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店じまい。投資不動産の仲介会社【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

がっかり落ち込みます
目次

店じまいの不動産投資仲介会社

数日前に、YouTubeで
投資用不動産の仲介を専門にやっていた会社の社長が店じまいするという事を発表していました。
その社長は、YouTubeをまめに更新していましたが、それはそれは言っていることがある意味で素晴らしいのです。

仕事を切り離して個人的におつきあいしたら、とても楽しい人なんでしょうけど、今までどれだけたくさんの人を騙してきたのだろうかと思えて仕方がありません。
(騙してなかったとしても、少なくともその営業方針には同意できません。)

店じまいの言い分

背中で語ります

店じまいする言い分はこうです。


① 金融機関のアパートローン融資がすさまじく厳しくなってきた。
② 他の不動産会社もかなり店じまいしているようだ。
③ 原因はかぼちゃの馬車(スマートデイズ)とスルガ銀行である。
④ 社長の個人資産で社員の給料を払うことはできない(したくない)。
です。他にもたくさんの言い分があるのですが、私が特に気になったところがこの4つでした。

① 金融機関のアパートローン融資がすさまじく厳しくなってきた

背中で語ります

これはそもそも間違っていると思います。
融資基準が厳しくなったんじゃなくて、本来の正しい姿(基準)に戻っただけだと思うのです。
金融機関は融資をしたいので、どんどん審査基準を下げていっただけにすぎません。そこに目を付けた不動産営業マンが、利回りの低い魅力のない投資物件であっても、将来メリットが大きいから買うべきだと、知識のないお客様に説明し、半ば騙して売っていた(買わせていた)にすぎません。
事実、自己資金がほとんどなくとも銀行からの借入金で1億からの不動産が購入できて、たなごさんの家賃でローン支払いができて、将来自分の資産となります!なんて説明を聞けば、魅力は満点でしょう。

超レバレッジを効かせられたわけですから、アパート経営をしたことがない人は踊らされること間違いありません。事実、銀行金利はすぐには上がらないでしょうけど、もしも1%でも上がってしまったら、家賃収入ではアパートローンの返済ができない可能性のある人がとても多いはずです。
そうなると、サラリーから返済不足分を毎月支払っていかなくてはなりません。
そうなると配偶者の方はどう言うでしょうか?
私がそんな状況になったら、とてもツーマ(妻)にはその事実を報告できませんし、当然相談なんてもってのほかです。離婚する!なんて言われたら、たまったもんじゃありません。
「このままじゃ生活が厳しいから売るか、、、」と思っても、はたしてイメージした通りの金額で売れるでしょうか?
もちろん、こんな状況下におかれていても魅力的な投資不動産はあります。
とはいえ、残債がなくなれば御の字の物件もたくさんあるでしょうから、早めに損切りができる人は、覚悟を決めた方が良い場合もあります。
金融機関に相談をしたりしながらいろいろと考えてみましょう。
(すべての物件がダメなのではないので、物件ごとに個別判断しましょう!)

② 他の不動産会社もかなり店じまいしているようだ

背中で語ります

これは本当ですね。
買えない人がたくさん=売れない=取引がない=仲介が成り立たない=売上下がる=人件費が払えない=店じまい。というわけです。

③ 原因はかぼちゃの馬車(スマートデイズ)とスルガ銀行である

背中で語ります

人をさんざん騙くらかした張本人であって、本当にバカなのですが、自分の利益しか考えていない業者たちです。営業する側は、人の利益(喜び、人生のプラス)が提案できて、初めて自分の幸せにつながるという思考がそもそも存在していないと言えます。
購入後にメリットを感じていただけなければお客様の利益にはなりません。
金融機関は資本力が大きいので普通に考えればつぶれないし、社員をトカゲのしっぽ切りにすればある程度の解決はできるのでしょうから、そのようにするでしょう。
もしも金融機関自体が関与していたとなれば、その金融機関が店じまいになる事があるし、そうなれば全社員の人生が路頭に迷うことになりかねないのですから、社会としてもそのような抹殺行為はなかなかできないと考えるのが普通でしょう。
悪者はいつの時代もはびこり続けるし、根本の解決はできないのでしょう。

④ 社長の個人資産で社員の給料を払うことはできない(したくない)

背中で語ります

社長が社員を雇うという事は「その社員と家族の生活を守らなくてはいけない」と同義のはずだと私は思うのです。私の会社は小さな小さな会社です。それでも入社したいなんてお話しを頂いたことがあります。
しかし、私は、お断りをさせていただきました。
なぜなら、いかんせん小さな会社ですから、その人と家族を守っていくことができるのだろうか?と自問自答したからです。もちろん店じまいするようなことはないにしても、雇ったおかげで売上優先の方針になるようであれば、私の信念とは間違った方向になるので、そうはしたくないのです。
お店は、お客様の利益(喜びと幸せ)が生まれるような対応ができなければいけないというのが、私の信念だからです。
お客様に喜んでいただくことができなければ、潔く店じまいする覚悟は常にあるのですが、なんだかんだとありがたいお問合せがあり、とても感謝しています。
社長が人を雇うのであれば、自分の個人資産からでも給料は支払っていくべき覚悟を持つべきではないのだろうか?きれいごとかもしれませんがそう思えるのです。
それが社長としても責務なのではないかと思ったりするのです。
(雇われ社長であれば、そんなこと関係ないのですがね。)

ということで、このお店(会社)は店じまいという選択をしたそうです。
私の率直な感想としては、人に対して、言っていい事、言ってはいけないことがあると思うのですが、この社長は、言ってはいけない事をバンバン言っていたように感じます。
人の利益にならないことを金融機関が審査基準を緩くしたことで融資がじゃぶじゃぶ出るようになったことを利用してこのビジネスチャンスをつかんだにすぎず、お客様利益を考えての行動ではなかったのだから、そんな会社が長続きするわけがない。ということです。

私の仲間は誠実です

がんばる営業マン

私の知っている「地域に密着している不動産屋さん」の多くはとても誠実です。
それでも社員の行動をすべて監視できるわけではなく、色々と悩みは尽きないのだと思います。
私の知っている社長たちは、社員に感謝している人が多いと思います。
だから、行事等で一緒に行動をしていても楽しいのです。
起業して3年以上会社が存続していること自体が奇跡だと言われる昨今ですが、それをクリアして長く営業をされている会社の多くは、少なくとも立派だし、まともだと思います。

流行を利用して、お客様を騙して儲けたくありません

ありがとうございます!

こういった流行を利用して、お金儲けをしたいとは思いません。
お客様の満足、喜び、幸せの後ろに、私の家族の幸せがあるのだと信じ、常に、お客様第一の精神を曲げずに対応していきたいと、改めて思うのです。
という、久々にまともな話し、、、(笑)

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