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誤解から、私の反省と課題【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

喜ぶ営業マン
目次

誤解が生じる理由

つい先日のこと。
1年くらい前から相続税申告、相続登記、売却にまつわるもろもろの相談を受けていたA様の手続きは99%ほどは完了済みでした。(確定申告が途中なので、これが完了したら本当の意味で完了です。)

で、自宅(大きな土地)の売却なども相談を受けていましたので、それについて着々と準備を進めていたところ、Aさんは不安がずっとあったそうです。

この1年、ずっとサポートをしてきて、いろんな話をしていたし、質問にはちゃんとお応えしていたし、書面も私なりにお渡ししていた(つもりだった)ので、誤解が生じているなんて想像もしていませんでした。
私は口癖のように『わからないことはないですか?心配なことはないですか?』といつもお声がけをしていますから、Aさんは不安なことがあれば質問して下さる(はず)と思っているわけです。

ところが、、、誤解が生じていたのです。
私は、えっ!そうだったの、、?と、驚くしかありませんでした。

理由を教えてもらいました。すると大きくは2つのことがあったのです。

私が言った『価値がない不動産』です。

Aさんには、
①すこし落ち着いたら現在お住いの土地を全部売却して住み替えるか
②今の家に住み続け残りの部分の土地を売ろうか?
という考えがありました。

私はプロですから、Aさんが土地を切り売りして残した土地の価値が、大きく損するのは簡単にわかります。
そういうやり方をすると、残した部分に限っては『無価値と同等』くらいになってしまう話しをしたところ、『今ある土地全体の価値がゼロ円』と誤解してしまい、私に対し不安と不信が生じてしまったそうです。

(もしも、土地全体の価値がゼロ円だと言っていたなら、私は完ぺきな嘘つきになってしまいますね。)

私は、そんな説明はしていないのですが、わかりやすい書面を提示していなかったため、Aさんが記憶の断片を張り合わせた結果、誤解が生じてしまったようでした。

私は常にAさんの幸せを願い、より豊かな人生を送って頂く方法をお伝えしたつもりが、真逆の受け止め方をされていたことに驚きました。でも、改めてご説明をしたら、誤解が解けたので良かったと思いました。

私自身、かれこれ19年くらい不動産業に就いてますが、最初の5年くらいは、いろんなことが分からなくて本当に悩みました(笑)
誰も教えてくれないし、自分で調べたことを答え合わせもできないので、勉強をしても正しいのかわからないから自信を持って説明ができなかったのです。

あの時の自分よりも、Aさんはわからないわけですから、それは不安になるよな~と思いました。
後で振り返りができる何かしらのわかりやすい書面をお渡ししておくべきだったと反省しました。

税理士の説明が理解できない。(むずかしすぎる)

私が紹介した税理士が納税金額の説明をしたところ、そこに不信感がわいてしまったそうです。

たしかに金額は3桁万円の納税ですから、普通の人にはなかなかびっくりする金額です。
今回は相続税と不動産譲渡所得税の2つの納税があり、この2つの税金を混同してしまったようです。

税金はとてもわかりづらく、かつ、私(宅建士)は税法については関与できない立場なので、私ができることといえば税理士から聞いたことをAさんにわかりやすく解説するくらいなのです。
今回のケースのように、私から一旦手離れしたときに誤解が生じやすいことがわかりました。
税理士は、2~3月の確定申告の時期は、物凄い膨大な申告数があり、一人のお客様に対し、細かく説明をする時間が取れません。なおかつ、今年はインボイスが始まった初めての確定申告なので税理士業界は大混乱になっているので余計に税理士の説明が不足がちになっているようです。
そういったこともAさんの不安に直結してしてしまったんだろうと思いました。

すぐ忘れちゃう

なるほど、Aさんは私とお話しをしている時、その時は十分に理解納得をされていると思うのですが、数日経つと忘れてしまうようです。
私も忘れっぽいので、すごく良くわかります( ´∀` )

改善策

物件調査をします

改善策については、これから考えないといけませんが、全てのことを書面や電磁的記録にするほかないと思いました。
Aさんは、たまたまメールなどを利用されない方でしたので、メールなどの記録媒体が利用できませんでした。
そのため、振り返りがしづらい環境でもありました。

不動産は、比較的年齢が高い方と対応することが多い業界なので、そういった方に誤解がないようにしなければなりません。そのためには、やっぱりアナログな書面をお渡しすることが一番なのかもしれません。
といっても、お渡しした書面を紛失してしまえば、やっぱりわからなくなってしまうこともあって、完全に改善する術はおそらくないんだと思います。
そういう意味では、一番の改善策は、お互いが信頼できる関係になって、わからないことはその都度、何回でも聞けるようにしておくことが大切だと思います。

一瞬ビビる松田(笑)

今回、私の目の届かないところで誤解が生じていたようです。
その間に、Aさんは未来幸せ( ´∀` )投資のため、お金を使ってしまいました。
納税直前だったので、お金は不足しないのだろうかと松田はけっこうビビってしまいました(笑)

不測の事態が起こらないよう税理士に確認をしたところ、とりあえず問題なさそうだったので安心しました。
私は、Aさんが幸せになるのは大賛成ですし、背中をどんどん押してあげたいところですが、今回は心臓に良くないよー(笑)

満面の笑顔

年配のかた

結果、Aさんの誤解が解けたこと、Aさんが本当に幸せそうな満面の笑みだったことが、自分のことのように、とてもうれしく思いました。
この約1年、Aさんにとって暗い出来事から始まり、そして明るい未来に変化するまで一連をサポートさせていただきました。
はじめてお会いしたAさんは暗い雰囲気がありました。
それは仕方のない事ではありましたが、
この1年で新たな出会いもあり、ものすごく良い方向に変わったことが、私にとって心からうれしいことでした。

今回は、誤解が生じてしまったことは素直に反省し改善を要しますが、最終的にAさんが満面の笑顔になってくれたことが、本当にうれしかった松田です( ´∀` )

これからも、いろんな形で社会貢献とお仕事を両立できるように人のご縁をつないでいきたいと思います!

喜ぶ営業マン

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