大國魂神社~府中公園、小金井街道~府中街道の内側が指定されています。

簡単に言えば、このエリアをもっと便利にしていこう!という計画で、これは立地適正化計画とは異なります。

また、府中市もちゃんと将来を見据えていて、プロポーザル方式による立地適正化計画策定支援委託事業者の選考をしたようです。

以下は、府中市のホームページより一部抜粋しました。

本市における居住・都市機能の立地、公共交通の充実に関わる効果的な施策展開を図るため、持続可能なまちづくりの推進に向けた課題を整理するとともに、本市の都市構造等の現状や、人口等の将来見通し、他分野の関連施策等との連携効果等の分析を行います。

府中市は東京都のほぼ中心に位置していますので、府中市が「居住誘導区域外」を指定するというのは今のところ想像はできませんが、お家を購入する際には、こういった「まちづくり」にも思いをはせると良いかと思います。

人が集まれば、そこに不動産の需要が生まれますので、やはり、物件価格が極端に下落するというような事はあまり気にしなくても良いのではないかという想像ができますね。

家をチェック

毎日の生活は理屈ばかりではありません。
家族の幸せを探求する目線が最も重要で普遍的なものだと思いますし、一人一人が自分たちの幸せがなんなのかを考えるというのは、とても重要で大切なことですね。

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