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不動産価格は(一部を除いて)頭打ち【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

家
目次

定価がない不動産

不動産価格は定価がなく、株価のように常に変動するものです。
(株価ほど価格の増減スピードは激しくありませんけどね。)
物の価格の原則は需要と供給の強弱によって決まるという法則があり、原材料の価格高騰、顧客獲得競争のための値下げなどさまざまです。

定価がない不動産は、普通の人にとって不動産価格はわかりづらいもので、近隣物件との比較によって価格の妥当性を決めるということになります。
といっても、権利関係や都市計画、その他の法令などが価格に影響を与えるので、それらを理解するのはまず無理なことです(笑)

不動産価格は頭打ち

下降線

2013年2月頃に不動産価格はほぼ頭打ち、というデータが出ました。
そして2013年10月頃には完全に頭打ちになり、現在は(場所によって)価格が顕著に下落しているというデータも出ています。
しかし、これは過去のデータでありまして、明日から急激に価格が上昇する局面が来ないという保証はありません。

全てに共通して言えることですが、
われわれ人間は過去を振り返り『あの時、あぁだったよね』と確認する事しかできず、未来価格を100%の確率で予測することは不可能なのです。
しかし現在は、物価上昇局面に入っていることはすべての人が理解されていることであり、生活はより大変なわけですから、全体的には下落基調であることは間違いないと考えることが妥当であるわけです。

不動産価格の横ばいと下落

街

私のいる府中市を中心に考えると、今年は全体的には価格が横ばい、または下落で推移すると思います。
価格が維持または上がるのは、一部の駅近や商業施設が多く生活利便性の高い立地のみだと思います。

いい迷惑?政府から賃金値上げ圧力

考えるおじさん 

企業に対し政府が『賃上げしろ!』と強く要望しています。
私は本当に変な話だと思っています。

わが日本では99.7%が中小零細企業と言われています。
つまり、大企業というのは、全体の中でたったの0.3%しかありません。
実際にすぐに賃上げができるとすれば、たった0.3%程度の大企業です。

この0.3%である大企業の給料が年間100万円上がったところで、手取り額はたぶん70万円程度です。(収入によりますが、、、、。)
さらに消費税が取られるということになると実質は60万円程度しか手取りが増えません。
さらにステルス値上げもされていることを考慮すると、実態としては50万円くらいしか手取りが増えていないとも言えそうです。

0.3%の企業で50万円くらい手取りが増えたところで、社会全体で見れば大したことはないどころか、まったく影響などないでしょう。
しかし、人手不足がささやかれる昨今ですから、大企業が賃金を上げると中小零細企業は人手不足がさらに深刻になる可能性がありますし、賃金を上げると利益率が下がり、さらに会社の首を絞めることになります。
会社の首が絞まるということは会社が倒産、廃業する可能性を意味しており、そうなった時、そこで働く社員さんは仕事を失い、家族が路頭に迷う可能性が出てきます。

政府が賃上げしろとを言う前に、政府が主導して景気をよくする仕組みや子供が増える政策を実行すれば、世の中なんて簡単に景気が良くなるはずなのに、そういった事には一切手を付けず、賃上げなど中小零細企業(99.7%)の首が絞まることばかりしているように見えて仕方がありません。

はっきり言って、いい迷惑です。
本当に経済を考えるのであれば、全体の所得を上げるために何をすべきか、政治から変えてもらわないと一向に景気が上向くことはないと思います。

人によっては、努力していない人を助けるのは不公平だという人もいます。
でもね、そういった人も含め、社会全体として寛容にならないといけないんだと思いますよ。
そんな器量の狭いことをお互いに言っているから、お互いの罵り合いが無くならないんじゃないかと思うのです。

局所的に価格が上がり、下がる

なるほど、納得する営業マン

昨今の不動産価格査定は、とてもとても難しいです。
不動産価格は隣り合っていたとしても、価格が500万円以上変わることがあります。

不動産で人気がある立地とはどんなところでしょうか?
お店が近くにあって、毎日のお買い物が便利。
交通利便が高い。つまり駅から近い。
名勝を眺望できる。広い公園に隣接し住環境が素晴らしい。
そんなところだと思います。

逆に言うと、こういった場所でなければ価格が下落する可能性があるともいえますが、
不動産は、その一つ一つに良い面と悪い面があるため、同一に考えることは適切ではないのです。

不動産価格は
みんなが欲しいと思う不動産は高くなる。
みんなが欲しくないと思う不動産は安くなる。

ようは、好きか嫌いかなのです(笑)

不動産価格は景気動向次第

家とお金と投資

不動産価格は、景気動向次第です。
昨今、円安で円の価値が下落しており、原材料等の価格高騰の影響を受けて、相対的にモノの価格が上がっている(=つまりインフレ)と言われています。
そのため、不動産価格やモノ、サービスの価格が高騰せざるを得ないわけですが、この様なコストプッシュインフレのことをスタグフレーションというようです。

スタグフレーションとは景気が後退していく状況でインフレを起こすことであり、生活に良い影響を与えないインフレと言われています。

まさに、悪い景気循環ということになります。

本来は、景気(=お金の循環・取引)が活発になり、みんなの給料が上がり、金利が上がり、物価が上がり、その結果、さらに給料が上がる、という循環が良いとされていて(=これが日本を除く世界の国の動向)、給料が上がれば、不動産価格がその分上がったとしても何の心配もなく購入ができるわけです。
そして、数年後にも不動産価格が上がっていることが普通であれば、債務超過に陥ることが皆無なので安心して不動産を購入し、将来売却して資産形成ができるということになります。(海外などはこれが当たり前のことです。)

不動産価格の根っこは、景気が良いか悪いかです。
私が成人になってから、景気が良いと思ったことはありませんが、今では景気が良くない世の中が『普通の世の中』になっているので、現在40才くらいまでの人にとっては、今の景気が普通であるのだと思います。

景気は、人の気持ちが生み出すものでもありますが、一個人がどんなに頑張ったとて、世の中の景気をよくすることはできません。時に辛いことがあってもグッとこらえ、明るい未来がくると信じて頑張ることが必要だと思います。(=やりきること)

結局、心の持ちようなんですね(笑)

とりあえず、昨今の状況では、府中市においては不動産価格は頭打ちの様相です。
ただし。局地的に値上がりしているものもありますから、全てを一律に考えることはできません。

街

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