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府中市役所へ払い下げの相談

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

鼻水垂らして怒り笑っている
目次

府中市有地の払い下げの調整

もう半年くらい前から、払い下げの相談を受け、それに向けて調整をしているのですが、致命的な問題が発生しました。

そうです。
ある問題が発覚したので、府中市では払い下げができないというのです。

色々と確認をしましたところ、払い下げを希望しているお客様(Aさんとします。)が気の毒すぎることが判明しました。当時、その不動産を購入したときに、宅建業者と関係者にいろんなことを聞かされていて、それを信用して現地を購入したようですが、その約束も反故にされ、対象の土地に建物が再建築(新築)できないという悲しい状況です。(現在は建物があり居住しています。)

付け加えて不思議なのは、建物が建築できない土地であるはずなのに、当時、建築確認申請の承認が問題なく取れていて普通に建築ができているのです。
う~む。
今だったらありえない話しですが、昔は質よりも量をどんどん増やせの時代だったので、ある程度の不適格について行政は目をつぶっていたのかもしれません。

でね。この払い下げについて府中市役所のある課では、法律がこうだから、、、と言って、まったく取り合ってくれない雰囲気でした。ようは、法律だから仕方がないんだ、、、っていうのです。
昨日はAさんご家族と私が一緒に役所に行ってきました。
色々と事情を説明し、現地の状況から関係する人以外に損害を与えることもないし、理屈からしてどう考えてもこれら一連の経緯はおかしいので、何とかして欲しいという懇願にも似た状況で、理解をいただくよう求めました。

すると、、、、

市の職員曰く、個人的には気持ちはわかります、、、と言ってはくれるのですが、組織論と個人的見解は違うということを前置きにしてから「こうでこうでこうなんです・・・」とやっぱり取り合ってくれない雰囲気がありましたが、実際には、上長がOKを出さない現実を知っているのかもしれません。

う~ん、、、。
なんだか、スッキリしない部分もありますが、この担当者さんを責めるのはお門違いですから、何とか状況を理解していただくため丁寧な説明を心がけるしかないのだろうと思いつつ、冷静に熱く説明を続けました。

法律は原則があって例外があるし、私自身、府中市内で、この土地については例外を適用しようというところはいくつか見てきたので、この土地だって、例外が適用されてもおかしい事ではないと思うのです。
何より、勤勉に働き、納税もちゃんとしてきた府中市民が困っているのだから、もう少し市民に(Aさんに)寄り添っていただけないものだろうか、、、。
そんな風にも思うわけです。

鼻水が垂れています(笑)

府中市の別の課へ行きました

最初は府中市の●●課へ行きました。

そこで1時間ほど話しをして、その後▲▲課に行きました。

なぜ、▲▲課に行ったのかというと、▲▲課に払い下げをするかしないかを決定する権限があるからです。
で、色々といきさつなどを説明し確認したところ、●●課と言っていることに相違がありちょっとちぐはぐな感じなのです。分かりやすく言えば、課と課が「もう一方の課に質問してください」みたいな、いわゆる「たらいまわし状態」になっている雰囲気でした。

もちろん、たらいまわしというのは言葉がちょっと語弊があるのですが、意味が分からない市民からすれば、たらいまわしと言われても仕方がないような状況になっているということを言いたいわけです。

担当者は言いました。
「府中市役所として、課によって言っていることが違うというのはおかしいので、これについて明確にして回答いたします。」とのことでした。
実に筋が通っていて納得の回答でした。
良い担当者に対応してもらえて良かったと思います。

でね。ここでも一個人としてはとても誠実に対応をしてくれるのですが、市という立場で判断をする際、どうなんだろうという点です。
ここで、府中市民全体としての公平性と言うものが大事になるので、その点も考慮しなくてはなりませんが、今後、こういったトラブルがかなり多く出てくると思いますので、今回の件がそれらの良き前例になるように、良い解決策ができればいいなと期待するわけです。

数日後に、その返答が来るので待つことになりました。

よく考えてみたい

考える成年

(1)府中市役所の職員としての考え方と、
(2)職員と言う立場を置いた場合の個人の考え方 は異なります。

府中市役所にお勤めの方々はどのように考えるでしょうか。
(あくまで私が話した1時間半くらいの時間の中で感じた事は)市の職員は、顧客救済という目線はなく、ウソは言いません。偏ったサービスの提供はダメで、府中市として公平性が大切だということを言っていました。
これが公的サービスと、民間サービスの大きな違いだと感じます。

今回、相談をした市の職員さんはこうも言ってくれました。
「市の職員としてではなく、個人としては、あなたがおっしゃることは理解できますし、その通りだと思います。だから、まずは事実関係を明確にして回答いたします。」

なるほど理解はしてくれていても、立場によって対応や発言を変えざるを得ないという良い事例だと思います。
役所の中にも、誠実な人もいるし、めんどくさそうにやる人もいるし、イライラしている人もいます。

以前、建築指導課にいた人で、超上から目線で人を小ばかにしているような態度の人がいましたが、ここ最近見ません、、、(笑)

定年なのか、どっかに異動したのかわかりませんが、もう話しをしないで良くなったので、私は、と・て・も・うれしい、、、(笑)

そして数日後、府中市役所から返答が来ました!

相談した内容であれば、NG!!!

ガガ~ン!!

衝撃が走りますが、だいたいはなんとなくは予想通りだったので「では、こんな感じだったらどうですか?」と聞くと、「それなら承諾する方向で動かせると思います。」と言われました。

なんだなんだなんだー。

最初からそうやって教えてくれればいいのにーと思ったのですが、きっと、市の方からそういった提案をする事は禁じられているのかなと忖度することにしました。

いずれにしても、これが解決すれば、相談者Aさんも喜ばれるだろうと思うのです。
そして、この新しい(?)一案をA様にご報告すると、、、、、またまたいろいろとご意見があり、悩ましいところですが、一応この方向で進めてほしいというご要望を受けたので、この後は、見積もり手配など多岐にわたる対応となりそうです。
いやいや、結構腰が折れる仕事です。

しかし、私にとっては、こういった難ありの案件を経験させてもらえるのですから、ありがたいなぁと感謝すべきことなのです。

コレ、なかなか奥が深くて相談者様はとても大変で辛い事なのですが、、私としては勉強になるし面白い案件です。
(ちょっと不謹慎な言い方ですみません。)
最後までしっかりと対応して、とにもかくにもA様が喜んでくれる結果が出せるようにしたいと思います。

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