レトロは若者にとってナウいもの(笑)【府中市の不動産屋さん】
ナウい、、、(笑)
その大昔流行った言葉であり今は死語になっていますね。
しかし、今の若者にとっては、そんな死語こそ新しいと思います。
“ナウい”とは、NOW(今)のこと。
つまり、今流行っているものだから「かっこいい」の代名詞というわけです。

ナウいの使い方は「このラジカセ、ナウいでしょ?」
その返答は「結構ナウいじゃん!」
「俺のラジカセだってナウいぜ!」・・・(笑)
ところで、”大阪府住宅供給公社が関西大学と組んで、昭和27(1952)年築の団地で居住実験を行なった”そうです。

通常、こう言った古い物件の場合、リノベーション(リフォームして新しい付加価値を付ける事)をするのですが、この団地の場合、学生さんたちがDIYを行い付加価値を付けるのではなく、磨くリフォームを行ったそうです。
するとね、、、これがまた、味のある姿になるわけです。
磨くっていうのは、例えば木材の柱をカンナで削ると、新築当時のきれいな木目が現れ、へたに工事しなくても物件室内はとても綺麗になるのです。
先般、千葉の古民家の売却委任を受けて、そのままの現況有姿で売却活動をしましたが、比較的早く不動産売買契約がまとまりました。(明後日、不動産売買契約決済の予定。)

購入する人がこの古民家に、なぜ価値を見出したか?というところが気になりますよね。
やっぱり、新しい今風のお家とは全く違う雰囲気を醸し出しているし、日本人が昔からの気候に合わせて建築した風通しの良い広々とした間取りと空間が良かったんだと思います。

現代では、同じようなデザインで建物が量産され、室内設備も普段使わないようなものもついていますが、この古民家は余計なものがなく、その時代の素材を活かし、その良さを引き出し個性があります。
それが”レトロ”であり、古さを新しく感じさせるところなのかもしれません。
私は、マンションに住んでいますけど、ディスポーザー、床暖房、浴室乾燥機、食洗機など、便利設備がたくさんありますが、床暖房と浴室乾燥機は、ほとんど使いません。
食洗機は使っていなかったのですが、使うととても便利なので、最近使うようになりました。
古民家もすごく良いけれどナウい建築も良い(笑)
つまり両者の良いとこ取りのハイブリットなお家があると良いのかもしれません。
ところで、築後62年の団地は、若者にはとても評判が良かったようです。
私もレトロな雰囲気は大好きだし、千葉の古民家が東京にあったら、自分も住みたいと本音で思いました。
私は「他の人や他の物と違う個性」に素晴しい価値があるのだと思っています。
お家であろうと、考え方であろうともです。
コメント