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負動産は、急ぎ処分しましょう。迷っている場合ではありません

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

田舎の風景
目次

何故、負動産を所有し続けるのか

こんなイラストの風景、、、。白黒なのでわかりませんけど、きっとここは綺麗な丘があって、緑がたくさんあって、空気がとてもきれいな山村で、都会の喧騒とはきっと無関係の場所なのでしょう。

都会で戦うサラリーマン戦士にとって、こういった場所は時に心を癒す場所でもあります。
しかし、これを相続や遺贈などにより所有することになったらどうでしょうか。
私だったら、本心から寒気が走りますし、万が一勘違いからうれしいと思ったなら、無理にでも寒気を走らせなければなりません。

なぜって、所有すれば固定資産税等を永年支払い続けなければならないからです。
何の生産性もない収益(利益)を生まない不動産を持ち続けることは、足に鎖をつながれていることと同じです。
そして、永遠に出口がない苦しみを味わうことになるかもしれません、、、。
まさに恐怖でしかありません、、、。

仮の話し、ボーナスは別として、お給料が月額30万円(手取額24万円と仮定)
ここから毎月2万円が消滅していくと、年間24万円(1か月分の所得)が減り続け、平均余命まであと40年、、、、。
各種税金を納税した手残りの給料から、960万円を地方自治体にただただ寄付するような勇気や余裕があるでしょうか。
自分が亡きあと負動産を子に相続させ、子を不幸に導く事象になる原因だとしたら、、、。

私はお断りです、、、。

「思い入れという感傷」はあなただけの心の問題です

よくわかっていないご夫婦

親が大切にしていた不動産だから、、、。
先祖代々継いできた土地だから、、、。
子供のころ、走り回った思い出があるから、、、。

理由はいくらでも作ることが出来るでしょう。
しかし、あなたがお亡くなりになった後、お子さんたちは、その不動産を見て素敵、、、となるでしょうか?

冷静になって、よくよく自問自答して欲しいのです。
冷静になって、お金の計算をしてみてください。

今までの思い出は、あなたの心にとどめ、その不動産を別の形に変えて、人生をプラスにする事こそ、先祖が希望されることではないかと容易に想像できるのではないでしょうか。

昔と違い、どこでも良いから土地を所有すれば勝ちという時代ではないのです。
これからは、明らかに価値ある不動産と価値のない負動産に分かれていきます。

価値のない不動産を所有すれば、その時点で「負け」が確定します。
挽回しようとしても、それはもう容易ではありません。

年年、マイナス財産となり、あなたの財産と心をむしばみます。

マイナスを生み続ける不動産を所有してしまうと、ひどい場合には処分が出来なくなります。
処分ができないと、自分の一生をかけて固定資産税等という支出が発生します。
市区町村も、利用ができない土地の寄付は受けられません!と言うでしょうし、市区町村民に所有しておいてもらえれば、固定資産税等という税金を合法的に徴収できるのですから、負動産の寄付なんて受けるわけがないのです。

重要だからもう一度言います。

市町村が、負動産の寄付を受けるわけがないのです。

仮に相続が発生したとき、お子さんたちが相続しますが、お子さんたちはそんな不動産欲しいですか?
笑顔で喜んでいただけるでしょうか。
私ならお断りです。

相続する場面ではこういった負動産の相続は断固拒否したいですが、相続となれば拒否するためには総合的判断を要します。
もしも、相続財産が4000万円あったらどうでしょう。
その場合、大変遺憾ながら、毎年24万円を出費する不動産も一緒に相続せざるを得ません。

でも、親には感謝できないでしょうね。

鼻水垂らして怒り笑っている

だって、自分の余命が50年あるなら、50年×24万円=1200万円の出費が確定するので、相続は実質2800万円になるからです。まったくもって、感謝すべき話であるはずなのに、どことなく感謝というよりも「ふざけんな!!」って気持ちのほうが大きくなりそうなのですが、それ、私だけですかね?(笑)

うれしい半面、ありがた迷惑がついてきてしまうと、素直に喜ぶことはできないでしょう。

ただでも引き取ってほしい負動産

もし、あなたがお亡くなりになった時、その不動産はどうなるでしょうか。
自分たちの子供が負動産として相続し、時代の背景とともに既にそこに住む人も減少し、誰も欲しがらない土地になっていたとします。

すると、、、。
「こんな赤字財産を残しやがって。」 ・・・親心、子は知らず。

子供たちは親を怨むのではないでしょうか。
生前のうちに、将来この土地は赤字を生むようになるから、今うちに売却して現金に換えて、生前贈与してあげるからな、と親が子供たちに言えば、そのほうが子供たちに感謝され、喜ばれて、自分自身もその喜びを共有することが出来ます。

死んでから相続で喜ばすよりも、生前に喜んでもらったほうが自分自身もうれしいはずです。
タイミングを逸してしまうと、無料で良いから引き取ってよと懇願しても誰も引き取ってくれません。
その時には、もう時間切れなのです。

その負動産はプラスの財産になりますか?

なんだろう?と考える営業マン

さて、こんな負動産ですが、あなたの人生にとって、どんなプラスがあるでしょうか。
1年に一回、もしかすると2年に一回程度の利用のために、年間数十万円という固定資産税を納税し続けるのでしたら、それは素晴らしく贅沢なことです。

贅沢三昧できるうちに散財して、いずれ贅沢できなくなった時に、あの時売っとけばよかったと思っても遅いのです。

より早く速い決断はとても重要です。

「負動産を早く処分する」ことに気が付いた人が勝ち逃げることができます

喜ぶ営業マン

不動産は良い不動産と悪い不動産があります。

車もそうです。旧車と呼ばれる価値ある車がある一方で、ポンコツ車も存在します。
こういったものの目利きはどうすればいいのでしょうか。

私はよくわかりませんが、すべてに共通することはこの一点です。

どんな理由であろうと、人気があれば、そこに需要があり価値が付くのです。人気がなければ、1億円かけて製造した車だって、ただの無価値のドポンコツなのです。
不動産も同じです。
昔、1億円以上の価値があった熱海の別荘、、、。
最近では熱海の別荘でも「200万円差し上げますので、ただでもらって下さい。」と言う不動産があります。

これでお判りでしょうけど、時代はとっくに変化しているのです。

それが理解できない人には、ぜひ怒らずに冷静に聞いてほしいのです。
「おめでたいお花畑脳」の中にある「お花畑」をよぉ~く見てほしいのです。
遠目から見ると緑が多く素敵だと思っていたお花畑の大部分を、近くまで行って冷静にみてほしいのです。その大部分はただの雑草だったりするかもしれません。
雑草は適度に刈り取り、本命であるお花を綺麗に咲かせることで、見ていても美しいと感じることができるのだと思います。

美しいと感じるためには、そこに一定の手を入れる必要があります。
手入れをするには努力も必要ですし知識も必要ですし、なにより決断が必要です
手を入れず放置し続ければ、そこはいずれ、思い込みによってのみ美しいと評価される、雑草だらけの「雑草畑」になるのです。

将来活用ができない、もしくは活用できなくなる恐れがある不動産は、早く処分することで、売り逃げるほかありません、、、。

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