ヤマトホールディングスの不正も発覚しました【府中市の不動産屋さん】

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ヤマトホールディングスの不正が発覚
不動産のお話しではありませんが、業界問わず、大手にも不正があることを知っておいてほしいので書きたくなりました。
ヤマトホールディングス(クロネコヤマト)の不正が発覚しました。
ニュースで結構流れていますよね。
お客様の引越代金の過大請求です。
何が問題だった?

適正な料金表があるのに、担当者が
「繁忙期は見積もりを上乗せするものだと思っていた。」という認識があったり、
「荷物が3箱で収まると思っても4箱で見積もるように言われた。」という社内命令もあったようです。
引越を手掛ける子会社大和ホームコンビニエンスでは、顧客との契約を定める「約款」で見積額と実額にずれがある場合は、請求額を修正するように定めているようですが、大半の社員はその内容を知らなかったり、知っていても「みんながやっているから」と黙認していたそうです。
(知識不足も甚だしいが、お前らは「金魚のフンか」と言ってやりたくなります。)
上司からの指示も明確にあったそうですからホントひどいものです。
全社的な倫理意識の欠如があったことがはっきりとしたわけですが、この事件が発覚するまでの間、絶大な企業信頼があったことに本当に疑問を感じます。(もちろん今までの社会貢献が素晴らしいのはたしかです。)
会社規模の拡大路線は正義なのか?

会社規模を拡大するという事は本当にすごいことです。
雇用を増やし社会的にも有益であるし社会貢献という意味合いもあるように思います。
しかし、会社の拡大をスローガンにして、お客様を騙して売上を上げなくてはならないような状況を作り出してしまった経営判断は大きな間違いであり失敗だったと思えて仕方がありません。
そんなことであれば事業の拡大はしない方が良いのではないかと思います。
「大手企業=安心」は「=安心ではない」

最近、スルガ銀行の不正も公になりましたが、大企業の不祥事が目立ちます。
会社規模が大きければ、それにふさわしい営業ノルマ(目標)が必ずあります。
ノルマは前年比よりも高くなる傾向があるので、営業社員にとっては、目標達成は年々厳しくなります。
会社は「会社は悪くない」と言いたいし、従業員が勝手にやったと逃げれればまだいいのでしょうけど、今回は会社ぐるみでやっていたという調査結果が出ているだけに、どうしようもありません。
倫理観の欠如。不動産仲介業界も同じです

このような人は、どの会社にも一定数存在していますが、上司(店長や所長)がこのような人だとその店舗はすべて同一色に染まります。
まともな考えを持っている人が悪者になる悪い職場です。
不動産仲介会社の大手でも不正がありました。
当時は、業界的には大変な騒ぎになりましたが、それでもすぐに下火になりました。
「大手の看板があれば安心」と言う代名詞はなくなりつつあるので、不正ができないという事も手伝って、大手が強いというのは、こと不動産業界においては、???という感じになってきているように思います(個人的にそう感じることがあります。)
売上を上げることは素晴らしい事だと思います。
それだけ信頼を築いてきた証左でもあるからです。
通常は「売上=信頼」である前提であると考えられるからです。
しかし売り上げを上げればいいという営業マンもたくさんいます。
グレーなことでも全く問題ないような説明をする営業マンがたくさんいてホント無責任だと思います。
売上が大切かも知れないけれど、
自分の損得なしに、
正直に説明ができたり、
人にやさしくできたり、
人を癒すことができる人のほうが、
どれだけ素晴らしいか誰でもわかるかと思います。
しかしながら、生きていくためにはお金は絶対に必要です。
私はそれを否定しませんし、否定する人はいないと思います。
そんな業務を行えてこそ、素晴らしい人生が開けるのだと思っています。
だから、お客様のことを無視した業務はすべきではありません。
そんなひとりごとです。
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