正直であることが、本当に大切ですね【府中市の不動産屋さん】
目次
騙されたお客様(A様)
先日、知り合ったお客様は、億ごえのマンションを購入し、室内のリフォームをされたそうです。
(当社と出会う前に購入されていますので、仲介したのはB社です。)
A様は、『信頼できるリフォーム業者さん』を知らないので、不動産仲介をしてくれたB社からリフォームC社を紹介してもらいました。
ところが、このC社は建築業許可を持たない個人事業主でした、、、(◎_◎;)
多くの方は知らないと思うのですが、請負金額が500万円以上の場合、建築業許可を受けていなければなりませんが、このC社は、建築業許可を受けていないのに、4桁万円の請負業務を受けていたのです。
つまり、違法行為とわかって請け負っていたことになります。
※『個人事業主』ということが悪いのではなく、建築業許可のない人が違法行為であることを平然とやっていることに問題があるというわけです。
A様は、素直な気持ちで不動産仲介B社を信じてC社に金銭も支払いましたが、結局のところ、トンデモないリフォーム工事となりました。
ふざけんな!と思っても、あとの祭りです、、、。
(百歩譲って、リフォームが満足いくものだったなら、苦情は出なかったのかもしれません、、、。)
弁護士の紹介
大金を支払ったにもかかわらず、家の中は、トンデモ仕上がりの状態です。
さらに!お金が足りなくて資材が仕入れができないとの理由から工事がストップしてしまいました。
A様にとって、とんでもない大損害です。
そこで、私が信頼する弁護士に相談をさせていただきました。
すると、、、。
D弁護士は、金銭をいくらか取り戻すことができると判断されました。
といっても、なかなか難しい相談でもあるようです。
不動産仲介B社の紹介責任は、、、 (◎_◎;)
B社が紹介したリフォームC社のミスですから、B社には紹介責任が伴うように思いますが、B社に損害を請求することは難しいようです。
しかしながら道義的責任はあるのではないかと私は思います。
いいかげんな紹介などするなと言いたくなります。
正直な不動産屋さんの存在意義
A様の相談で思ったのは、正直な不動産屋さんの存在意義についてです。
私が起業した一番の目的は、騙される人を無くし、不動産取引をみなさんの一生の思い出にしてほしい。
そして、私という小さな存在をみなさんの楽しい思い出の1ページに付け加えてほしい。
そういった理由です。
と言っても私一人のマンパワーなど知れていますから、少なくとも私とかかわった人にだけは騙されるような不動産取引がないように、私が目を光らせて、どんな時も損失が出ないようにすることが私の使命だと思います。
トラブルが発生したときこそ、正直で誠心誠意しっかりと対応することは本来当たり前のことであるはずなのに、法的に逃げることができれば、とことん逃げ切るとはどういった信条なのでしょうか。
A様は、B社とC社に仕事を依頼したことを後悔していました。
そんなことを未然に防ぐため、言わないウソをつかず、誠実で正直な不動産屋が求められていると、強く強く思います。
しかしながら、、、、正直に説明をすれば、それを逆手にとって、お仕事を依頼してくれない人も一定数存在するのも事実です。
でもです。仕事を依頼してくれないのであれば、それはどうでもいいことなのです。
ウソを言って仕事を取ったところで、自分が満足する仕事ができるでしょうか。
依頼主様に、本当に喜んでいただく行動がとれるでしょうか。
根っこにウソがある対応は、他のどこかでもウソをついている可能性があるのですから、私はそんな仕事はしたくありませんし、すべきではないと考えます。
業者として売り上げは重要なのだけど、それ以上に皆さんの生活や、皆さんの喜びはもっと大切なはずです。
そういう視点に立つことができれば、こんなトラブルには発展しないはずです。
そもそも、こんなトラブルが発生しないように不動産仲介会社が存在しないといけないですし、
不動産仲介会社の存在意義は、知識のない皆さんが、悪徳営業に騙されることがないように、正直かつ誠実にアドバイスしてトラブルを未然に防ぐことにあるはずです。
にもかかわらず、いつのまにか商売優先の世の中になってしまったわけです。
不動産仲介業界には『悪いこと、まずいことをしている』という自覚なく、正しい事をやっているんだ!と信じている人(営業)がたくさんいます。
私は、
世間で言われる常識こそ、本当は非常識ではないのか?と疑い考えることは、とても大切であると思います。人に言われたことをただ信じるだけではなく、自分で考えることが大切なのです。
私はどんな時でも正直かつ誠実でいたいと考えています。
評価して下さる人は、私の知らないどこかで見てくれているのですから、、、。
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