不動産売却、T社に依頼して大失敗【府中市の不動産屋さん】
目次
当社のお客様が『この物件見たいです!』
当社を信頼してくれたお客様(A様)が、不動産ポータルサイトを見て、興味ある物件を見つけたそうです。
「松田さん、この物件の内見をお願いしていいですか?」
ということで、不動産業者間のデータベース(レインズと言います)を確認すると、その物件は未登録です。
通常、不動産仲介会社が売主様と専任媒介契約を締結すると、休日を除く7日以内にレインズに登録する義務があります。これは宅建業法になるわけですが、どうやらそれを無視していることが判明しました。
物元T社「これは担当者確認です」
ポータルサイトに掲載されている物件について、物元業者に内見相談をすると「あぁ、これは先物(さきもの)だから対応ができません。」と電話口の人が言いました。
先物(さきもの)とは、別の不動産業者から広告掲載の承諾を得て掲載しているだけなので、当社が紹介の可否を判断できません、という趣旨の物件です。
でも、やっぱり言っていることがおかしいので、念のため、数日後に再連絡をしました。
すると「先物ですねー・・・あ、担当者確認です。」というのです。
私は、この話し自体が嘘であると思いました。
なぜなら私は、該当する物件の謄本を取得し所有者を確認済だったから、理屈を考えればわかるわけです。
私「御社が、この物件の売却委任を受託しているのに、一担当者じゃないと物件詳細が分からないなんて、会社としておかしいと思いませんか?」と突っ込みを入れたところ、担当者から折り返し連絡を入れさせますという回答を得ました。
T社は、従業員も多く体裁は立派ですが、その中身は業者間ルールや売主様利益をまったく無視した会社です、、、。
この会社のスタッフ紹介では、、、
スタッフ紹介では『●●グループのトップセールスとして、正しい選択をお約束します。』と記載があります。
トップセールスがこんな体たらくか!お前自身が正しい選択と行動をしろ!と言いたくなります(笑)
くるしい言い訳?
その日の20:50。担当者から電話が来ました。
私なりの正論をお話しをすると、まくしたてるように言い訳が始まりました。
お話し相手
ポータルサイトに掲載されている写真は、所有者さんに立ち会ってもらったクリーニング前のものなんです。
数日後、ダスキンに鍵を渡しクリーニングをしてもらい、返却(郵送)したと聞いているのですが、その鍵が売主様に届いていなく、今どこにあるかわからないんです。
まつだ
鍵を紛失しているんですか?
そんなにいいかげんなんですか、ダスキンは。
業者としてありえないですね。
他にスペアキーはないんですか?
お話し相手
他に2本鍵がありまして、1本は売主様が実家に預けているそうで、もう1本は売主様が所持されていますが、自分が使用するので貸してもらえません。
当社にも見学希望者がいるのですが、そういった事情で見学ストップしているんです。
あたふたあたふた、、、。
つまり、内見はできないということを言っているのです。
まつだ
ところで、なぜ業者間のデータベースに登録していないんですか?日数的には宅建業法に抵触しているように思いますが。
お話し相手
すみません。もうすぐ登録する予定だったので、すぐに登録されると思います。
そして翌日、データベースを見ると、、、。
昨日付で業者間のデータベースに「概要」のみ登録されておりました、、、。
もちろん販売図面のPDFデータは未登録です。
他社に紹介する前提がないので、図面作成などしていないというわけです。
この一連の流れを再確認すれば、ルール違反であることを断定できると思いますし、T社はその自覚があったということだと思います。
こういった指摘を受けた時、自分達が追及されないように逃げるスピードの速さときたら最速ですね。
やればできるじゃないか(笑)
最初から情報を囲い込まず、ちゃんと公明正大にやってくれ!って感じです。
不誠実な業者が取り扱ってる物件は見たくない!=売主の機会損失発生
T社の確認がどうしても取れなかったため、私からA様に、3回も下記の説明をする羽目になりました。
まつだ
物元業者に何度も連絡をしているのですが、担当者が忙しい様でなかなか捕まらないようです。折り返しの連絡をいただけることになっているので、もう少々お待ちください。
その後に、上記の連絡がT社担当者から来たわけですが、時すでにおそし、、、。
A様から怒りの返信が来ました。
担当者の対応が不誠実に感じますので、この物件に関しては内見は取り止めます。
引き続き、物件探しを継続したいと思います。
松田様にもお手数をおかけすることになりますが、よろしくお願いいたします。
私の本音ベースで、この会社のやり方はひどいと思います。
こんな物件は私も見ないほうが良いと思います。
同じ会社の他の店舗でも似たようなことが以前にもあったので、この会社は、社員を教育していないことが確実だと思います。まったく持って成長しない会社ですね。
こんな、ていたらくな不動産仲介業界に未来があるんでしょうか、、、?
はなはだ疑問を感じます。
当社に売却依頼していれば、すぐに売れたでしょうに、、、。
売主様は、不動産仲介会社がどのようなやり取りを行っているか、一切知ることができません。
なぜなら、物元業者であるT社が、不正まがいなことを売主様に報告するはずがないからです。
物件そのものは悪くなさそうなので、当社に売却委任をいただいていれば、A様は気持ちよく物件を見学できたでしょうし、きっと成約したんじゃないかなと思えたりしますが、後の祭りです。
トップセールスさんは、だまし営業がうまいので、トップの結果を出せたのかなと思いたくもなります、、、(笑)
今回の件、売主様は損しましたが、T社からすれば、結果オーライです。
私がこれ以上つっこむこともありませんし、T社が他社に客付けをされないという目的は達成しているのでしょうから(笑)
企業イメージが先行して仲介業者を選ぶと損が確定?知らぬが仏です、、、。
依頼する不動産仲介会社の対応次第で、売主様の運命が変わることを知っておいてくださいね。
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