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余命宣告。おうち売ってちょうだいでトラブル【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

年配のかた
目次

余命宣告を受けたので不動産を売りたい

ちょっと前の話し。
余命宣告を受けたAさんから、不動産を売りたいという相談がありました。
お話しを伺うと、いろいろな事情がありお気持ち察します、という状況でした。

私自身、さまざまな不動産取引に携わりますが『余命宣告を受けたから、自分の不動産(財産)を売却処分したい。』というのは初めてで、自分の財産を整理することが目的なのだなということは理解できました。

しかし、売却をする事が本当に最善の選択なのだろうかと、私は疑問を持ちつつも、Aさんが強い意志をお持ちのようなので協力することにしました。
売却によるデメリットについて事前にしっかりと説明しましたが、それでも売ってほしいというご要望だったからです。

不動産・財産を整理する目的は人それぞれなのです

ざっくりと資料を拝見しお話しを伺ったところ、トラブルの芽がたくさんあり難題だらけの不動産でした。
そして、普通に売ろうと思っても、そう簡単ではないことが推察されました。
なぜなら、A様は余命宣告を受けておりますので、その不動産が抱えている多くの問題点を解決するための時間がない可能性が極めて高いからです。
それゆえ、一般的な流通価格よりかなり下がってしまうことを了承の上で売却依頼を受けてた次第であります。

やっぱり売却中止!!

口をあんぐりしてます

購入先はすぐに見つかりました。
諸条件は全て承諾するという条件で現況有姿、契約不適合責任免責で進める予定でしたが、契約日の調整をするタイミングで、お子さんたちに売却することがばれてしまいました(笑)

お子さんたちから、売却なんてするな!ふざけるな!いいかげんにしろ!というような猛反発が発生したそうです(笑)
(実は、このAさんは、お子さんたちに内緒で売却処分しようと考えていたのです。)

私:やっぱりそうなったか、、、。

お子さんたちからすれば、Aさんがお亡くなりになれば、自分たちの財産になるのだから、このタイミングで売るとはけしからん!!というわけです(笑)
まぁ当然と言えば当然のことなので、私は仕方ないよねと思っておしまいにするだけです(笑)

今回勉強になったことは、
こういったトラブルになりそうな相談は、身内から反対意見が出たとしても本人がそれを振り切ってやりきる覚悟があるのか明確にしておかないといけないということです。

私にとっては、一つの経験が蓄積されたので、アンラッキーとラッキーの同時進行です。
まぁ、どちらかと言うとラッキーのほうが9割くらいかなと、、、(笑)

人生は儚いもの。最高と思える人生を送ろうじゃないか!と思う松田です

のびのび社員

人生は儚いものです。
私は、この世に生を受けましたが、その前は『無』だったんだろうと思っています。なぜならその前の意識は今の私にはないからです。
前世というものがあったとしても私にはその記憶はまったくなく、今の私は『今の私』でしかないのですから、今の私にとっては生まれる前は無であるのと同じです。

つまり、生まれ変わりがあろうとなかろうと『今の私という人生は、この一回限り』なのです。
人によっては『現世がうまくいかなかったら来世がある』という人がいますが、来世なんて今の自分にはわからないのですから、結局は、今の自分が何をするか、何ができるのか、が大切なのだと思います。

ようするに、『今』が最も大切なのです。

私の両親はすでに他界しておりますが、葬儀の際、感謝の気持ちと同時に、親の人生は幸せだったのかな、、、とかいろんな気持ちがこみ上げてきました。
しかしながら、良いことも悪いことも人の人生というものは『思い出という私の中の記憶だけ』になってしまいます。

私が他界したら、親が何をやっていた人なのかを覚えている人はいないでしょう。
歴史にも残らず、儚くも無くなっていくものです。
もちろん、私だって存在すら無くなってしまうのです。
そんなことをふと思うと、、、

今、自分の意識があるうちに、たくさんの人の困りごとを助けてあげられる人になり、それを実行できることが『私の価値』であると思うのです。
それがまた、自分の生きがいだったり、やりがいになっているのです。

私は幸いにして、今までのいろんな経験からそのように考えることができるようになったわけですが、こういう考え方になったというのもいろんな人たちのおかげなのです。

だからこそ、常に感謝の気持ちを忘れず、またいろんな人に良い影響を与えられる自分になるために日々努力をしないといけないのだと思います。

人生、いつ終わるかわかりませんが、どんなときにも最高だったと思える人生を送りたいですね。
常に目標を自分で設定して、やりきることが大切なんだと思います。

亡くなったご主人

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