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ビッグモーター問題。不動産業界も似たような構図ですもん【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

おこる上司
目次

ビッグモーターの保険金不正請求

今回の事件は、故障した車の修理代金が安い場合、ビッグモーター社員がノルマ達成と自分の立場を守るために、車体にわざと傷を入れて修理代金をはねあげ不正に保険金を多く受け取っていた、という問題です。

例えると、本来なら5万円の修理で済むはずが、20万円の修理代にするために、傷をつけていた、、、というものです。

こう言った構図は、大手ならどこでもあると言ってもあながち間違いではない、と私は思っています。

しかしながら証拠もなしにそんなことを言えば、ふざけるな!と言われてしまうので、大きな声では言えないわけですが、実際に自分が勤めている会社や上司がどのようなことをしているか、そこに働くあなた自身が一番わかっているのです。

ようするに詐欺です

契約が一番大切だろ!営業マン

修理をするお客様は、車両保険を使って修理するので損害は発生しない。
修理をするビッグモーターは修理代が高くなってより儲かる。

このような説明がなされているようなのですが、実態は違います。

車両保険を使ったお客様は、保険の等級が下がってしまうので、次回支払う保険料が高くなるのです。
ビッグモーターは、お客様が先々支払う保険料を多くさせるという損害を与え、保険会社には詐欺で多くの支払いをさせているのです。

また、保険事故請求が多くなれば、その分、全体の保険料が高くなるので、その意味でも社会全体に損害を与えているのが、今回のビッグモーターのやったことなのです。
私には関係ないと思っている人がいたら大間違いです。
間接的に、保険をかけているすべての人たちの保険料が高くなるので、社会全体に損害を与えているのです。

誰が得しましたか? 一時的にはビッグモーターです。
誰が損しましたか? まず消費者と保険会社、そして社会全体。最後にビッグモーターです。

結局、こういった不正をする事で幸せになる人はいないのです。
だったら、こんなことするなよ。と言いたいわけです。

経営陣に盲従し忖度する『いびつな企業風土』

怒る人

ビッグモーターにはいろんなルールがあるようです。

ワンストライクアウト
7.全ての社員が対象です。役職に関係なく、信義に反する行為を行ったものは厳罰を持って対処する。(会社を守る。)
(1)保険金不正請求を実施・加担して会社に対して損害を及ぼす影響を与えた場合。

しかし、ワンストライクアウトとなる保険金不正を組織ぐるみで行っていたと指摘されてしまいました。
こういったルールは、会社が社員に対してしっかり指導しているという建前であり、本当の意味では、まったく機能していないのです。心当たりがある社員は相当多いと思います。

世の中、タテマエばかりで、ウソばかりです。ひどい世の中です。

正論を言えば、意に反するということで仲間外れになりますから、窓際族確定です。
そんな人生、誰も選びたくないですよね~。

(経営の原点12か条)
その3.強烈な願望を心に抱く
 目標達成のためには潜在意識に透徹するほどの強く持続した願望を持つこと
 →正しい理念だけど、一般社員に強要するのはどうかと思います。

その8.燃える闘魂
 経営にはいかなる格闘技にも勝る激しい闘争心が必要
 →これも正解なのだけど、一般社員に強要するのはどうかと思います。

社員の更迭基準についての記述
C、貸家と社長の思想は受け入れないが仕事の能力はある。今、すぐ辞めてください。
D、貸家と社長の思想は受け入れないし、仕事の能力もない。早く辞めてください。
 →経営者の気持ちとしては理解できなくないけど、これはちょっとね、、、。

採用基準では能力以外にこんな記述も、、、。
 清潔感があり容姿端麗でお客様目線で物事を考えられる人
 →これって、セクハラと言われかねないような気がしますね(笑)

人事については、、、。
経営方針の執行責任を持つ幹部には目標達成に必要生殺与奪権を与える

 →全てのサラリーマンの心を瞬間で殺すことができる一番の方法です。
  これが怖いから、ほとんどの人が言いなりになるのです。

生殺与奪件という権利がいつ行使されるかわからない部下は、上司の顔色をうかがうしかない。
これが会社内にはあるわけで、どんな会社でも、程度の問題こそ違えど、ありますよね?

上司には、部下に対する生殺与奪権が、どの会社でも与えられているようなものです。
『人の気持ちが分からない』ろくな社員が育たないのは、社内で恐怖政治を行っているからです。

不動産売買の仲介業界だって、似たような構図です

上司に怒られる部下

私が大手の不動産仲介会社にいたとき、今でも耳に残っている言葉があります。

・松田はサラリーマンが下手だな。(上司の顔色見ろよ、忖度しろよ、という意味)
・松さぁ~、もっと空気を読んだほうが身のためだよ。
・自分の数字が作れないのなら、他の人の手伝いをするとかできないのかよ。できない奴の給料は俺が稼いでやってるんだぜ、わかる?
・松田さん、まぁ、頑張って下さいよ。(この会社はだれも助けてくれないですよ。)
・部長が臨店してきてるから、俺(所長)の文句を言っていいんだよ。言いたい事あるだろ。(別にどうでもいいことなんだけど、、、w)

まぁ、意味の分からないアドバイスばかりで、いろんな理不尽なことがたくさんありました(笑)

まつだ

もう一つ付け加えますと、
社員教育の場面では、『自社利益<お客様利益』という考え方、信条を教育されることはありません。

あくまで数字達成のための話ししかありません。
ノルマ達成しなければどうなるかわかるよな、、、、?
そんな事ばかりです。

不動産仲介業界でも、厳しいノルマ主義なので、まったくおんなじ問題があります。
不動産仲介業界では、どういうわけか法律やルールの抜け穴があって、どうやっても悪い奴らを罰することができません。
矛盾した業界であるのが、不動産仲介業界です。

不動産の営業マンには、あまりに過酷な各種ノルマがあるし、上司に忖度しないと案件が回ってきません。
ようするに干されてしまうのです。
そんな事が横行している業界なので、自分さえ良ければと、さまざまな営業トークを展開しています(笑)

また囲い込み問題が発生しています

ウソが平気な営業マン

もう書くのも面倒になってきましたが、売主様から売却委任をいただいた物件を他社に紹介させない行為を『囲い込み』と言いますが、合法的にやっている業者が後を絶ちません。(もちろん正しいわけではありません。)

東府中のマンションの売却委任を受けている不動産仲介業者が、新宿駅の近くにあります。
当社のお客様を案内したい場合、新宿の店まで鍵を取りに来いというのです。
この不動産仲介会社は、他社が案内する場合、一切営業活動は行いません。
会社の方針としてこういう方法で対応しているので『組織ぐるみ』確定ですよね。

担当者が外出しているので、、、と言いながら、いっこうに返事がきません。
ひどい場合には、催促して1週間後にやっと返答をもらう、なんて事もあります。要するに他社の客付けを好意的に思わないからこそできる対応です。この事実を知ったら、不動産を売る時に大手に売却委任しますかね?

こういった行為は、違法とまでは言えないので、誰も辞めさせることができないのです。
これ、本当におかしいと思いませんか?
人としての行うべき道、道徳、倫理観とかないのかな、、、といつも思ってしまいます。

今回のビッグモーターと不動産仲介業界。私は、別々のこととは到底思えません、、、、。

TVCMもウソだらけ。広告費用を払って宣伝しているのだから、良い事ばかり言って、真実など放送しません。
今回のビッグモーターがそうだったでしょ?不動産仲介業界だって同じなのです。
騙されないようにしてください。

おこる上司

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