不動産仲介営業マン。どこ見て仕事してんの?
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不動産営業マン、どこ見て仕事してんだい?
どこ見て仕事してんの?
最近、他社不動産営業マンに対し、こんなことをすごく感じることがあります。
仕事って、誰かに役に立って、やりがいを感じられるからこそ自分の存在意義もあって、人の笑顔が見れるから楽しいと感じられるんじゃないかなって思うのだけど、どうやら、それって万人に共通していないことも事実であるし、人をだましてでも自分の利益優先という考え方をしている営業マンも多数います。
平気で言ったことをひっくり返すし、平気でうそを言う。
すごい精神構造だなと思うのです。
理不尽であることすら、言っている本人は全く気が付かない低能ぶりにはまいります。
こんなのが普通にいる不動産仲介業界は恐ろしい業界です(笑)
自分たちの利益を出すことは、給料を稼ぐ原資であるわけだから、当然大切な事であるけれど、それって、人のお役に立たせていただいたことを認めてもらえるからこそだと思うんですよね。
ウソをもって、利益を稼ぐ。
ウソに気が付かず、営業マンの言葉を信じて不動産を購入する、売却する。
不動産仲介営業マンのウソに気が付いた人が疑問をもち、当社を知って当社に相談に来ます。
これはとてもありがたいのだけど、そもそも営業マンの風上にも置けない人が営業活動をしていること自体、その会社の本質を疑わざるをえなかったりします。
表面的にはとても真摯な人が多いのに、こと営業になると、酷いことを平気でする人がたくさんいます。
特に、「A社」は、最近ひどいなぁ、、、。
あれは組織的にやっているんだろうけどね。
最近、不動産売却で困っているという相談がたくさんあります
最近、不動産の売却で困っている事があるといった相談があったり、既に不動産を購入しているんだけど、将来に向けてどうしたら良いかわからないとか、いろんな困ったの相談があって、私なりに、色々とサポートをしています。
不動産無料相談の範囲はすでに超えていて、有料で相談業務を受けても良いんじゃないかなというくらいの内容になっていたりします。例えば、私は公認 不動産コンサルティングマスター相続対策専門士という肩書があるのですが、相談業務は初回からお金を取るべきという人もいます。
しかし、ふと私的に考えると悩ましいのです、、、(笑)
無料とは思えない「有料相談以上」ですよ!
今でもお付き合いのあるお客様から以前言われた言葉です。
そのとき「そっか。他の不動産屋さんではこんなにアドバイスはしないんだなぁ、、、。」と思ったわけですが、冷静に考えればそうなのかもしれません。
私の場合、初回来店の時は、2時間程度普通にやり取りをしますし、その後の連絡でも、急ぎの内容だったら夜10時過ぎても対応します。そういったことを踏まえれば、24時間365日いつでも対応ができるという意味では、通常できないことだろうと思います。
それに来店されたとき、かなり細かく説明するし、契約ノルマに追われる大手や他社の不動産仲介営業マンでは、私のような悠長なスタイルではできないでしょう。
そこが私の良いところだと思うわけですけど、時間があるということはもしかすると暇なのかな、、、(笑)
困っているAさんから「投資用不動産の相談」
最近あったのがAさんの話しです。
Aさんは、「不動産業者B社」に半ば騙されて、損することが確定している不動産を「将来の年金代わりに資産形成をしましょう」と言われ、購入してしまった人です。
その後、あまりの赤字に気が付き当社に相談にこられました。
毎月赤字が続く現実を目の当たりにしたため、投資用不動産を売却処分することを決意しました。
B社担当者から「この金額なら売れる」と言われたので、専任媒介契約で売却活動をお願いしたけれど3か月間見学が一回もありません。
するとB社は「見学に来ないのは価格が高いからだ。」と正反対のことを言い出しました。
あまりにおかしい説明だし信頼できないので、B社との専任媒介契約を解除して、他の不動産仲介会社に売却活動を任せようと思ったところ、媒介期間満了前にAさんから媒介契約を解除したらB社に対し違約金支払いが発生する可能性があると言われたようです。
投資用不動産を購入するとメリットがあるという説明を受けたAさんは、B社の仲介で投資用不動産を購入したけれど、運用して初めて気が付いたランニングコストでは、年間の赤字がうん十万円、、、。
購入時にそんな説明聞いてない!
何が節税だ!
何が将来の年金だ!
それどころか金食い虫じゃないか!
これ、向こう30年継続しなくてはいけないのか?
B社「Aさんが他社に任せて売却活動をするのは構いませんが、当社との管理契約を解除するなら違約金うん十万円をいただくことになります。当社で売却すれば、この違約金はかかりませんよ。」とB社担当者はとても微笑ましく説明してくれました。
なぜか、投資用不動産を購入したときの不動産売買契約書(金額が違う契約書)が2通あります。
誰かを欺くため?
これ詐欺だよね?
こういうことをしている業者を調査すれば芋づる式に同様のケースが出てくること必至です。
場合によっては金融機関へ情報開示請求できるのかな?
宅建免許吹っ飛ぶかもしれないけど告発していいかな?
ウソか間違いか建築価格があまりに違う
建築業者が当初2000万円で建築できると言っていたのに、後に、2800万円かかると言われ施主様は資金ショート。
贈与税の非課税枠を使うため、慌てて請負契約をしたけれど、業者の責任を追及できない。
まったくもって泣き寝入りしかないんだろうか。
どれをとっても、本当にひどいものばかりです。
失敗や苦しさの経験が人にやさしくできる原材料になります
不動産は、現金を不動産に変えた貯蓄(資産形成)になりますが、その側面として最も大切なことは、将来の自分の居場所を無条件に確保するということです。
こういった観点でお家を所有するぞ!と考えている人ってどのくらいいるのでしょうか?
今朝、バイクで通勤している時に、ホームレスの人を見かけましたが、どこで人生を誤ったのか家がないのです。暑い日でも、大雨の日も外で生活し、バランスの良い食事はできないでしょうから、多分普通の人よりも早く体調が悪くなるんだろうなと思います。
ホームレスになった人は、恐らく好きでホームレスという選択をしたわけではないのだろうと思います。
人であれば、大なり小なり、いろんな失敗があります。
私が不動産業界に入る前に約10年間務めていた会社が倒産し無職を経験させられてしまいました。
その時の私のほんねは、
倒産したことにより、その環境から解放された喜びのほうが大きかったから、倒産ありがとう!
心から大喜びでした(笑)
ちょっと変ですよね?
変だけど、私はまともなのです。
人生をリセットしてやり直せる喜び。
最高に輝いたうれしい瞬間でした(笑)
不思議ですよね。
人によっては、倒産を苦に自殺する人もいるでしょうし、私のように大喜びする人もいて、人それぞれ受け止め方が大きく違い、その後の人生もまったく異なってしまいます。
そんなこんなで人それぞれ、いろんな苦悩があるわけですが、自分が辛かったことは人にやってはいけないという人として当たり前のことが出来ない不動産営業マンがけっこういるのです。
と言うか、気が付かないんでしょうね。
不動産は高価だから、下手すると人生やり直しがきかないことが発生するかもしれません。
だからお客様は、営業マンの営業トークに対して慎重に対応してほしいと思います。
営業マンはどんなことがあっても自分より相手のことを尊重する事が大切です。
自分よりお客様がいつも優先。
これが根底にないと全てがおかしい事になります。
不動産仲介の仕事をやっていて思うこと
私は、相談を受けた時、その人に幸せになってほしいといつも思います。
私に初めて会った人は、松田ってどんな人だろう?と考えると思います。
少しくらい疑いの目を持つかもしれません。
私は思うのですが、
人に対し、疑いの目を少しくらい持っていないと、自分や自分の家族を守ることが出来ないと思います。
どんなに優しい人でも、反対の面も必ず持っています。
理性をもって自分をコントロールして、紙一重のところで善人をキープしているようにも思えることがあります。
私だって悪いことをしようとすれば、多分すぐにできるはずですが、それやっちゃうと後で自分が嫌になるからやらないのです。
結局、
自分や家族を大切に思っているからこそ、他人を傷つけたくないのです。
つまり、自分は人一倍臆病なんだと思います。
でも、それでいいんだと思います。
良い意味で臆病になって、たくさんの人に喜んでいただいて、他人も自分の家族も幸せにできる様な不動産屋さんでいたいと思うのです。
最近、いろんな困ったの相談が次から次へと入ってくるので、なんだか、ふとそんなことを思います。
不動産仲介営業マンは、自分の利益を優先するような器の人はやっちゃダメだと思います。
不動産仲介営業マンは、人にお役に立たせていただくという気持ちがないとダメだと思うし、人に役立つことが出来ない営業マンは「AIに変わってもらえ、お前は必要ない、、、」と言われる時代はもうすぐなのかもしれませんね。
これもまた、ある意味怖い時代でもありますね。
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