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他の不動産仲介業者からの客付け、不動産売買契約締結後の話し【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

ウーム。困ったものだ
目次

見事!不動産の共同仲介です

約1か月前。
当社が売主様から売却委任を受けている物件に、他の不動産仲介会社(A社)が客付けをしてくれました。
パチパチパチ。

買主様の住宅ローン本審査を開始

なんだろう?と考える営業マン

住宅ローンの本審査は、買主側の仲介業者がサポートするのが普通なので、当社はノータッチです。
買主様はフラット35を利用されるそうなので、通常の金融機関よりも審査結果は早く出るのが普通です。
私ものんびり構えていました。

不動産売買契約締結から約2週間が経過しましたが、あまりに連絡が来ないことに不安を覚え、こちらからA社に連絡をすると、まだ住宅ローンの承認が取れていないとのこと。

うぅ~ん、、、、ちょっと日数がかかりすぎているけど、まぁ期日も余裕があるし、まぁいっか。
と思ってA社からの返事を待つことにしました。
そして、更に約2週間が経過しました。

住宅ローンの承認がまだです、、、(==;)

A社からの連絡はまだありません。
あまりに連絡がないので、こちらから昨日電話をしました。
担当者携帯に2回電話をしましたが折返しがありません。
これはいかんなぁと思い、店舗に連絡をして別の人に伝言をしてもらいました。
つまり、3回電話を掛けたことになりますが、結局、その日は連絡が来なかったのです、、、、。

そして次の日の朝、担当者から連絡がありました。
で、融資特約解除期限があと4日ですが、ローンどうなっていますか?と聞くと、意外な答えが、、、、。

正直、まずい対応です、、、(==;)

なんだと!?

不動産売買契約締結からほぼ1ヶ月経過した本日、意外な答えが返ってきました。
1.ローン書類に押印する印鑑に間違いがありました。
2.ローン書類に押印漏れがありました。
3.買主様が連絡取れない
4.金融機関の担当者がつかまらない。

なるほど、これだけ悪いコンディションであれば、しかたがないなぁ、、、となるはずはありません。
だって、既にほぼ一カ月が経過してしまっているんだもの、、、。

不動産売買契約は相手がいる契約ですから、ペナルティ条項があります。
1.手付金を放棄して解除(期日が過ぎているのでできません。)
2.ローン特約による解除(期日内なので、正しい手続きをしていれば特約は有効ですが、正しい手続きを怠っていた場合には適用されません。つまり、買主は違約解除として売買価格の10%を請求されます。

で、私が見る限りですが、ちゃんとやってさえいれば、1ヶ月経過して承認が取れていないなんてことはまずありえないのです。(よっぽどの何かの事情がない限りはね、、、、。)
ちなみにですが、ローン特約を使うというご希望があれば、住宅ローンの審査をいつ出したのか、それらも整合させて事の真意を確かめます。
不整合である場合には、違約金請求の対象となる可能性があります。
約束を破るのは怖い事なのです。
そんなことが生じないように不動産仲介会社が取引の仲介に入るのですが、A社さんマズイです、、、、。

トラブルとなれば法的措置もありうるかもしれないね

しっかり考える人

今まで行ってきた他の不動産売買の案件では、事情があって決済日延長をしたことは何度かありました。
様々な事情がなるほど理解できるものについては、延期することは問題なしだと思っています。

しかし、本件は契約締結から1カ月も経過しようとしているのにローンの本承認がまだ出ていないという、こういったことは経験がないので、大丈夫かなぁ、、、と思っています。
買主様が正しい手続きを行っているのにローン不承認で流れるのであれば、それは契約上白紙解除となるだけなので、残念ではありますが「仕方がない」と売主様に説明をするしかありません。

しかし、買主様が適切な手続きをしていない事が原因であれば、こちらは違約金請求をする側になるので、念の為、法的措置に発展した場合の対象方法について弁護士に確認しました。

すると、、、、。
当社の言っていることや考え方には間違いはないとの意見でした。
この後の買主様側の対応の如何によっては、違約金請求となる可能性もあり得るのだと確認しました。
買主様も困るけど売主様もホントに困るね。これは、、、。

目的は喧嘩ではありません

握手する

こう言ったことを書いておりますが、私も売主様も目的は違約金を取ることではありません。
売主様、買主様が不動産の売り買いをしたくて、まじめに前向きな気持ちで契約を結んでいるのですから、それをちゃんと安全に喜びの気持ちで行ってほしいだけなのです。

しかし!!!
今回の不動産売買契約の際、こういった事情がありました↓↓

契約をする時に、2番手のお申込みがありました。
2番手の方も満額で購入したいというお話しがあったので、この買主様(1番手)で進めさせていただいたのです。
さらに、ローン手続きの不備で取引が完了できないとなると、その次に同じ金額で契約ができるという保証はありません。そうなると売主様は場合によっては大損するかもしれません。

となれば、いやでも違約金請求をせざるを得ない、、、というような事態はある程度想定しておく必要があります。
だから、買主様が約束(不動産売買契約)を破ってしまうような対応になると、これは怖いわけです。

私は、約束をやぶる怖さを知っているだけに、約束をやぶることはできません、、、。
約束をやぶられた相手はどれだけ怒るだろうか、、、、。
当社を信頼してくれたお客様がどれだけ困ることになるか。
お金の問題もあるけど、それ以上に、相手の信頼を裏切るという目に見えない部分がメタメタのボロボロになります。
これは、絶対にだめなことです。

住宅ローン承認期日まで(本日含め)あと5日

豚の貯金箱

あと5日となりましたし、状況が状況なので、A社に対し、買主様への違約金請求の可能性についても触れました。
それだけ、相手に心配をかけているという事を知ってほしいという趣旨です。

普段から、こんなずさんな事やってんのかな、と思わざるを得ません。

いずれにしても、この期日までに住宅ローン承認が取れない場合には、売主様の気持ちにもよりますが、違約金請求となる可能性は高い、、、、。
私にはそう思えてなりません。
という事で、まとめにはいりましょう。

不動産売買契約は約束です。約束は甘く見てはいけません

なるほど!の営業マン

不動産を購入される方も、売却される方も、
不動産会社(と担当者)の選択はしっかりとしないといけません。
本当に信頼に値するサポートをしてくれるのか、よく相手を見極めましょう。

※ A社担当者さん読んでるかな、、、。  
今回のA社の対応が大きな問題に発展せず、取引にかかわる全員が喜んで決済手続きに進むことを切に願っています。

※後日談として、、、、 A社担当者さん。
私からの連絡を受けて、かなり焦ったようです(笑)

その後、すぐに動いてくれたので、買主様の融資承認が取れたそうです。
いやいや、何とかセーフという感じで安心しました。
何より、当社に委任をして下さった売主様が喜んでいただけたので、そこが一番良かったですね(笑)

しかし、、、、。
買主様、不安にならなかったのかなぁと思う次第です、、、(笑)

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