住宅メンテナンスのちょこっと知識【府中市の不動産屋さん】

目次
木造戸建て 100年持続
家の寿命については様々なことが言われていますが、メンテナンスを定期的に行えば、木造でも100年持つと言われています。
(税務上の耐用年数は20年とか30年とか言われているので、意外と感じる方は多いかもしれません。)
事実、日本古来の建造物などでは、数百年以上耐えています。
本来、木というものはとても強く、日本の気候に最適な建材なのです。
住宅購入後のメンテナンス

建売住宅やハウスメーカーの住宅では、外壁素材はサイディングという窒業(ようぎょう)系タイルを使用していることが多く、内装素材としては織物や、紙とかビニール製のクロスが使われていることが多いです。
特に大切なのがこの外壁です。
外壁の維持管理をおろそかにすると、漏水やタイルの剥がれなどのトラブルが発生し、建物が傷むことになります。
維持管理メンテナンスによって家の寿命が大きく左右するというわけです。
外壁関連 メンテナンス

●外壁外壁は、日光、雨、風、その他の自然環境に常にさらされているので痛みやすい箇所になりますので、目視で外壁をチェックすることと、日頃の清掃が大切です。
清掃には、高圧洗浄(高圧噴水器等)が楽で良いでしょう。
外壁の劣化を調べるには、サイディングの継ぎ目にあるシーリング目地を見ると簡単です。
シーリングが痩せていたり、ひびが入っていれば劣化のサインです。
(といっても、緊急を要すほどでもないことも多いです。)
劣化を放置しているとサイディングの剥がれや水漏れなどの原因にもなりますので、補修が必要な場合には早目に対応すると良いです。
ちなみに、外壁の修繕時期は概ね10年位と言われています。
●シーリングシーリング目地の軽めの劣化などは、Vカット(劣化したシーリングに切れ目を入れる)してからパテで埋めたりすることで修繕が可能です。
ご自身で簡単にできますので、補修セットなどはホームセンターなどで購入してみましょう。
●バルコニーの床面(FRP)
高圧洗浄で簡単に掃除できます。やっておきましょう。
外壁の修繕費用の目安

コチラでは一般的な金額を記載いたします。
物件の大きさによって、工務店によって、使う材料によって、当然料金差が出てきます。
一つの目安として考えておけば計画を立てやすくなります。
●外壁の張替え
・既存サイディングボード撤去、新しいサイディングボードを張る おおよそ170万円~240万円
●外壁の塗装
・既存サイディングボードを剥がし塗装する おおよそ100~190万円(塗料次第)
・既存サイディングボードの上から塗装する おおよそ80~150万円(塗料次第)
●シーリングのみのリフォーム
・既存シーリングを撤去、新しいシーリングを打ち替える おおよそ15~21万円+足場代
・既存シーリングの上から新しいシーリングを打つ工法 おおよそ12~18万円+足場代
内壁関連 メンテナンス

●内壁内装は、気温の変化や湿気などで、室内側の木材の収縮やクロスのたわみなどが発生する事があり、その結果、クロスに亀裂が入ることも結構あります。新築の一戸建てでも、こういたことは起こります。
●クロス変色や汚れが付いてしまった場合は、アンモニアを含む専用の洗剤を用いてフキンなどで清掃することで対応できます。10年を過ぎると色の変化などが見られる場合がありますが、変色の度合いは生活スタイルによってずいぶんと違います。実際には20年張り替えていない方もいらっしゃいますが、一応張り替えの検討時期がそろそろと考えておくとよいでしょう。
メンテナンスのまとめ

状況にもよりますが、大きな修繕をすれば大きな費用がかかりますので、症状が軽いうちに対応することをお勧めいたします。なぜなら、放っておいて劣化がより進んでしまえば、もっと高額な費用がかかる事になるかもしれません。
できるだけ症状が軽いうちに手を入れておくと良いでしょう。
日頃のメンテナンスをしっかりと行うことで、修繕のサイクルを遅らせることは可能です。
お住まいに長く住もうと考えれば、外壁や内壁(設備も)の修繕を行う事になりますので、住宅購入後も是非ライフプランニングの中に修繕費用も組み込んで計画してください。
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