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木造戸建ては、早めに購入するが吉かもです【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

営業マン、時間に追われる
目次

ウッドショックの影響


新型コロナの影響からもう2年半以上、自宅リモートワークが多くなりました。
自宅で仕事をするため「もう一部屋欲しい」という需要によって、戸建の売れ行きがとても良くなりました。
ほんと皮肉なものです。
その結果、木材価格が高騰し、ウッドショックと言われるまでに高騰していきました。

その後、一旦、落ち着いてきたと思われたウッドショックですが、ロシアとウクライナの戦争によって再燃し、更に円安外貨高によって、いまだに木材や設備等の値下がりが見えない状況となっています。

新築戸建の価格が上がると、注目されるのが中古戸建です。

おうち検討

ここ最近の中古戸建は品質が良く、メンテンナンスを適切に行えば人の人生よりも長く活用できます。

そういった観点で考えると、無理して新築戸建を選択する必要もなく、例えば、年齢40歳の人が戸建を購入するなら、向こう50年ほど維持可能な戸建を購入すれば何ら問題ないはずです。

もしも、予算の都合で著しく古い物件を検討する場合は、ちゃんと考えなくてはなりません。
中古戸建は、多少なりとも経年劣化をしているので、新築と比較するとメンテナンス費用の支払いが早く到来します。
最近では、古い木造アパートなどを投資目的で購入する事例がたくさんありますが、築年数が古い物件はそれだけ劣化していますから、安全を考慮するなら、建築士による耐震診断やインスペクションを行って、悪い箇所などを確認して、適切な改修工事を行うと良いです。
注意すべきは、予算ぎりぎりで購入すると必要な改修工事費用が捻出できないことです。
購入予算ばかりを優先し、リフォーム費用を少なめに見積もり、多少古い物件でも構わないと言って購入すると、その後、想定していなかった余計な費用が掛かる事がありますので、全体像を理解した上で購入しましょう。

でも、、、、
新築戸建は魅力なので、予算やその他もろもろを比較検討して決めましょう!

築浅物件に人気が集中!すぐ動こう!

家族

木材価格や設備機器の供給状況を考えると、当面はリフォームしなくても良さそうな築浅物件に人気が集まります。
築浅物件はクリーニングや軽微なリフォームだけでとてもきれいになるので、目の付け所の良い選択です。
しかしながら、、、、
築浅物件はあっという間に売れてしまうのです。

イメージでは、築20年~25年くらいの物件を購入してリフォームするのが合理的ですが、リフォーム価格が木材や設備の高騰により不透明な状況なので悩ましい事でもあります。

こういう状況で気を付けておきたいのが「買うと決めたら即決断」する心の準備を常にしておくことです。
週末に物件見学に行って「良さそうだから前向きに検討します」と意気揚々にお家に帰ると、その時には、他の方から購入申込書が入ってしまい、契約予定になってしまったということは、ここ最近は本当によくあることです。

人気物件はご自身が見学した同日に、他の方も見学していることが多く、その日の夕方に購入申込書を提示しても既に2番手・3番手でした、ということはごく普通に起こり得ます。

その不動産が気に入ったので購入しようと決心したのに、買えなくなった時は本当にショックなものです。
築浅物件を検討するときは「気に入ったら即決断する」という心の準備をしておきましょう。

住宅ローンの事前審査は物件探しの前にしましょう

いえ

住宅ローンの事前審査を行っていないと、不動産購入申込書を受けつけてもらえないことがありますので、住宅ローン事前審査をされていない人は早めに実施しておきましょう。
いずれ個人情報は出していかなくてはなりませんので、早めの行動が大切です。

懸念されるのは材料高騰だけではありません

考えるおじさん 

急激な円安の進行も大きな懸念材料です。
現在の円安要因の一つとして挙げられるのが長期金利です。
日本では異次元の金融緩和政策が継続し史上最低水準の金利が継続しています。
これに対してアメリカでは2021年11月に金融緩和の縮小を発表し、それを受けて住宅ローン金利が急上昇しています。
アメリカの指標である30年ローン固定金利は、2021年1月は最低値の2.65%だったのが、2022年3月は4.67%で、今後も更に上昇する見通しです。
この日米の金利差は円の価値が下がる要因となっています。
この状況の中、日本では金利を上げるという方針は出ていませんが、今後円安が更に進行してしまうと、日本でも金利上昇に踏み切ることも想定しておかなくてはなりません。

今の低金利は「非常識な金利」であり政策によるものなので、政府が方針転換を行うと、一気に金利が上昇することも懸念されますが、私は、金利上げに踏み切れないのではないかと今は思っています。
といっても、断言できる人はいないわけで、どこかのタイミングで金融リセットがなされ、混沌の中から金融の新システムができる可能性もあるようです。

いずれにしても、急激な金利の上昇は市場の混乱を招くので、世界的な経済情勢が比較的安定している時にはなるべく影響が出ないように徐々に金利を上げていくというコントロールはできるかもしれませんが、新型コロナに加えてロシア・ウクライナ情勢という、この先を想定できない混沌とした状況です。

「金利8%なんてバブルの頃に家を買わなくて良かった」なんてことを今から10年~20年前にはよく聞いたものですが「全期間固定を1%台で組めたあの頃に家を買えばよかった」と後悔する未来がくるかもしれませんが、そんな時は、不動産価格が下がるかもしれませんので、現金を持っている人は、もしかすると今よりもお買い得に不動産購入ができるのかもしれませんね。

といっても、将来のことは誰にもわからず、明言できることは一切ありません。

本来、家探しはじっくり検討して購入するべきだと思いますが、最近の状況を鑑みると、早めに決断する心構えを持っていないといけないタイミングですね。

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