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不動産(家建築)購入の時、気を付けてほしいFP相談【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

今日は、ハウスメーカーとお客様とのやり取りに同席して思ったことがありました。
とても「素晴しい」とは言えないFP相談です(笑)

一見、FP相談が受けられると聞けば、とても安心なように聞こえます。
事実、FP相談(資金計画)は、とても大切です。
ところが、ことお家の営業の場合、FP相談をするときは注意した方が良いように思います。

私のように不動産仲介業を行っていると様々な資金計画のお話しを聞く機会があるし自分自身でもだいたいこうです、という事は説明できるので(一般的な範疇で)その返済計画は厳しいんじゃないかなと感じることがあります。

事実、不動産の場合、ムリに購入すると住宅ローン返済ができなくなる事があります。
そうなると、どうなるか、、、。わかりますよね。

最悪な場合、抵当権実行で競売になる事もあります。
そうならないために住宅ローンの返済計画の見直しをしますが、それでも厳しい場合には任意売却という事になり、夢と希望を温めてやっとの思いでマイホームを購入した人にとっては、ホントにやりきれないし寂しい気持ちになると思います。
なので、そういう事にならないようにFP相談を受けたいと思うわけですが、
ハウスメーカービジネスという側面で見ると、営業マンは買って(建築して)もらわなければなりませんよね。

だから、買わせるためのFP相談になるわけです。
本来「買わせるためのFP相談」は絶対にやるべきではないし「売るためのFP相談」も駄目なわけですが、実際のFP相談を見ていると営業マンが売上を上げるためという結論ありきで説明が進んでいるような気がします。
なので、FPの話しを聞いていると私の中で葛藤が生まれるわけです(笑)
私の心「いやいや、それはやばいだろぉ~。絶対にマズイ。確かに住宅ローンは借りられるよ。だけど、こんなこと、あんなことを想定すると、、、、。いや~あり得ない。そんな高い物件を勧めるべきじゃないし、逆に買いたいと言っても、リスクを十分に充分にジュウブンに説明して、ホントに納得しているのを確認してから、契約締結を勧めるべき。」

こんな感じで、私の心の中では、他人事は自分事として葛藤するわけです。
だから、私のところへ来られるお客様には、どうしてもムリなFP的回答ができません。

●無理のない返済をアドバイスする、人に優しいFP相談

●売上を優先する、買主に厳しいFP相談

こんな2種類のFPがおりますが、後者の場合、言い分もあるのでしょう。
その言い分は「そんな優しい事言ったら家なんて買えるわけがない。ムリをしたとしても家を買わせるのはお客さんのため。」
こんな言い訳をリアルに言ってましたが、それっておかしくない?って思うのです。
家を買う、もしくは売る主体はお客様自身であり、私たち業者はわき役(間違いがないようにするサポート役)でしかないのです。
しっかりサポートし、その価値を認めてもらうことで利益をいただくわけだから、シンプルにお客様のためにしっかりと優しい心で対応すればいいだけだと思うのです。

それなのに、後者の場合、自分の売上が発想の中心にあるからムリなFP回答になる。
売るためにめちゃくちゃなことであっても正当化しようと躍起になっている。
そんなの、どうやったって正当化するわけがないんだよね、普通は、、、。
だけど、なんにも知らないお客様が聞いたら「プロが大丈夫と言っているん
だから、きっと大丈夫なんだ」と安心しちゃう人だってたくさんいると思うわけです。

説明を正当化しようと思うなら「メリット40、デメリット60」くらいの割合でしっかりと説明すべきだと思います。
なんどでも理解してもらうまで説明し、そしてお客様に考える時間をとってもらい、そののちに納得してもらえて、初めて正当化されるものだと思います。

そのくらいゆっくりで慎重であって良いと私は思っています。

FP相談はお客様のために行うものであり、営業マンの為じゃないんだから、結果(自分の成績)に仮に結びつかなくとも、そのFP相談を実施したことで幸せになる人が一人増えたくらいの気持ちでやってもらえると良いのにって、ほんとに思うのです。
だから、私は、即決営業には絶対になりません。

これって欠点でしょうかね・・・・・・(笑)
(楽しんで努力する。これが健全。)

安心だニャー

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