MENU
不動産・相続・終活に困ったときの相談窓口|まずは無料相談から始めましょう!

不動産売却。それ背任行為じゃないの?【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

騙すことは、悪くないと考える営業マン
目次

不動産仲介会社の売り上げは仲介手数料

我々、不動産仲介業者の売り上げの多くは仲介手数料です。
その他にも、コンサルティング料などがありますが、おそらく9割以上が仲介手数料になります。

どんな会社でも売り上げがなければ倒産してしまいますから、売上達成を目標とするのは間違えではありませんが、売上を一番に考えて、お客様の喜びが不在になるようなことがあってはなりません。
不動産仲介業者の営業活動は、お客様の利害と直結しているものです。

売主様をだますのは、ある意味、簡単なことです

ウソが平気な営業マン

売主様はより良い条件で売却したいと考えていますし、不動産にも個別性と市場原理があるので、あまりに無茶苦茶な金額で売れることはありません。
建物があれば中古戸建として売却することになりますが、土地がある程度大きいと、なかなか流通しないことがあります。
一昔前なら、不動産仲介会社が売主様に体の良い説明をして、一般に公開することなく、即日、買取業者へ安く買い取ってもらっていました。

買取業者が買いとることは、別に悪ではありません。
一般に広く情報を公開し、売主様のご希望をしっかりと考慮した上で不動産売却活動を行い、最終的に買取業者へ買い取ってもらうのであれば、やることを存分にやったうえでのことですから、納得せざるを得ません。

売主様は不動産売却に精通しているわけではないので、頭が良さそうな営業マンに言われればお任せするしかありません。

ここ最近、なぜか不誠実な業者(営業マン)との出会いが多い様に思います。

お客様をうまくだましてに分かりやすい説明をし、
お客様をだましてもにご理解とご納得をいただいて
ウソがばれなきゃ喜んでいただければ良いのです。

『良いも悪い』も紙一重ですね。

売主が損しようと、ばれなきゃ良いし俺たちは悪くない。

ウソが平気な営業マン

例えば、
売出価格 6000万円(=適正価格だとします)
買取できる価格 5400万円 だと仮定します。

自分が売る立場だったら、6000万円で売れれば一番うれしいわけですが、
不誠実な不動産仲介会社は、
他社のお客様が1日待てば6000万円で購入する可能性があることを知っているのに、
自社のお客様である買取業者からいち早く5400万円の購入申込書を取得して、
売主様に対し5400万円で了承を得たら、その1分後に他社のお客様から6000万円の話しが入ってきたとしても一切受け付けてくれないのは常とう手段です。

売主様が信頼して売却活動を任せた不動産仲介会社は、本当に誠実と言えるでしょうか?
売主様のことを真剣に考えてくれているのでしょうか?

答えは No(ノー) です。

売主様は5400万円で一度は了承をしたのですから不動産仲介会社の行為は違法とまでは言えませんが、信義則からすればおかしいことです。
わずか数分の差ですし、買主様を変更すれば売主様の利益が600万円も増えるのですから。

そんな事がわかっていても、
不動産仲介会社は損をしたくないので、6000万円の話しは受け付けず、何もなかったかのように5400万円で不動産売買契約を締結しようとするわけです。
こんなことがあるわけがないと思っているお客様(特に不動産の売主様)は多いかもしれませんが、実際に普通に行われているのが不動産仲介業界です。

自社のお客様である買取業者でうまくまとめれば、不動産仲介会社は売主様と買主様の双方から仲介手数料をいただけるはずなのに、売主様のことを考え、正直に6000万円の話しをすれば、仲介手数料は買主様からはもらえなくなってしまうのです。
みすみす自社の利益を損して自分の売上ノルマ達成をあきらめてまで真摯になれる人は、なかなかいないものです。
なぜって、営業努力・営業手法と割り切っている営業マンが多くいますし、売上を上げることが自分の評価基準に大きく影響することもその理由になっています。

こういった営業行為が、不動産仲介業界で問題になっていますが、けっきょくは、正直にやって頂くほかなく、その被害を被っているのは、言い方は悪いですが『無知な消費者』ということになります。
だから信頼できる人(不動産営業マン)を見つけて、依頼をするほかない、ということになります。
しかし、本当にいい人(不動産営業マン)に出会うことは難しいことかもしれません。

言わないことはウソじゃないし、法的義務もない。

ご夫婦

不動産仲介会社は、売主様から5400万円で売る了承を得たら、その後の6000万円の話しが来たことなんて言わなくたって良いのです。
なぜって、民法では、口頭で了解を得れば合意済みだからです。

でも、600万円も違ったら普通どう思いますかね?
私だったら、それを黙っていることはできません。
黙って契約したら、一生心にしこりが残ります。

不動産所有者(売主)が期待すること

がんばる営業マン

不動産を売却する方は、不動産仲介会社に何を期待するのでしょうか。

私が思うのは、
1)正直であること
2)説明が分かりやすいこと
3)良いことも悪いこともちゃんと教えてくれること
4)手続きをテキパキやってくれること

だと思っています。

たまに、何を聞いても杓子定規なことしか言わない不動産営業マンがいますが、そういう人は不動産屋さんをやめてもらったほうが良いと思います(笑)

悪い営業マン

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアと応援、ワンクリックおねがいします!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次