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見学してはいけない物件【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

お家をご紹介する営業マン
目次

見学してはいけない物件がある

明日、戸建ての見学をされたいK様がいます。いろんな物件を見たいようです。

いろんな物件を見たいのは当たり前のことなのですが、見てはいけない物件もあるのです。
それは、、、、

『絶対に購入しないけど、一応見てみたい』という物件は見に行く意味はありません。
なぜかというと、希望条件が絞れていないので、購入の可否判断ができないのです。

まずは、どんな基準で物件を見学すべきなのか知っておきましょう!

1.予算オーバーは『最悪な未来』になることがあります

返済厳しい

一番重要なのはお金の話しです。(上の絵のようなことにならないようにしましょう)
多くの方は、住宅ローンの変動金利を利用すると思いますが、金利変動リスクに耐えられる範囲にしておかないと、後で大変なことになりかねません。

賃貸(家賃)も購入(住宅ローン)も、住居費を毎月払っていくという意味では同じことです。

  • 【賃貸】 家賃が高いなら、安いところに引っ越すことができます
    つまり、支払いの調整ができます。
  • 【購入】 住宅ローンの支払いが高いと思った時は、一時的に返済を軽くする方法はあるものの、すでに返済に困窮している可能性が高いので根本的な解決になりません。

最悪の時を想定して住宅ローン借入額を決定することが家族を守る最大のコツです。
絶対に無理をしてはいけません!

2.周辺環境が希望に合わない

自然は山あり谷あり

これは、本当に注意すべき事項です。
お客様に対して、私がとても気を使う部分です。

(1)周辺に住んでいる人は選べない。

周辺にどんな人がいるかは、住んでみないとわからないことも多いです。
これは賃貸でも購入でも同じです。
賃貸のメリットは、嫌な人がいれば引っ越すことが(容易に)できる点です。

(2)所有権は強い権利なので、第三者がとやかく言う権利はない。

もし、お隣に近所迷惑を通常ワークとしている人がいるとします。
社会通念上、反社会的なことをしているならともかく、第三者の土地の使用方法について、原則として、文句を言える人はいません。
ポイントは、社会通念です。

(3)すぐ近所に大きな建造物が建築されることもあります。

希望物件の南側に大きな空き地がある場合、その土地は将来、背の高いマンションが建築されることもあります。今、陽当りが良くても3年後に陽当りが超悪い家になってしまうこともあります。

(4)臭いがきついエリアがある

説明は要らないと思います。

こういったことを理解し、納得して購入される分には、何ら問題はありませんが、それを知らずに購入したがために、買い替えを余儀なくされる人もいるでしょう。
周辺環境については、事前によく確認をしておきましょう。

3.居室要件が合わない

頭がぐるぐる。不動産で悩む女性

お家欲しさに、盲目的になる人もいるようです。
居住面積が明らかに狭いのに、自分の気持ちを押しつぶして納得させて、お家を購入される人が一定数いるみたいです。

人それぞれに許容できる居住空間の広さは違うので一概には言えませんが、ある程度余裕がある間取りを選ぶべきでしょう。建ぺい率・容積率を目いっぱい使用している建物の場合、増築などもできませんから、狭めの家を購入するとアウトになる可能性があります。
あまりに狭いと日々のストレスが半端ありません。

もう一つの注意点は、戸建てとマンションで迷っている場合です。
マンションと戸建ての一番の違いは、共用部分の有無と生活フロアの違い(1~3階建てが多い)です。
メリットの裏返しはデメリットなので、良い部分ばかりをフォーカスすることなく、悪い部分も十分に確認しましょう。

一旦購入をしてしまうと、後で後悔してもなかなかやり直しがききづらいものです。
100%を満たす物件はないにせよ、充分に検討をして下さい。
※検討しすぎて時間がかかりすぎると、横からトンビが現れることもあります。ご注意を!

4.営業マンのメリットで紹介してくる物件

鼻水が垂れています(笑)

不動産の営業マンは、個々のお客様にベストな物件よりも、自分にとってメリットのある物件で契約したいものです。中には、自分(営業マン)の好みだけで物件をゴリ押しする人もいます。

営業マンは、ようするに利益幅が大きい物件のほうが良いわけです。
お客様の本当のニーズを聞いて、ベストの選択ができるようにアドバイスをすることが営業マンの本来の姿だと考えますが、いろんなウソのつき方があって、グレーな説明でもホワイトと言えるタイミングがあるものです。
先々、ブラックになることが想定できていても『確実に悪くなるわけではない』といえばその通りであるので、マイナスの可能性を言わない営業マンも多くいます。

お客様目線のアドバイスをすると、今、契約がまとめらない!
「損したくないからデメリットは握りつぶしてしまえ!」
  売上に窮している営業マンが多数いるという現実は知っておくべきでしょう。

まとめ

空飛ぶ猫

物件見学をする方に、ちょっとした参考になればと思い書いてみました。
皆さんが、物件数を多く見たい気持ちはとても理解できますが、私の長年の経験から、数をたくさん見てもあまり意味がない事を知っています。
なぜ、たくさん見ても意味がないのか、、、。
それは、個別にご説明したいと思います。

以前、他社さんで10以上の物件を見て、結局決めることができなかった、、、と言いながら当社に来られたお客様がおりましたが、希望条件をお聞きし、3物件に限定することで早期に決断ができたお客様がおります。

しかしながらです。多くの物件を見たいのであれば遠慮することはありません。
十人十色なので、いろんなご要望をおっしゃっていただくことが一番です!

困ったときはいつでもご相談下さい!

営業マン

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