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不動産売買引渡し時の「残置物の処分」について伝達ミス?【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

お家の中、片付いてますか?
目次

今日は、不動産売買物件の引渡し日でした

先日、当社が買主様(A様)を仲介する不動産売買契約を締結し、本日、物件の引渡しがありました。
ぱちぱちぱち。

売主様は大手不動産仲介業者が担当です。
売主様側の仲介担当者は本日の決済手続きに出席できないということで、別の営業担当者が代理で来てくれました。

引渡し時に残置物が残っていることが発覚。

レッドカード

数日前に、たまたま買主A様がその物件の前を通った時、売主様がちょうど引越作業などをしていたので、これはラッキーでした。買主A様は現地を訪れて売主様にいろんなお話しを伺ったそうです。
近隣事情の事などたくさん教えてもらったそうで、そんな喜びのメールもいただきつつ、良い関係のまま手続きが進んでいました。

そして決済当日である本日。
銀行での不動産売買決済手続きの際に、現地の残置物について確認をしました。
すると、当初残置をお願いしていないエアコンを「置いてあるからね」と親切心で売主様が発言するのです、、、。

・・・・・
あれ?
エアコンの残置はお願いしていないのになぁ、、、と私は思いつつ、買主A様の顔を見ると笑顔のまま、、、。
あれ?
私の勘違いだったかな?
ここで間違いがあるとまずいので、過去の経緯をまとめている書類とメールの内容を再確認すると、エアコンについては撤去希望となっており、残置を希望しておりません。(売主様も当時合意済みです。)

不在にしている担当者へ連絡

なんだろう?と考える営業マン

不動産売買決済手続きの際、冒頭にも書いたように担当者が不在です。
(別の方が代理で来てくれました。)

別の担当者は残置物についてのやりとりは一切わかりません。

そのため、すぐに担当者へ連絡をして、事の流れを説明すると、、、。
やはり私の言っていることが正しい事が確認できました。
売主側仲介会社担当は「私からの残置物依頼メールのやり取り」をコピペして売主様へ送信しているため、間違っているわけがありません。

つまり。

売主様の「親切心が起こした、もったいないトラブル」ということになります。
(売主側の不動産仲介会社さん、口頭で構わないから売主様に残置状況の確認しといてください(笑))

売主様へ「撤去には費用がかかります」と説明

なるほど!の営業マン

売主様が残置しているエアコン4基の撤去には費用がかかります。

なので、A様(買主様)を担当する私は、こういった余計な出費になることは許容できる話しではありません。
なぜなら不動産売買契約の条件を成就していませんし、A様が困るからです。
絶対にNGです。

ということで、ここはドライに、こういう契約(引渡し)条件になっており、依頼した内容と引渡し条件が違うので、撤去費用がかかった場合にはご請求いたしますので、ご了承ください、とやんわりとお伝えする以外、方法がありませんでした。
もし納得できないようでしたら、担当者に相談をして頂けますか?とも念押しで説明をしました。

この場の雰囲気を壊したくないけれど

耳が痛い会社上司

もしもエアコンの撤去費用がかからないのであれば、残置している状態で了解しても良いかもしれませんが、お金がかかることについては、白黒はっきりさせないといけません。
だって、A様は私を信頼して仲介を任せてくださっているのですから、その信頼に応えるのは当然のことです。
しかし、こういったことを言えば、場の雰囲気は悪くなります(笑)

とは言え、A様と当社に落ち度がないのですから、やっぱり売主様に説明するほかありません。

不動産売買の約束は、履行しなくてはなりません

A様はニコニコ笑顔ではいましたが、心の中では一番困惑したでしょうね。
という事で、私が売主様に対して、あやふやにせず明確に説明をさせてもらったことで安心してくれたようです(笑)

私は、私の依頼主であるA様お客様利益(=依頼者利益)が最も重要であるわけですから、しっかりと対応をするのは当然の事です。
今回は不動産売買決済後にも対応が残ってしまったので、引き続きサポートをしつつ、最後まで笑顔であってほしいと思います(笑)

売主様の親切心があだになってしまい、こういう事を伝えることはちょっと心苦しいですが仕方がありません。
しかし、なぜこういった勘違いを起こしてしまったのでしょうか?
優しさで対応をして下さっただろうに、申し訳ない気持ちにもなる私です、、、。

不動産仲介会社の担当者は、説明をしっかりしないといけません

笑顔で提案する営業マン

不動産売買の当事者(売主様と買主様)が後々に後悔や失敗の念が出ないように、不動産仲介会社担当者は明確な説明と対応をして、良いものは良い、ダメのなものはダメと、お客様に理解をしていただくことはとても大切であり、仲介会社担当の行動や発言は最も大切であると思います。

仮にお客様を勘違いをさせてしまったのであれば、それは不動産仲介会社担当者の伝達ミスという事になるかもしれません。
担当者の対応の如何によって、お客様の満足度が変わるというのはよくあることです。
本日は、最後の最後にこういったことが起こってしまったことは残念としか言いようがありませんが、こういったことも相手がいる事なので、ある意味では仕方がないのかもしれませんね。

でも、当社が担当するお客様にはマイナスの感情になってほしくないのです。
という事で決済手続きが完了して、満面の笑みで「買主A様ご夫婦」とお別れした、そんな1日のスタートとなりました(笑)

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