
昨日、決済がありました。
緊急事態宣言の初日ということでしたが、
1ヵ月ほど前から決定していた予定でもありましたから、手続きをキャンセルするわけにはいきません。
で、飛行機に乗っていったのですが、搭乗口まで前から歩いて来る人は一人もいないという、閑散とした羽田空港、、、。(羽田空港までは車を利用なので誰とも会わず)
早朝に空港行ったときって人がほとんどいないのですが、まさにそれ以上の閑散とした状態でした。
いやいや、自分的にはラッキーでした。
でね。
飛行機に搭乗すると、アナウンスが流れてきて、機内の空気は3分で全部入れ替わる仕組みになっているそうで、電車とかと比較すれば、どれだけ安全なのか誰でもわかります。
通勤電車はまさに三密状態で、1時間くらい乗車している人は普通にいますから、どれだけ毎日の通勤が危険にさらされているか理解に苦しくありません。
で、機内の座席につくと、お隣には誰もいません。
数席離れてぽつんと人がいるくらい。
機内を見渡しても20人の乗客がいるかいないかという感じでした。
不動産の決済と引き渡しを迎えるにあたり
今回の契約は、かなり遠方でした。
不動産売買契約締結は4月よりも前、決済引き渡しは4月以降というのもあって、固定資産評価証明書の取得も必要だったりしたので、遠方地元の司法書士に依頼し、各種書類を取っていただきました。
銀行員担当者にもいろいろと連絡を取りながら、住宅ローン対応もお願いし、買主様もしっかりと対応してくださり、問題なく手続きを進めていくことができました。
売主様もしっかりと対応していただき、電話もどれだけしただろう、、、(笑)。
ホントにたくさんして、心配事や不安点もどれだけアドバイスしたかなぁ、、、と(笑)。
私は嘘(その場しのぎ)は言わないので、事実と対応策を明確に説明して売主様に対応をしていただきましたが、
お取引には必ず相手がいますから、売主様は相手の状況がみえない部分でもあるわけで、その意味で不安がかなりあったようで、スケジュール感も大変でした。
抵当権抹消の事前手続きも当然あるわけですが、その手続きも忙しい売主様の状況からすれば、ヤッパリ骨が折れただろうなぁと思ったりもしました。
私は「仲介」という立場なので、全体の状況を俯瞰的に見ることができます。
なので、経験上全く問題のないお取引ではあるとわかってはいますが、それをお客様へ説明しても、どうしても確定していない事項についてはその事実を伝えるしかありませんし、大丈夫だという確信が私にあったとしても、確信的に断言をすることは、やはりできないこともあり、一般的にこうですとしか言えない、、、というのは私自身が心苦しいなぁとさえ思うこともありました。
決済日を迎えて
決済日は、某銀行で手続きです。
売主様、買主様、銀行の担当者、司法書士の先生、私。
5人(実際にもあと数名)が集まって、手続きをしました。
売主様のご配慮も素晴らしく、買主様もとても喜んでいただけました。
たくさんのお取引をやってきましたが、これほど買主様が売主様に感謝された事例は、多くないと思います。(もちろん多いんだけど、今回はとても素晴らしかった。)
私が遠方だったこともあって、売主様と買主様が自分の意見を明確に発言し、やるべきことはやる、謙虚に受け止めることは受けとめるということをしっかりされたからこその結果だったのだと思います。
途中(一瞬)、雲行きが怪しい時がありましたが、総じていえば、
とても良いお取引となり、皆さんが心から喜んでいただけたなぁと思いました。
業務を終え、帰宅した後、買主様から一本のメールがありました。
「こんなに素晴らしいおうちに、これから住めるなんて夢のようです。大切に使わせていただきます。本当にありがとうございました。・・・・・・・・・」
うれしいですよね。
こういったメッセージを、私自身、多くいただくのですが、心から喜んでいただけたんだなぁと感慨深く感じます。
売主様自身も、お仕事が多忙の中でしっかりと対応をしてくださったおかげで、本件お取引もスムーズに進めることができたこと、本当に感謝に耐えません。
私自身、売主様に本当に頑張っていただいたなぁと感謝の気持ち以外湧いてくることはありません。
決済後、物件チェックをしに、、、
決済手続きが完了した後、全員で物件を見に行きました。
綺麗に片づけられたおうちは、売主様の引き渡しに対する真摯な心が現れていました。
買主様もとっても喜んでいただけて、お別れするときには、本当に温かい言葉をかけていただけました。
かなり遠方のお客様なので、今後またお目にかかれることはもしかするとないのかもしれませんが、今はメールも電話もその他連絡方法はたくさんあります。
また不動産のことで困ったことがあればいつでも対応したいと思っています。
決済、引き渡し業務が完了すれば、家の所有権は買主様に移ってしまいます。
売主様は、さっきまで自分のおうちだったのですが、もう自分のおうちではないと思うと、心にぽっかりと穴が開いた感じだなぁ、、、と言われていましたが、私も本当にそう思います。
長い時間、そこで暮らしてきた思い出が走馬灯のように頭の中を流れるのでしょう。
なんとなく目頭が熱くなる感じです(笑)。
長いようで短い期間でしたが、
何とか引き渡しまで対応でき本当によかったと思います。
一番うれしいのは、お客様が本当に喜んでくれたことです。
リスクが発生すれば、私が責任をもって対応するわけですから、私も真剣です。
それ以上にお客様は真剣なので、困ったことをどんなことでもサポートできるよう、今後も精進していきたいと思いました。
私にとっても、今回の業務はとても良い思い出になりました(笑)。
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